メーリングリストを購入してはいけない理由

メーリングリストを購入してはいけない理由

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要点:メーリングリストは決して購入しないでください。購入したメールアドレスの所有者はメールの受信に同意していないため、バウンス、迷惑メール報告、スパムトラップが発生し、送信者の信頼性が損なわれ、キャンペーンやアカウントが停止される可能性があります。また、GDPRやCASLなどの同意に関する法律に違反するおそれがあり、コンバージョン率も低くなります。代わりに、ダブルオプトイン、登録フォーム、イベント、ソーシャルメディアを活用して、リストを自然に増やしましょう。

Two computer screens exchanging an address book for a stack of cash, with a red cross above, showing that buying a mailing list is a bad idea.

今日の成功企業を詳しく見ると、その成功は独自のマーケティング戦略と顧客との関係によるものであることが分かります。成功企業の媒体、ビジネスモデル、規模はさまざまですが、すべてに共通する特徴があります。それは、ロイヤルティの高い顧客基盤です。テクノロジーを活用して高度なマーケティングチャネルやツールを構築しても、ビジネスを動かすのは顧客です。

そこで、「ロイヤルティの高い顧客基盤を構築するには、どのくらいの期間が必要なのか」という疑問が生じます。顧客基盤は一夜にして構築できるものではなく、適切な戦略に従っても、ある程度の時間が必要です。すぐに成果を得ようとして、顧客基盤を短期間で拡大するためにメーリングリストを購入するマーケティング担当者もいます。しかし、この方法は広範囲に悪影響を及ぼします。

リストの購入を避けるべき理由-インフォグラフィック

購入したメーリングリストは、送信元ドメインやIPアドレスの信頼性を損なうため、ビジネスに悪影響を与えます。また、受信トレイへの配信にも深刻な影響を及ぼし、コンバージョン目標の達成を妨げます。購入したメーリングリストを使用すべきでない理由を詳しく見ていきましょう。

CAN-SPAM、GDPR、その他の法律への違反

GDPRやCAN-SPAMなどの法律や規制は、商用メールやトランザクションメールに関する活動を監督するために制定されています。また、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)などの法律により、消費者には、企業が収集する自身の個人情報と、その利用方法や共有方法を知る権利が与えられています。マーケティング担当者がメーリングリストを購入し、同意を得ずにメールを送信すると、これらの法律に違反します。法律への違反は企業の評判を損ない、法的問題につながる可能性があります。

同意に関する規則は国によって異なります。GDPRとカナダのCASLでは通常、メールを送信する前に各受信者から有効な同意を得る必要がありますが、購入したリストでこの要件を満たすことはほとんどありません。米国のCAN-SPAMでは事前の同意は必須ではありませんが、特に、有効な住所の記載、明確な配信停止方法の提供、配信停止依頼への10営業日以内の対応が必要です。お住まいの地域の法律にかかわらず、Zoho Campaignsでは連絡先ごとに許可を得る必要があり、購入したリストの使用は認められていません。これは一般的な情報であり、法的助言ではありません。

アカウントとキャンペーンの停止

購入したメーリングリストには、使用されていないメールアドレスや無効なメールアドレス、スパムトラップ、ビジネスで提供する商品やサービスを必要としていない人のメールアドレスが含まれています。購入したメーリングリストにメールを送信すると、メールがバウンスしたり、迷惑メールに分類されたり、苦情が寄せられたりする可能性が高くなります。

Zoho Campaignsでは、迷惑メール率とバウンス率にしきい値を設定し、利用規約に記載しています。キャンペーンの迷惑メール率またはバウンス率がしきい値を超えた場合、そのユーザーによるキャンペーンの送信を一時停止します。また、キャンペーンで多数の配信停止が発生した場合も、そのユーザーによるキャンペーンの送信を一時停止します。Zoho Campaignsがキャンペーンを停止する条件とアカウントを停止する条件をご確認ください。

迷惑メールに関する苦情

購入したメーリングリストにメールを送信すると、一部の受信者がSpamhausやSpamCopなどの迷惑メール対策サービスに報告する場合があります。これらの迷惑メール対策サービスは、メールの送信に使用されたメールマーケティングサービスのプロバイダーに通知します。Zoho Campaignsでは、迷惑メールに関する苦情を深刻に受け止め、該当するユーザーに対して厳格な措置を講じます。

高いメールバウンス率

前述のとおり、販売されているメーリングリストには、多数の無効なメールアドレスが含まれています。このようなメーリングリストにメールを送信すると、必ずバウンスが発生します。多数のメールがバウンスすると、送信元ドメインやIPアドレスの信頼性が損なわれます。また、バウンス率が高いと、メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスからの評価も低下します。メールキャンペーンのバウンス率が高い場合、メールボックスプロバイダーによって、今後のキャンペーンが受信トレイに配信されなくなる可能性があります。バウンスをご確認ください。

