Webページ/アプリケーション/ブログへのレポート/ダッシュボードの埋め込み

Webページ/アプリケーション/ブログへのレポート/ダッシュボードの埋め込み

Zoho Analyticsでは、テーブル/レポート/ダッシュボードをWebサイト/Webアプリケーション/ブログ/イントラネットページなどに埋め込むことができます。また、埋め込んだテーブル/レポート/ダッシュボードにアクセスする人に対して、Zoho Analyticsアカウントへのログインの有無を指定することも可能です。埋め込んだテーブル/レポート/ダッシュボードには、常に最新のデータが反映されます。最新のデータをインターネット上でいつでも確認することが可能です。

1.Webサイトやブログに埋め込むことができるレポートの種類は?

テーブル、グラフ、ピボットテーブル、表形式レポート、要約レポート、クエリーテーブル、ダッシュボードなど、すべての種類のテーブル/レポート/ダッシュボードを埋め込むことができます。テーブル/レポート/ダッシュボードを埋め込むには、対象のテーブル/レポート/ダッシュボードのHTMLコードを取得し、埋め込み先のHTMLの<body>タグ内に貼り付ける必要があります。HTMLコードの作成方法については、以下の質問と回答をご参照ください。

2.レポート/ダッシュボードを埋め込むにあたって設定可能なアクセス権限は?

レポート/ダッシュボードを埋め込むにあたって設定可能なアクセス権限には、以下の3種類あります。

  1. ログインが必要:レポート/ダッシュボードを埋め込むにあたって、最も安全性の高い方法です。このアクセス権限においてレポート/ダッシュボードにアクセスできるのは、事前にレポート/ダッシュボードを共有されているユーザーのみです。また、ユーザーはZoho Analyticsアカウントにログインする必要があります。
  2. ログインが不要このアクセス権限では、ユーザーはZoho Analyticsアカウントにログインせずにレポート/ダッシュボードにアクセスできます。このアクセス権限を設定すると、ランダムな値(コード)を含むURL(限定公開リンク)が生成されます。推測するのが難しいURLのため、一定の安全性を確保できます。このアクセス権限は、Zoho Analyticsのプレミアムプランとエンタープライズプランでのみ設定可能です。
  3. 公開範囲を指定(組織内または一般公開)このアクセス権限では、組織内に範囲を限定して公開するか、一般公開するかを選択できます。前者の場合、Zoho AnalyticsまたはZohoにおいて管理者と同じ組織内に登録されているユーザーが、レポート/ダッシュボードにアクセスできます。後者の場合、レポート/ダッシュボードはWeb上で一般公開され、URLを知っている人が誰でもアクセスできます(Zoho Analyticsアカウントへのログインは不要です)。また、限定公開リンクのような乱数/コードは生成されません。

3.各アクセス権限の違いは?

[ログインが必要]のアクセス権限では、埋め込んだレポート/ダッシュボードの安全性/機密性を高めることができます。レポート/ダッシュボードにアクセスしたユーザーは、Zoho Analyticsアカウントにログインするように促されます。また、管理者は、ユーザーに対して事前にレポート/ダッシュボードを共有する必要があります。 

[ログインが不要]のアクセス権限を設定すると、推測するのが難しい乱数(コード)を含むURLが生成されます。ユーザーは、レポート/ダッシュボードにアクセスする際にZoho Analyticsアカウントにログインする必要はありません。一定の安全性は確保されますが、推測される可能性はゼロではありませんのでご注意ください。

[公開範囲を指定(組織内または一般公開)]のアクセス権限では、組織内に範囲を限定して公開するか、一般公開するかを選択できます。前者の場合、Zoho AnalyticsまたはZohoにおいて管理者と同じ組織に登録されているユーザーが、レポート/ダッシュボードにアクセスできます。後者の場合、レポート/ダッシュボードはWeb上で一般公開され、URLを知っている人が誰でもアクセスできます(Zoho Analyticsアカウントへのログインは不要です)。また、限定公開リンクのような乱数/コードは生成されません。

4.[ログインが必要]のアクセス権限を設定してレポート/ダッシュボードを埋め込むには?

 



5.[ログインが不要]のアクセス権限を設定してレポート/ダッシュボードを埋め込むには?

 



6.[ログインが不要]のアクセス権限を設定した場合において、レポート/ダッシュボードへのアクセス用のパスワードを設定できますか?

