データブレンディング

データブレンディング

データブレンディングとは、異なるデータソース間のデータを組み合わせてレポートやダッシュボードを作成するための機能です。Zoho Analyticsにはデータの組み合わせ方法が複数ありますが、データブレンディングは他の方法に比べてビジネスアプリケーション間におけるデータ結合に特化しています。データブレンディングでは、データの内容や関係性をもとに参照関係が自動で設定され、アプリケーションをまたいで複数のテーブル同士の参照関係が一括で設定されます。設定された参照関係をもとに、データを組み合わせてレポートやダッシュボードを作成することができます。なお、この機能は、対応しているアプリケーションの組み合わせでのみ有効です。それ以外の場合は、ルックアップ列などを用いて手動でデータを組み合わせることが可能です。

このページでは、データブレンディングについて説明します。

概要

1.データブレンディングとは?

データブレンディングとは、異なるデータソースのテーブル間のデータを組み合わせてレポートやダッシュボードを作成するための機能です。データを組み合わせることで、データをより詳細に分析することができます。

2.Zoho Analyticsで使用できるデータの組み合わせ方法は?

データを組み合わせるにあたって、Zoho Analyticsには以下の方法が用意されています。

自動結合によるテーブルの結合参照関係の設定をもとに、ワークスペース内の複数のテーブルを自動で結合できます。ワークスペース内で参照関係が設定されているテーブルは、レポートの作成画面左側にすべて表示されます。また、ワークスペース内のモデル図の画面からテーブル間の参照関係を確認することもできます。



ルックアップ列によるテーブル間の参照関係の設定ルックアップ列(他のテーブルのデータを参照して関連付けるための列)をもとに、テーブル間における参照関係を手動で設定できます。

クエリーテーブルによるテーブルの結合:データベースでデータを扱うための「SQL」(Structured Query Language)と呼ばれる言語におけるSELECT構文(データを抽出するための構文)を使用して複数のテーブルからデータを集め、独自のテーブル(クエリーテーブル)を作成できます。クエリーテーブルによって出力されたデータは、テーブルと同様のデータ構造を持ちます。クエリーテーブルを他のユーザーに共有したり、クエリーテーブルをもとに別のクエリーテーブルを作成したりすることも可能です。



メモ:クエリーテーブルの作成に使用された元テーブルは、作成したクエリーテーブルに関連付けられません(個別のテーブルとして扱われます)。
データブレンディング:データブレンディングは、異なるビジネスアプリケーション間におけるデータ結合に特化した結合方法です。ルックアップ列をもとに、異なるビジネスアプリケーションのテーブルを結合します。以下の画像は、データブレンディングを通じてZoho CRMとZoho Deskのテーブルを結合した例です。テーブルの結合においては、各テーブルのルックアップ列が自動で識別されて使用されます。異なるビジネスアプリケーション間においてデータを手間なく簡単に結合することができます。



3.データブレンディングを使用するメリットは?

たとえば、Zoho CRMでは顧客データを管理していて、Zoho Financeでは決済データを管理しているとします。この場合、両方のデータを組み合わせることで、顧客の決済に関するデータをより多角的に分析することができます。このように異なるビジネスアプリケーション間においてデータを組み合わせて分析したい場合に、データブレンディングが役立ちます。 

異なるビジネスアプリケーション間のデータを組み合わせることで、より詳細にデータを分析できます。

4.データブレンディングを使用してデータを結合するには?

データブレンディングを使用してデータを結合するには、はじめに対象のビジネスアプリケーションの詳細分析コネクターを設定する必要があります。詳細分析コネクターを設定し、データブレンディングを有効にすると、各詳細分析コネクター間でルックアップ列が識別され、データが自動で結合されます。 

以下では、Zoho CRMとZoho SalesIQの詳細分析コネクターを例に設定方法を説明します。データブレンディングを使用してデータを結合するには、以下の手順を実施します。

