Zoho Deskの[活動]タブの[通話]メニューでは、通話データを登録し、一覧表示できます。たとえば、すでに完了した着信通話/発信通話や、これから発信する予定の通話の情報などを通話データとして登録することが可能です。通話データには、データ一覧からアクセスできます。
データ一覧には、すぐに使用できる初期設定の一覧(あらかじめ用意されている一覧)があります(例:[すべての通話]、[自分の未対応の通話]、[今日の通話]など)。また、初期設定の一覧の他に、必要に応じて、独自の一覧を作成することもできます。また、独自の一覧は、組織内のすべての担当者または特定の担当者に共有することも可能です。
通話データの一覧にアクセスするには:
通話データの一覧にアクセスするには、以下の操作を行います。
- [活動]タブをクリックします。
- 画面左側のメニューで、下部に表示されている[通話]をクリックします。
- 左側のメニューで[すべての一覧]をクリックして、一覧を選択します。
なお、[通話]メニューに最初にアクセスすると、[すべての通話]の一覧が表示されます。その後のアクセス時には、前回最後に表示していた一覧が表示されます。
Zoho Deskに用意されている初期設定の一覧は、以下のとおりです。
- すべての通話
- すべての未対応の通話
- キャンセル済みの通話
- 完了した通話
- 自分の未完了の通話
- 自分の遅延中の通話
- 自分の通話
- 自分の未対応の通話
- 自分のチームの通話
- 今後7日間+遅延(今後7日間に予定されている通話と、開始日時が過ぎている通話)
- 未完了の通話
- 遅延中の通話
- スパムの通話
- 今日+遅延(今日の通話と、開始日時が過ぎている通話)
- 今日の通話
- 明日の通話
一覧を選択すると、画面右側に該当の通話データが一覧表示されます。一覧で通話の件名をクリックすると、データの詳細を確認できます。
独自の一覧の作成
通話データの独自の一覧を作成できます。独自の一覧では、指定した条件に該当する通話データのみを表示できます。作成した独自の一覧は、画面左側のメニューで初期設定の一覧の下部に表示されます。
独自の一覧を作成するには:
- [活動]タブをクリックします。
- 画面左側のメニューで、下部に表示されている[通話]をクリックします。
- 画面左側のメニューで、[通話]の隣に表示されている(追加)アイコンをクリックします。
- データ一覧の作成ページで、独自の一覧の名前を入力します。
- [フィルター条件]の項目で、データの抽出条件を指定します。
- [表示対象](誰に対して一覧の表示を許可するか)を指定します。
[自分のみ]、[すべての担当者]、[特定の担当者]のいずれかを選択します。 - [作成する]をクリックします。
フィルター条件として指定できる条件
フィルター条件では、どのような条件に基づいてデータを抽出するかを指定できます。条件として指定できる項目は以下のとおりです(テキスト項目:[担当者]、[件名]、[問い合わせ]、[ステータス]、[優先度]、[説明]。[通話の種類]。数値項目:[経過日数]、[所要時間]。日時項目:[作成日時]、[更新日時]、[完了日時]、[開始日時]、[自分に通知]。その他:[作成者]、[更新者]、[連絡先の名前]、[チーム]、[レイアウト]など)。
独自の一覧の作成に関するヒント:
- [経過日数]に関する条件を設定すると、データを作成してからどれくらい経過しているかに基づいて、データを抽出できます。たとえば、この条件を適用することで、過去7日間に作成した通話データや、過去30日間に作成した通話の予定データの中で遅延中(未対応)のものなどを抽出することができます。
- Zoho Deskの初期設定の一覧(あらかじめ用意されている一覧)を編集することはできません。初期設定の一覧に特定の条件を追加してデータを抽出したい場合は、同様の条件を使用して独自の一覧を新しく作成する必要があります。
- 独自の一覧はブラウザーの新しいタブを開いて表示することも可能です。新しいタブで開くには、画面左側のメニューで独自の一覧名の上にカーソルを重ねて、[…](その他)アイコンをクリックし、[新しいタブで開く]をクリックします。
一覧の編集
独自の一覧は、必要に応じて編集できます。
独自の一覧を編集するには:
- 画面左側のメニューで編集したい独自の一覧の上にカーソルを重ねます。
- 表示された[…](その他)アイコンをクリックして、[編集する]をクリックします。
- 必要な変更を行い、[保存する]をクリックします。
独自の一覧の削除
不要になった独自の一覧は削除できます。
独自の一覧を削除するには:
- 画面左側のメニューで削除したい独自の一覧の上にカーソルを重ねます。
