WebhookブロックのPOSTメソッド

WebhookブロックのPOSTメソッド


顧客への対応を行うにあたって、ボットを通じて他のアプリ/システムで問い合わせを作成したり、チャットの利用者から受け取ったフィードバックを保存したり、フォームの回答を記録したりしたい場合があります。このような場合、WebhookブロックのPOSTメソッドが役立ちます。

WebhookブロックのPOSTメソッドでは、APIに対応しているZoho Desk、Zoho CRM、他の外部アプリ/システムに対して、ボットを通じてデータを送信できます。

以下では、WebhookブロックのPOSTメソッドの概要やよくある質問について説明します。

 
参考情報:自動ガイドボットのWebhookブロックの概要 

POSTメソッドとは   

POSTメソッドとは、APIを通じて別のアプリ/システムにデータを送信する仕組みです。

POSTメソッドの主な使用例は、以下のとおりです。
  1. ユーザー名、メールアドレス、説明の内容をもとに新しい問い合わせを作成する
  2. ボットを通じて送信されたフィードバックを組織のデータベースに保存する
  3. チャットを通じて受け取ったデータを、Zoho Desk、CRMシステム、他の分析サービスに送信する


POSTメソッドを使用するタイミング   

POSTメソッドが役に立つタイミングは、以下のとおりです。
  1. チャットの利用者から受け取った情報をもとに、新しい問い合わせを作成する
  2. 顧客が入力したフォームを、Zoho Deskや組織のデータベースに保存する(例:名前、メールアドレス、選択されたセッションなどのイベントの登録情報を保存する)
  3. チャットの利用者から受け取った情報をもとに、Zoho CRMに見込み客のデータを追加する
ボットによって他のアプリ/システムに送信された情報をもとに、特定の処理を実行することが可能です。
  
使用例   
チャットの利用者から受け取った情報をもとに、Zoho Deskで新しい問い合わせを作成したいとします。

例:新しい問い合わせの作成
設定:

リクエストボディの例(JSON形式):

 { 
   "contact": { 
     "lastName": "{{user.name}}", 
     "email": "{{user.email}}" 
   }, 
   "subject": "ユーザーによって報告された不具合", 
   "description": "{{user.query}}", 
   "priority": "高", 
   "departmentId": "1234567890000001" 
 } 


上記のJSONの解説
名前、メールアドレス、不具合の内容は、動的変数を通じてチャット時のメッセージから取得されます。
標準の優先度は「高」に設定されています。
 
APIのレスポンスの例

{
"ticketNumber" : "773",
  "subCategory" : "サブ(一般)",
  "statusType" : "未完了",
  "subject" : "すぐに確認をお願いします",
"departmentId" : "1892000000006907",  
 }

このレスポンスを使用して問い合わせの作成を確定し、以下のメッセージを表示できます。
「{{user.name}}様へのお知らせ:問い合わせ(番号:TX12345)が作成されました。担当者よりご連絡いたします」

POSTメソッドのボディの概要   

ボディとは、外部アプリ/システムに送信するデータを指定するためのものです。ほとんどのAPIにおいてボディはJSON形式にする必要があります。なお、フォームデータに対応しているAPIもあります。
ボディに含まれている主な情報は、以下のとおりです。
  1. 名前
  2. メールアドレス
  3. メッセージ(または不具合の内容)
  4. 優先度、カテゴリー
  5. APIに対応するカスタム項目
ボディに関して行える内容は、以下のとおりです。
  1. WebhookブロックにJSONを手動で入力できます
  2. 必要に応じてJSONファイルをアップロードできます(詳細については、あなたの組織のシステム担当者にお問い合わせください)
  3. {{user.name}}、{{user.query}}などの動的変数を使用して、チャットのメッセージ内に挿入できます
フォームデータ
フォームデータ
特定のサービスや長く使用されているAPIなどの一部のAPIでは、JSONではなくフォームデータが必要です。この場合、以下のようにキーと値のペアを入力します。

 name = {{user.name}} 
 email = {{user.email}} 
 message = {{user.query}}   

APIの対応形式(JSONまたはフォームデータ)や必須項目に関する詳細については、APIのドキュメントをご参照ください。

Webhookブロックの各メソッドの違い 

GET
POST
PUT
PATCH
DELETE
GET
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

サーバーからデータを取得する
ユーザー情報の取得
問い合わせの履歴の取得
ナレッジベースの記事の取得
×
メールアドレスをもとに顧客のサブスクリプション情報を表示する
POST
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

外部アプリ/システムに新しいデータを作成する
新しい問い合わせの作成
フォームの送信
ユーザーのフィードバックの記録
○(例:JSON)
チャットの利用者の情報をもとにZoho Deskで新しい問い合わせを作成する
PUT
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

既存のデータを更新する/置き換える
問い合わせのステータスの更新
連絡先情報の更新
サブスクリプション情報の変更
○(すべてのデータ)
問い合わせの優先度を「緊急」に変更する
PATCH
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

既存のデータの一部を更新する
問い合わせの優先度の更新
顧客の電話番号の変更
特定の項目の更新
○(一部のデータ)
問い合わせのステータスの項目のみを「対応中」に更新する
DELETE
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

サーバーからデータを削除する
問い合わせの削除
ユーザーの登録解除
顧客のデータの削除
任意
ユーザーの問い合わせを削除する
  

POSTメソッドのメリット   


  1. 問い合わせを作成したり、見込み客のデータを登録したりできます。
  2. 外部アプリ/システムにおいてデータをリアルタイムで作成できます
  3. チャットで取得したデータをもとに、チャットの利用者に合わせたフォローアップ用のメッセージを作成できます
  4. ボットを通じてデータを作成したり、チャットを通じて取得したデータを保存したりできます


よくある質問   

POSTメソッドは安全ですか?
はい。データ通信はセキュア接続(HTTPS)を通じて行われます。ただし、機密情報などの取り扱いには十分にご注意ください。

POSTメソッドのテストを行うことはできますか?
はい、できます。Postmanなどのツールを使用して、APIの実行やレスポンスに関するテストを行うことができます。ボディのJSON形式が、APIの要件を満たしていることを確認してください。
ファイルを通じてボディをアップロードできますか?
はい。リクエストボディを含むファイルをアップロードできます。ボディの内容が複雑な場合や、文字数が多い場合に役立ちます。

使用に関するヒント   


  1. POSTメソッドを使用するにあたって、接続先の外部アプリ/システムのAPIに関するドキュメントをご確認ください。
  2. {{user.email}}などの変数を使用し、送信するデータをカスタマイズできます。
  3. 実装する前に、PostmanなどのツールでPOSTメソッドのテストを行うことをお勧めします。
  4. チャットを通じて収集したデータ(例:問い合わせ番号)を保存し、後でボットの会話フローにおいて使用できます。
  5. エラーが発生する場合、内容の種類、JSONの形式、エンドポイントURLをもう一度ご確認ください。


参考情報:自動ガイドボットのWebhookブロックの概要