  1. Zoho CRMのワークスペースを開きます。
  2. 画面左側のメニューから[作成する][新しいテーブル/データをインポートする]の順にクリックします。

  3. データのインポート画面で、一覧から[Zoho SalesIQ]を選択します。
  4. Zoho SalesIQの詳細分析の設定画面で情報を入力し、[次へ]をクリックします。
  5. データのインポートの設定画面で、インポート元となる組織を選択します。Zoho CRMの詳細分析コネクターがすでにワークスペースに設定されているため、Zoho SalesIQの列が自動で識別され、ルックアップ列を通じてZoho CRMとZoho SalesIQの組織におけるデータの参照関係が自動で設定されます。必要に応じて参照関係をカスタマイズすることもできます。参照関係をカスタマイズするには、[データブレンディング]のチェックボックスの隣に表示される[カスタマイズする]をクリックします。
  6. データブレンディングの設定画面が表示されます。こちらでは、設定可能な参照関係がすべて表示されます。チェックボックスにチェックを入れて、参照関係を追加します。
  7. [作成する]をクリックします。
  8. 設定が完了すると、Zoho SalesIQのデータがZoho CRMのワークスペースにインポートされます。また、標準のレポートやダッシュボードが自動で作成されます。必要に応じて、Zoho CRMとZoho SalesIQのデータを組み合わせて独自のレポートを作成することもできます。

    メモ:
    • ワークスペース内で他の詳細分析コネクターのデータを結合する場合は、上記の手順を参考に同様の操作を行ってください。
    • データブレンディングを通じてワークスペース内で異なるビジネスアプリケーション間のデータを組み合わせるには、対象のビジネスアプリケーションの詳細分析コネクターをあらかじめ設定しておく必要があります。
    • データブレンディングによるデータ結合は、すべてのビジネスアプリケーションの組み合わせには対応していません(対応している組み合わせについては、こちらの質問と回答をご参照ください)。データブレンディングに対応していないビジネスアプリケーションの場合は、ルックアップ列を使用して参照関係を手動で設定する必要があります。

5.データブレンディングに対応している詳細分析コネクターの組み合わせは?

データブレンディングに対応している詳細分析コネクターの組み合わせは、以下のとおりです。

  • Zoho CRM - Zoho Finance
  • Zoho CRM - Zoho Desk
  • Zoho CRM - Zoho SalesIQ
  • Zoho CRM - Zoho Campaigns
  • Zoho SalesIQ - Zoho Desk
  • Zoho SalesIQ - Salesforce
  • Zoho SalesIQ - Zendesk
  • Hubspot CRM - Hubspot Marketing
  • Hubspot CRM - Xero

6.データブレンディングを通じて結合したデータをもとにレポートやダッシュボードを作成するには?

ワークスペース内で詳細分析コネクターを設定し、データブレンディングを使用してデータを結合すると、標準のレポートやダッシュボードが自動で作成されます。結合したデータをもとに独自のレポートやダッシュボードを作成することも可能です。作成方法は、通常のレポートやダッシュボードの作成方法と同様です。また、Ziaに質問することで、これらのデータからレポートやダッシュボードを作成することもできます。

7.それぞれのデータの結合方法の違いは?


自動結合/ルックアップ列
データブレンディング

自動結合では、Zoho Analyticsのワークスペースにインポートしようとしているデータ(テーブル)の内容に応じて、データ(テーブル)間の参照関係が自動で識別されて設定されます。 

ルックアップ列による結合では、新しいデータ(テーブル)を既存のワークスペースにインポートする際にルックアップ列を作成し、手動で参照関係を設定します。 

データブレンディングは、異なるビジネスアプリケーション間におけるデータ結合に特化した結合方法です。アプリケーション間のデータの参照関係が自動で識別されて設定されます。ルックアップ列のように2つのテーブル間の参照関係を設定するだけでなく、複数のテーブル間での参照関係を一括で設定することが可能です。

利用例

1.データを手動で組み合わせることはできますか?

はい、できます。以下のいずれかの方法でデータを組み合わせることが可能です。 

  • 対象のデータソースからデータをインポートした後、ルックアップ列をもとにデータを組み合わせることができます。
  • データベースでデータを扱うための「SQL」(Structured Query Language)と呼ばれる言語におけるSELECT構文(データを抽出するための構文)を使用して複数のテーブルからデータを集め、独自のテーブル(クエリーテーブル)を作成できます。作成したクエリーテーブルをもとに、レポートやダッシュボードを作成することが可能です。 

2.複数のデータソースから取得したデータを組み合わせることはできますか?

はい、できます。1件のワークスペース内に複数のビジネスアプリケーションからデータをインポートする場合で、それらのビジネスアプリケーションがデータブレンディングに対応している場合、データは自動で結合されます。 

なお、参照関係をもとにデータを手動で結合することも可能です。