Zoho BookingsとWhatsAppの連携

Zoho BookingsとWhatsAppの連携

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1. 要点

Zoho BookingsのWhatsApp連携では、予約に関する通知やリマインダーをWhatsApp経由で顧客やユーザーに直接送信できます。これらのWhatsAppメッセージには、動的変数や、予約の日時変更やキャンセルなどの処理を実行するためのボタンを含めることができます。

2. 機能の提供状況

Idea
WhatsApp連携
    • 特権管理者と管理者は、WhatsApp連携を設定、管理できます。
    • マネージャーとワークスペース管理者は、自身のワークスペースのWhatsAppによる通知とリマインダーを設定、管理できます。
    • スタッフは、WhatsApp連携を設定、管理できません。

3. 概要

WhatsAppは、デジタル端末を使用して個人と事業者がリアルタイムでやり取りできる、世界的に普及しているメッセージングプラットフォームです。安全なエンドツーエンド暗号化メッセージに対応し、シンプルで信頼性が高く、使い慣れたサービスとして多くの顧客に利用されています。ビジネスコミュニケーションでの利用拡大に伴い、WhatsAppは通知、リマインダー、アラートを配信する信頼性の高い手段となっています。
Zoho BookingsのWhatsApp連携では、予約に関する通知やリマインダーを自動化し、WhatsApp経由で顧客に直接送信できます。WhatsApp Businessアカウントが認証され、Zoho Bookingsと連携されると、次の操作を実行できます。
  • 顧客やユーザーに個別の通知やリマインダーを送信できます。
  • 承認済みのWhatsAppテンプレートを使用してメッセージを構成できます。
  • 予約の日時変更やキャンセルなどの処理に使用する動的ボタンを関連付けることができます。
WhatsAppとZoho Bookingsを連携すると、適切なタイミングでリマインダーや確認メッセージを送信して無断欠席を減らし、リアルタイムの最新情報によって顧客体験を向上させ、プロフェッショナルなコミュニケーションを通じて信頼関係を構築できます。これにより、Zoho Bookingsは予約管理と顧客対応の両方を行える統合プラットフォームとなり、予約手続きの間、ユーザーと顧客は常に最新情報を把握し、連絡を取り合うことができます。

4. 活用例

ジルカーは、マネージドITサービスを提供する企業で、サポートセッションやオンボーディング通話を予約するためにZoho Bookingsを使用しています。コミュニケーションを強化し、予約忘れを減らすため、ジルカーはWhatsAppをBookingsの通知システムに連携しています。この設定により、新規および既存の顧客と社内ユーザーの両方が、Bookingsでの予約に関するWhatsAppメッセージを適切なタイミングで受信できます。これらのメッセージには、予約の確認やリマインダーに加え、日時変更やキャンセルを行うためのボタンが含まれます。WhatsAppは広く普及し、使い慣れたプラットフォームであるため、迅速かつ効果的なコミュニケーションが可能です。これにより、関係者全員が最新情報を把握でき、予約体験全体が効率化され、無断欠席も減少します。

5. BookingsでのWhatsApp連携の設定

5.1 WhatsAppを連携する手順

前提条件
  1. Metaで直接所有している有効なWhatsApp Businessアカウント(WABA)が必要です。これにより、事業用のWhatsAppプロフィールをZoho Bookingsと連携し、公式の事業用電話番号からメッセージを送信できます。

  2. 管理者のアクセス権限を持つ認証済みのMeta Business Managerアカウントと、WhatsApp Businessアカウントに関連付けられた認証済みの電話番号が必要です。これにより、承認された事業者のみがWhatsApp連携を管理し、認証済みのメッセージを顧客に送信できます。
  • WhatsAppのメッセージ送信は有料サービスのため、Meta Businessアカウントに有効な決済方法を設定する必要があります。

BookingsとWhatsAppを連携するには、WhatsApp Business IDとシステムユーザートークンが必要です。
  1. 画面右上の[管理センター] アイコンをクリックし、[連携]の下にある[コネクター]をクリックします。



  2. [WhatsApp]の横にある[連携する]をクリックします。




  3. ポップアップにシステムユーザーのアクセストークンとWhatsApp Businessアカウント(WABA)IDを入力し、[次へ]をクリックします。

     

  4. 次の画面で、事業で使用するメインのWhatsAppの番号を選択し、[連携する]をクリックします。



  5. WhatsAppとの連携が完了しました。



5.2 WhatsApp用のシステムユーザートークンを生成する手順

WhatsApp BusinessアカウントをZoho Bookingsと連携するには、Meta(Facebook)Businessアカウントでシステムユーザートークンを生成する必要があります。このトークンにより、Zoho Bookingsがお客さまに代わって認証を行い、WhatsAppメッセージを送信できるようになります。
  1. Meta開発者ポータルにアクセスし、[ビジネス設定]に移動します。
  2. [アカウント]→[WhatsAppアカウント]で、WhatsApp Businessアカウント(WABA)を新規作成します。その際、有効な電話番号と事業情報を認証します。