- 表示された[…](その他)アイコンをクリックして、[削除する]をクリックします。
- 表示された確認画面で、[削除する]をクリックします。
一覧の並べ替え、フィルターの適用、表示設定
1) 一覧におけるデータの並び順は、必要に応じて変更できます。
- 件名
- カテゴリー
- 開始日時
- ステータス
- 優先度
- 登録日時
- 更新日時
- 並べ替え基準の選択に加えて、並び順を[昇順]とするか、[降順]とするかも選択可能です(日時の昇順は古い順、降順は新しい順です)。
一覧内の通話データを並べ替えるには:
- 通話の一覧ページで右上に表示されている[…](その他)アイコンをクリックします。
- 並べ替えの条件を指定します。
条件を選択すると、指定した条件に基づいて、一覧ページ内のデータの並び順が更新されます。
2) 一覧でフィルター条件を指定すると、条件に合致する通話データのみを抽出して表示できます。
- フィルター条件としては、以下の項目の値を指定できます。
- 担当者、期限
一覧にフィルター条件を適用するには:
- 通話の一覧ページで画面上部に表示されている(フィルター)アイコンをクリックします。
- 抽出したいデータの[担当者]、[期限/開始日時]を指定します。
条件を指定すると、指定した条件に基づいて一覧の表示内容が更新されます。
フィルター機能は、[すべての通話]、[未完了の通話]、[遅延中の通話]といった一般的な一覧で、さらに条件を絞り込んでデータを表示したい場合に便利です。
3) 1ページあたりのデータの表示件数を変更できます。
初期設定では、データ一覧においては1ページあたり10件のデータが表示されます。1ページあたりのデータの表示件数は、必要に応じて変更可能です(最大50件)。1ページあたりのデータの表示件数を変更した場合、設定内容は保存され、次回のアクセス時にも適用されます。
通話データの一覧における一括処理
通話データの一覧では、複数のデータを選択して、一括処理を実行できます。一括処理を行うと、1件ずつ処理を行う場合に比べ、大幅に時間を節約できます。通話データに対して実行できる一括処理は、以下のとおりです。
- 更新
- 削除
- 担当者の割り当てや変更
複数の通話データを一括で更新するには:
- 通話データの一覧で、対象の通話データにカーソルを重ね、表示されたチェックボックスを選択します。
- 画面上部に表示された一括処理用のメニューで、[更新する]をクリックします。
- 更新したい項目を選択し、項目の新しい値を設定します。
- [保存する]をクリックします。
複数の通話データを一括で削除するには:
- 通話データの一覧で、対象の通話データにカーソルを重ね、表示されたチェックボックスを選択します。
- 画面上部に表示された一括処理用のメニューで、[削除する]をクリックします。
- 表示された確認画面で、[削除する]をクリックします。
削除したデータは、[ごみ箱]に移動します。
通話データを[ごみ箱]から復元するには:
- 画面右上にある設定アイコンをクリックします。
- [データ管理]の欄にある[ごみ箱]を選択します。
- 画面上部に表示されている選択リストで、[通話]を選択します。
- 完全に削除したいデータを選択し、右上に表示されている[削除する]をクリックします。
- 表示された確認画面で[OK]をクリックします。
操作を確定すると、通話データはZoho Deskから完全に削除され、復元できなくなります。
通話データを[ごみ箱]から復元するには:
- 画面右上にある設定アイコンをクリックします。
- [データ管理]の欄にある[ごみ箱]を選択します。
- 画面上部に表示されている選択リストで、[通話]を選択します。
- 復元したいデータを選択し、右上に表示されている[元に戻す]をクリックします。
- 確認画面が表示されるので、データを復元する場合は[続ける]をクリックします。
[続ける]をクリックすると、データが元の場所に復元されます。
メモ:
1.[ごみ箱]内のデータを復元すると、復元したデータに関連付けられていたデータも復元されます。
2.[ごみ箱]から完全に削除した通話データは、復元できません。
[ごみ箱]に関する詳細については、こちらの記事をご参照ください。
通話データの担当者を一括で割り当てる/変更するには:
- 通話データの一覧で、対象の通話データにカーソルを重ね、表示されたチェックボックスを選択します。
- 画面上部に表示された一括処理用のメニューで、[担当者]をクリックします。
- 表示された画面で、割り当て対象の担当者またはチームを選択します。
検索欄に担当者/チームの名前の一部を入力すると、対象をすばやく選択できます。