SAMLの概要

SAMLの概要

SAML認証とは

SAMLは、Security Assertion Markup Language(セキュリティ・アサーション・マークアップ言語)の略です。これは、異なるサービス間での認証を行うフェデレーション認証のための業界標準仕様です。フェデレーション認証により、ユーザーは認証情報を転送/保存することなく、アプリケーションにアクセスできます。


シングルサインオン(SSO)とは

シングルサインオン(SSO)とは何かを理解する前に、従来の認証がどのように機能するのかを説明する必要があります。

  1. サービスは、ユーザーが一連のサインイン認証情報、つまりユーザー名とパスワードを送信する必要があるサインインページをユーザーに表示します。一部のサービスでは、ワンタイムパスワードなどの、より多くの認証情報が要求される場合があります。
  2. ユーザーによって送信された認証情報は、サービスのデータベースに存在する認証情報と照合されます。

従来の認証は、非常に直感的です。すべてがサービス内で管理され、簡単な認証方法をユーザーに提供します。ただし、ユーザーがアプリケーションごとに異なる一連のサインイン認証情報を使用して、複数のアプリケーションにアクセスする必要がある場合、たちまちユーザーにとって面倒な作業になります。ユーザーは複数の認証情報を覚えておき、さまざまなパスワードポリシーに準拠する必要があります。

シングルサインオン(SSO) は、ユーザーの認証情報を1度送信するだけで、Zohoや外部アプリケーションにアクセスできる機能です。ユーザーは、アクセスが必要なアプリケーションごとに、一連のユーザー名とパスワードを覚えておく必要はありません。Zohoは、SAML認証を使用して、外部アプリケーションとのシングルサインオン(SSO)を実現します。

機能概要

IDプロバイダー(IdP)を起点としたシングルサインオンの流れ(IdP initiated SSO)


  1. ユーザーが、Zohoサービスにアクセスしようとします。
  2. ユーザーは、自分のIDプロバイダー(IdP)にログインし、Zohoアプリケーションを選択します。
  3. IdPで、署名付きSAMLアサーションレスポンスが生成され、ZohoのACS(Assertion Consumer Service:アサーション・コンシューマー・サービス) URLエンドポイントに送信されます。
  4. Zohoで、SAMLアサーションレスポンスが認証されます。認証が成功すると、ユーザーによる認証済みのZohoサービスへのアクセスが許可されます。

サービスプロバイダー(SP)を起点としたシングルサインオンの流れ(SP initiated SSO)


  1. ユーザーが、Zohoサービスにサインインしようとします。 
  2. Zohoで、SAML認証リクエストが生成され、HTTPリダイレクトバインディングを使用して、IDプロバイダー(IdP)に送信されます。
  3. IdPで、ユーザーが認証されます。署名付きSAMLアサーションレスポンスが生成され、ZohoのACS URLエンドポイントに送信されます。
  4. Zohoで、SAMLアサーションレスポンスが認証されます。ユーザーによるZohoサービスの使用が許可されている場合は、サービスへのアクセスが許可されます。

Zoho AccountsでのSAML設定方法方法と、各種IdP(GoogleOktaOneLoginMicrosoft Entra IDAuth0ADFS)を使用したSAML認証によるZohoアプリケーションへのアクセス方法については、関連するヘルプページをご参照ください。