はい。レポート/ダッシュボードで[ログインが不要]のアクセス権限を設定した場合において、アクセス用のパスワードを設定し、レポート/ダッシュボードにアクセスするユーザーに対してパスワードを入力するように促すことができます。[ログインが不要]のアクセス権限を設定すると、推測するのが難しい乱数(コード)を含むURLが生成されます。アクセス権限の設定に加えてさらにパスワードの入力を促すことで、安全性/機密性を高めることができます。パスワードの設定を有効にするには、レポート/ダッシュボードの埋め込みの設定画面から[アクセス権限]→[ログインが不要]の順に移動し、[アクセス用のパスワードを設定する]のチェックボックスにチェックを入れます。 




7.[ログインが不要]のアクセス権限を設定した場合において、限定公開リンクの有効期限を設定できますか?

はい、限定公開リンクの有効期限を設定できます。設定するには、レポート/ダッシュボードの埋め込みの設定画面から[アクセス権限]→[ログインが不要]の順に移動し、[有効期限を設定する]のチェックボックスにチェックを入れます。こちらで設定した有効期限の間は、レポート/ダッシュボードにアクセスできます。有効期限を過ぎると、限定公開リンクが無効になり、レポート/ダッシュボードにアクセスできなくなります。管理者は、有効期限を延長することも可能です。




8.テーブル/クエリーテーブルを埋め込むにあたって、テーブル/クエリーテーブル内の特定の列を選択して埋め込むことはできますか(特定の列を除外できますか)? 

はい。テーブル/クエリーテーブルを埋め込むに際に、列を選択してWebページに埋め込むことができます。この機能は、テーブル/クエリーテーブルを埋め込む際に特定の情報を省きたい場合に役立ちます(例:個人情報や機密情報を除外して共有する場合など)。 

テーブル/クエリーテーブルで列を選択して埋め込むには、以下の手順を実施します。
  1. 対象のテーブル/クエリーテーブルを開きます。
  2. 画面右上から[共有する][埋め込み]の順にクリックします。
  3. [アクセス権限]の欄で[ログインが不要]を選択し、[OK]をクリックします。以下の画像のように、[アクセス権限]の欄に[権限を編集する]が表示されます。



  4. [権限を編集する]をクリックします。権限とフィルターの設定画面が開きます。 
  5. [表示]の下に表示される[すべての列]をクリックし、埋め込み先のWebページで表示する列を選択します。
  6. 選択した列を確認し、[OK]をクリックします。選択した列のみが、テーブル/クエリーテーブルを埋め込んだWebページに表示されます。 

9.[公開範囲を指定(組織内または一般公開)]のアクセス権限を設定してレポート/ダッシュボードを埋め込むには?

 



10.埋め込んだレポート/ダッシュボード上で行える操作は?

埋め込んだレポート/ダッシュボードでは、さまざまな操作を行うことができます。埋め込み先のWebページにアクセスしたユーザーは、Zoho Analyticsのレポート/ダッシュボードの表示画面で操作するのと同じようにWebページでレポート/ダッシュボードを操作することが可能です。埋め込んだレポート/ダッシュボードで行える操作は以下のとおりです。

  1. ツールチップの表示/データ系列の強調表示
  2. 元データの表示 
  3. ドリルダウン(データの掘り下げ) 
  4. グラフの種類の変更 
  5. ユーザーフィルターの適用(グラフにユーザーフィルターが適用されている場合)
  6.  凡例の操作 

管理者は、レポートを画像として埋め込むこともできます。この機能はグラフでのみ対応しています。画像として埋め込まれるため、読み込み速度が向上します。 


11.限定公開リンクを含む埋め込み用のコードを再生成しましたが、以前にWebページで埋め込んだレポート/ダッシュボードが表示されなくなりました。どうしたらよいですか?

限定公開リンクを含む埋め込み用のコードをリセット/再生成すると、以前の限定公開リンクは無効になります。埋め込み先のWebページで埋め込み用のコードを新しいコードに変更する必要があります。


12.すでに埋め込んでいるレポート/ダッシュボードの権限を編集するには?

すでに埋め込んでいるレポート/ダッシュボードの権限を編集するには、以下の手順を実施します。

  1. 対象のレポート/ダッシュボードを開き、画面右上から[共有する]→[埋め込み]の順にクリックします。
  2. 埋め込みの設定画面で、画面右上の[編集する]をクリックするか、[アクセス権限]の欄に表示されている[権限を編集する]をクリックします。



13.埋め込んだレポート/ダッシュボードへのアクセス権限を削除するには?

アクセス権限を削除するには、以下の手順を実施します。

  1. 対象のレポート/ダッシュボードを開き、画面右上から[共有する]→[埋め込み]の順にクリックします。
  2. 埋め込みの設定画面で、画面右上の[編集する]をクリックします。
  3. 対象のユーザー/グループにカーソルを合わせて、[削除する]アイコンをクリックします。



14.レポート/ダッシュボードを埋め込むにあたって、アクセスするユーザーに応じて動的にフィルターを適用できますか?