    Notes
    メモ:WhatsApp Businessアカウントを作成するには、認証済みのMeta Businessマネージャーアカウントが必要です。また、アプリを公開するには、Meta開発者アカウントが必要です。

  3. [マイアプリ]に移動し、[アプリを作成]をクリックします。[アプリ名]を入力し、ユースケースとして[その他]を選択します。アプリの種類として[ビジネス]を選択し、[次へ]をクリックします。
  4. アプリのダッシュボードで[製品を追加]をクリックし、[設定](WhatsAppカード内)を選択します。



  5. 左側のバーにある[システムユーザー]([ユーザー]セクション内、[WhatsApp Business設定]の下)をクリックします。
  6. [追加する]をクリックすると、システムユーザーを新規作成できます。名前(例:Zoho Bookings連携)を割り当て、役割を[管理者]に設定します。



    次に、オプションアイコンをクリックして[アセットを割り当てる]を選択します。



  7. [トークンを生成]をクリックしてアプリを選択し、必要な権限を割り当てます:whatsapp_business_manage_events、whatsapp_business_management、whatsapp_business_messaging。権限を割り当てる際、選択できる場合はトークンの有効期限を[無期限]に設定します。また、現在Zoho Bookingsで対応しているのはユーティリティカテゴリーのみであるため、このカテゴリーのテンプレートだけを選択してください。

    Notes
    メモ:Zoho Bookingsでは、予約の更新やリマインダーなどの通知を目的とするユーティリティカテゴリーのテンプレートのみ利用できます。


     
完了したら、システムユーザートークンをコピーし、Bookings内のWhatsApp連携ページに貼り付けて連携を完了します。
Info
情報:システムトークンの有効期限が切れた場合、またはMetaから削除された場合は、新しいトークンを生成し、Zoho BookingsでWhatsAppアカウントを再連携する必要があります。

5.3 動画:WhatsAppとZoho Bookingsの連携方法

この動画では、WhatsAppとZoho Bookingsを連携する一連の手順を説明します。手順は次のとおりです。
  • WhatsApp Businessアカウント(WABA)の作成
  • Metaでの新しいアプリIDの作成
  • システムユーザーの追加
  • アセットの割り当てとアクセストークンの生成
  • Zoho Bookingsでの連携設定



5.4 メッセージテンプレートの作成手順

Zoho BookingsからWhatsApp通知を送信するには、メッセージテンプレートを作成し、Metaの承認を受ける必要があります。このドキュメントの手順に従って、メッセージテンプレートを作成してください。
  1. [Meta Businessマネージャー]に移動し、アプリを選択します。
  2. [WhatsAppマネージャー]→[メッセージテンプレート]に移動します。
  3. [テンプレートを作成]をクリックし、必須項目に入力します。
  4. Metaの承認を受けるため、[審査に送信]をクリックします。承認されると、Zoho Bookingsで使用できるようになります。


Notes
メモ:
  • Zoho Bookingsには、承認済みのメッセージテンプレートのみが表示されます。
  • メッセージテンプレートのヘッダーでは、メディア形式はサポートされていません。
  • メッセージテンプレートの本文では、番号付き変数はサポートされていません。
  • WhatsApp通知を送信するには、Meta Businessアカウントで決済を設定する必要があります。

5.4.1. メッセージテンプレートでの定義済み変数の使用  

Zoho Bookingsには、顧客名、予約ID、スタッフ名など、予約に関する詳細を自動的に取得する定義済み変数が用意されています。メッセージテンプレートの作成時にこれらの変数を使用すると、WhatsApp通知に関連情報を動的に挿入できます。
これらの変数を含むメッセージテンプレートをZoho Bookingsで選択すると、各変数が予約ごとのリアルタイムデータに置き換えられます。これにより、顧客ごとにパーソナライズされた、関連性が高く状況に応じたWhatsAppメッセージを送信できます。


たとえば、テンプレートに変数customer_nameを含めると、送信されるメッセージには予約した顧客の実際の名前が表示されます。

変数

説明

business_name

事業名

business_number

事業の連絡先番号

staff_name

予約を担当するスタッフの名前

staff_number

スタッフの連絡先番号

staff_email

予約を担当するスタッフのメールアドレス

cohosts

複数担当者予約におけるユーザーのメールアドレス一覧

service_name

予約されたサービスの名前

service_description

サービスの説明

staff_time_zone

スタッフのタイムゾーン

service_url

特定のサービスの予約URL

cancel_url

予約をキャンセルするためのリンク

reschedule_url

予約を変更するためのリンク

appointment_id

予約の一意のID

booking_id

予約参照ID

invoice_summary_url

予約の請求書の概要を表示するためのリンク

customer_name

予約した顧客の名前

customer_email

顧客のメールアドレス

customer_number

顧客の連絡先番号

customer_first_name

顧客の名

customer_last_name

顧客の姓

notes

追加のメモ(ある場合)