迷惑メールとしての報告

購入したリストには、無効なメールアドレスだけでなく、メールの受信を選択しておらず、商品やサービスを利用する予定もない人のメールアドレスが含まれています。このようなメーリングリストにメールを送信すると、受信者がメールを迷惑メールとして報告する可能性があります。キャンペーンで多数の迷惑メール報告が発生すると、送信元ドメインやIPアドレスの信頼性が損なわれます。Googleは、送信者に対して迷惑メール率を0.10%未満に維持し、0.30%以上にならないよう求めています。また、Yahooも0.3%未満に維持することを推奨しています。苦情を防ぐ方法をご確認ください。

スパムトラップへのヒット

メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスは、不適切な送信方法を使用するマーケティング担当者を特定するために、スパムトラップを使用します。スパムトラップとは、実在するように見えても、いかなる通信にも使用されないメールアドレスです。スパムトラップには3つの種類があります。スパムトラップの影響をご確認ください。

プリスティンスパムトラップ

メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスは、メールアドレスを作成し、公開Webサイトに埋め込みます。これらのメールアドレスがメールの送受信に使用されることはありません。このように特別に設計されたメールアドレスは、スパマーや、不適切な方法でメーリングリストを構築しているマーケティング担当者を特定するために使用されます。

リサイクルスパムトラップ

メールボックスプロバイダーは、ユーザーが以前使用していた無効なメールアドレスをスパムトラップとして利用する場合があります。

入力ミスのあるメールアドレス

「john@gmali.com」、「Patricia@yaho.com」のように入力ミスのあるメールアドレスも、スパムトラップとして使用される場合があります。このようなスパムトラップは、プリスティンスパムトラップやリサイクルスパムトラップほど深刻ではありませんが、一定期間にわたってメールを送信すると、メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスからの評価が低下する可能性があります。

購入したメーリングリストには、このようなスパムトラップが多数含まれています。マーケティング担当者が購入したメーリングリストにメールを送信すると、メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスからの評価が低下します。送信元ドメインやIPアドレスの信頼性が損なわれ、ブロックリストに登録される可能性もあります。

IPアドレスと送信元ドメインのブロックリスト登録

メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスは、スパムトラップへのヒット、高いバウンス率、迷惑メール報告を問題のある兆候とみなします。キャンペーンでスパムトラップへのヒットや迷惑メール報告が発生し、バウンス率が高い状態が続くと、メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスによって、送信元ドメインやIPアドレスがブロックリストに登録される可能性があります。ブロックリストについて知っておくべきことと、ブロックリストに登録された送信元ドメインまたはIPアドレスへの対処方法をご確認ください。

コンバージョン率の低下

メールキャンペーンが成功したといえるのは、受信者がメールを開封し、メール内のリンクをクリックして、商品やサービスを購入した場合のみです。マーケティング担当者にとって、送信したメールが未開封のままになることは避けたいものです。購入したメーリングリストにメールを送信すると、その多くが開封されない可能性があります。受信者がメールを開封しなければ、コンバージョン目標を達成できません。購入したメーリングリストを使用すると、キャンペーン作成に費やした労力が無駄になってしまいます。

メーリングリストを増やすためのヒント

購入せずにメーリングリストを増やすには、どのような方法があるでしょうか?ダブルオプトイン方式を使用すると、メーリングリストを自然に増やすことができます。ダブルオプトイン方式は2段階のプロセスです。まず見込み客のメールアドレスを収集し、次にメールの受信を希望するかどうかを確認するメールを送信します。これにより、関心のある連絡先のみをメーリングリストに追加できます。また、確認済みのアドレスのみが追加されるため、入力ミスのあるアドレスやスパムトラップがリストに含まれるのを防げます。登録フォームの使用、イベントの開催、ソーシャルメディアキャンペーンの実施も、メーリングリストを効果的に増やすのに役立ちます。

マーケティング担当者は、キャンペーンの成果を左右するのはメーリングリストの規模ではなく、質であることを理解する必要があります。自然に獲得した顧客基盤は、規模が小さく見えても、メーリングリストを購入して構築した巨大な顧客基盤より高い効果を発揮します。ロイヤルティの高い顧客基盤を構築する唯一の方法は、メーリングリストを自然に増やすことです。時間はかかりますが、自然に構築した顧客基盤は優れた成果をもたらします。一方、購入したメーリングリストは、コンバージョン目標を達成できる可能性を下げるだけです。