はい、できます。フィルター条件を設定することで、レポート/ダッシュボードを埋め込んだWebページにアクセスしたユーザーに応じて、レポート/ダッシュボードで表示する内容を動的に変更することが可能です。

たとえば、「Sales」(売上)に関するレポートをWebページに埋め込むとします。この場合、「Region」(地域)に関するフィルター条件を設定することで、「West」(西部)の地域の営業担当者がWebページのレポートにアクセスした際に、「West」(西部)の売上に関するデータのみをレポート上に表示することが可能です。他の地域の営業担当者にも同様のフィルター条件を適用できます。

フィルターを適用するには、HTMLのiframeタグのコード内にパラメーター「ZOHO_CRITERIA」を入力し、続けてフィルター条件を入力します。Webサイトがブラウザーに読み込まれるたびに、指定したフィルター条件に基づいて埋め込んだレポートにフィルターが適用され、データが表示されます。

例:

フィルター条件を指定したHTMLコードは、以下のようになります(テーブル用のHTMLコードです)。 

上記のコードを埋め込むと、「Sales」(売上)のテーブルがWebページに表示されます。「Region」(地域)が「West」(西部)の売上だけを表示するようにフィルター条件を指定するには、パラメーター「?ZOHO_CRITERIA=("Region"='West')」をHTMLコード内に追加します。パラメーター「Region」(地域)はテーブルの列名です。このフィルター条件では、「Region」(地域)が「West」(西部)に該当するデータのみがWebページに表示されます。なお、パラメーターはエンコード(符号化)する必要があります。エンコード(符号化)には、こちらのツールやインターネット上で入手可能な他のツールを使用できます。

上記のパラメーターをエンコード(符号化)した後のコードは、以下のとおりです。 

<iframe frameborder=0 width="800" height="600" src=" https://analytics.zoho.com/open-view/1156972000001226026%22 ?ZOHO_CRITERIA=("Region"%3D%27West%27) '></iframe>

上記のコードをWebページに埋め込むと、テーブルには「West」(西部)の地域に一致するデータのみが表示されます。



フィルター条件の形式 

フィルター条件を指定するにあたって、データベースでデータを扱うための「SQL」(Structured Query Language)と呼ばれる言語におけるSELECT構文(WHERE句)を使用できます。また、SQLの標準関数をフィルター条件内で使用することも可能です。Oracle、MS SQL Server、MySQL、Db2、Sybase、ANSI SQL、Informix、PostgreSQLで対応している標準関数であれば、フィルター条件で使用できます。 

一般的な条件の形式は、以下のとおりです。 
ZOHO_CRITERIA="(<列名/SQL式/SQL関数><関係演算子><値/列名/SQL式/SQL関数>)" 

説明:

列名
フィルター条件を適用する列の名前です。
SQL式

有効なSQLの式です。

例:"Sales"-"Cost">1000

使用可能な算術演算子:+、-、*、/

SQL関数
Oracle、MS SQL Server、MySQL、Db2、Sybase、ANSI SQL、Informix、PostgreSQLで使用可能な標準関数です。 
例:year(日付の列) = 2022
関係演算子
SQLのSELECT構文(WHERE句)で使用できる、値を比較するための関係演算子です。以下の演算子を使用できます:
  • =
  • !=
  • <
  • >
  • <=
  • >=
  • LIKE
  • NOT LIKE
  • IN
  • NOT IN
  • BETWEEN

条件と一致するかどうか識別するための値を指定します。

例:"Department" = 'Finance"

この例では、「Department」(部門)が「Finance」(経理)と一致するかどうか識別されます。 



また、以下のように複数の列をフィルター条件内で指定することもできます。
((Region='South' AND "Sales" < 10000) OR ("Region='West' AND "Sales" < 10000)) 

条件の形式に関するメモ:
  • SQLのSELECT構文(WHERE句)と同様に、ANDやORなどの論理演算子を使用することにより、上記の形式で定義した条件をいくつでも組み合わせることができます。また、条件をグループ化する場合は、中括弧()を使用します。
  • テキストの値は、単一引用符「'」で囲みます。
  • 列名は、二重引用符「"」で囲みます。
    • 例:("Date Of Birth" = '2022-01-31 00:00:00')
  • 通貨記号やパーセント記号は条件に使用できません。
    • 有効な例1:「currency_column = 75.66」
    • 有効な例2:「percent_column = 100」
    • 無効な例:「currency_column = $75.66」、「percent_column = 100%」

SQLのSELECT構文(WHERE句)に関する詳細については、こちらをご参照ください。