join_link

顧客がミーティングに参加するためのリンク

start_link

主催者がミーティングを開始するためのリンク

meeting_key

ミーティングの一意のID

pre_buffer

予約前の予備時間

post_buffer

予約後の予備時間

from_date

予約の開始日

from_time

予約の開始時間

to_date

予約の終了日

to_time

予約の終了時間

appointment_time

予約の時間範囲

booking_start_time

予約の開始時間

booking_end_time

予約の終了時間

booking_time_zone

顧客のタイムゾーン

assist_tech_url
リモートサポートにアクセスするためのリンク(該当する場合)
customer_start_time
顧客にとっての予約開始時間
(顧客のタイムゾーンに基づく)
customer_end_time
顧客にとっての予約終了時間
(顧客のタイムゾーンに基づく)
customer_time_zone
顧客のタイムゾーン
old_from_date
変更前の予約開始日
(予約変更時に使用)
old_from_time
変更前の予約開始時間
(予約変更時に使用)
old_to_date
変更前の予約終了日
(予約変更時に使用)
old_to_time
変更前の予約終了時間
(予約変更時に使用)

5.4.2. メッセージテンプレートへの動的ボタンの挿入     

動的ボタンをWhatsAppメッセージテンプレートに作成するには、
1. Meta Businessマネージャーアカウントで、メッセージテンプレートの本文セクションに移動します。
2. [+ ボタンを追加]をクリックし、[アクションを実行]→[Webサイトにアクセス]を選択して、[動的URL]の切り替えスイッチを有効にします。
3. [ベースURL]項目に、予約ページのリンクの固定部分を入力します。
その後、番号付きプレースホルダーの代わりに変数名を含めることができます(例:{{reschedule_url}}、{{booking_summary_url}})。これらの名前付き変数は、Zoho Bookingsでサポートされている変数一覧と一致している必要があります。

テンプレートをMetaに提出して承認されると、動的ボタンが追加され、Zoho Bookingsで利用できるようになります。テンプレートを選択し、各ボタンを対応するサポート対象の変数(予約IDや顧客名など)にマッピングできます。これにより、予約の詳細に基づいて、予約の変更、キャンセル、概要の表示など、カスタマイズされた操作ボタンをWhatsAppメッセージに追加できます。

メッセージテンプレートの例:

予約が正常に登録されました!

顧客の詳細:
👤 名前:{{customer_name}}
📞 電話:{{customer_number}}
📧 メールアドレス:{{customer_email}}
予約の詳細:
📅 日付:{{customer_from_date}}
⏰ 時間:{{appointment_time}}
🛎️ サービス:{{service_name}}
📍 場所:{{join_link}}
担当のスタッフ:
👨‍💼 {{staff_name}}
📞 {{staff_number}}

5.5 WhatsAppによる通知を有効にする手順

Zoho BookingsでWhatsAppによる通知を有効にすると、顧客とユーザーに通知やリマインダーを適切なタイミングで送信できます。承認済みのテンプレートを選択し、動的ボタンをマッピングすることで、予約に関する主な操作のメッセージ送信を自動化できます。

  1. [イベントの種類]→[通知設定]→[WhatsApp]タブに移動します。



  2. オプションアイコンをクリックし、WhatsAppによる通知とリマインダーを[有効]にします。



  1. 承認済みテンプレートの一覧から選択するには、[編集]をクリックします。



  2. テンプレートに動的URLボタンが設定されている場合、ボタンのアクション(予約の変更、キャンセルなど)を選択できます。

        

  3. 変更を確定するには、[保存]をクリックします。

6. 連携後の動作

WhatsApp連携が正常に設定されると、Zoho Bookingsは、選択したサービスについて、予約の確定、リマインダー、更新など、予約に関するWhatsAppメッセージの送信を開始します。顧客とスタッフには、[通知設定]セクションで設定された承認済みメッセージテンプレートに基づいて、各自のWhatsAppの番号宛てにこれらのメッセージが送信されます。送信される各メッセージには、動的変数を使用してリアルタイムの予約情報が挿入されるため、受信者に合わせた適切な内容が提供されます。選択したテンプレートに操作ボタン(予約を変更する、キャンセル、概要を表示するなど)が含まれている場合、顧客とスタッフはWhatsAppのチャット内で直接操作できます。

7. 注意事項

  • メッセージテンプレートでカスタマイズできるボタンには、ワークスペースURL、サービスURL、スタッフの予約URL、予約の概要、予約の変更、キャンセル、請求書URLがあります。
  • WhatsAppの番号、アプリキー、テンプレートのいずれかが削除された場合、またはトークンが無効になった場合、スタッフはWhatsApp Businessアカウントを再連携する必要があります。

8. 関連リンク