ナレッジベースの階層化:カテゴリー、部門、セクション、サブセクション

ナレッジベースの階層化:カテゴリー、部門、セクション、サブセクション

ナレッジベースは、組織の情報を整理し、共有するのに役立ちます。カスタマーサービスでは、顧客や担当者向けに、商品やサービスに関するヘルプガイドやユーザーマニュアル、よくある質問などを作成することで、顧客の自己解決を促したり、担当者の対応効率を向上したりすることができます。 

ナレッジベース内の記事の件数が多く、内容が多岐にわたるような場合には、ナレッジベースをカテゴリーやセクションで階層化することで記事を整理できます。これにより、利用者が対象の記事にすばやくアクセスできるようにすることが可能です。ナレッジベースの階層化にあたって考慮すべきポイントは、次のとおりです。

  1. 関連するカテゴリーとセクションを作成し、ナレッジベースの記事を整理する
  2. カテゴリーとセクションの名前に、業界用語や一般的なビジネス用語を使用する
  3. 関連する内容の記事をまとめて、アクセスや理解をしやすくする
  4. ナレッジベースのカテゴリーを適切な部門に関連付ける 

Zoho Deskにおけるナレッジベースの階層化

ナレッジベースでは、「カテゴリー>セクション>サブセクション>サブサブセクション>記事」という階層で、記事を分類できます。1件のカテゴリーに対して追加できる階層は、3段階までです。なお、カテゴリー内にセクションを作成した場合、記事はセクション内に配置する必要があります。カテゴリーの直下にセクションと記事を並列的に配置することはできません。

カテゴリーの追加

カテゴリーは、ナレッジベースの中で一番大きな分類区分です。また、カテゴリーは、部門に関連付ける必要があります。たとえば、電化製品を販売する小売店では、家電製品のユーザーマニュアルをカテゴリー「家電製品」で管理し、部門「電子機器」に関連付けることができます。同様に、他の電気製品のカテゴリーとして「エンターテイメント」や「スマートデバイス」などを作成し、部門「電子機器」に関連付けることも可能です。
アイデアカテゴリーには、必ずメインの部門を関連付ける必要があります。関連付けるには、カテゴリーの設定で[メインの部門]として対象の部門を選択します。同様に、[関連部門]としてメイン以外の部門を関連付けることも可能です。これにより、関連部門の担当者は、別の部門のカテゴリーの記事にアクセスできるようになります。
たとえば、技術サポート部門を[メインの部門]とするカテゴリーとして「技術サポート」、営業アシスタント部門を[メインの部門]とするカテゴリーとして「請求に関するサポート」があるとします。ここで、「請求に関するサポート」のカテゴリーの[関連部門]として技術サポート部門を設定すると、技術サポート部門の担当者は、問い合わせ対応において、「技術サポート」の記事だけでなく、「請求に関するサポート」の記事にもアクセスできるようになります。 Zoho Deskの[ナレッジベース]タブの画面左側のメニューから必要に応じて「請求に関するサポート」のカテゴリーとセクションを選択して、記事を表示することが可能です。
情報
留意事項
  1. [関連部門]の担当者は、該当のカテゴリーの記事にアクセスできるようになります。ただし、メインの部門の担当者とは異なり、該当のカテゴリーの記事を作成、編集、更新することはできません。 
  2. 記事のフィードバックは、問い合わせに自動で変換されます。問い合わせは、メインの部門のみで作成され、メインの部門の担当者に割り当てられます。 

カテゴリーを追加するには:

基本情報

  1. 表示画像:カテゴリーの目的や内容に合った画像をアップロードして表示することで、見分けやすくなります。
  2. 言語:ナレッジベースの内容を作成、表示する言語を選択します。
  3. カテゴリーの名前:記事の対象となる商品やサービスを示すカテゴリー名を付けます(例:「家電製品」、「ツアーの予約」、「キャンセルと返金」)。
  4. 説明:カテゴリーについての説明や補足情報を入力します。

メインの部門と関連部門の選択

  1. メインの部門:カテゴリーを関連付けるメインの部門を選択します(例:カテゴリー「家電製品」は、部門「電子機器」に関連付けられます)。部門の選択肢には、Zoho Deskアカウント内で作成されたすべての部門が表示されます。なお、Zoho Deskアカウントで部門を作成すると、初期設定のカテゴリーが作成され、部門に関連付けられます。必要に応じて、ナレッジベースにカテゴリーをさらに追加できます。また、初期設定のカテゴリーの名前を変更することも可能です。
  2. 関連部門:メインではないその他の部門にカテゴリーを関連付けることができます。関連部門には、複数の部門を選択できます。たとえば、カテゴリー「家電製品」は、部門「技術サポート」や「訪問修理サービス」に関連付けることができます。これにより、「電子機器」、「技術サポート」、「訪問修理サービス」の各部門の担当者が、カテゴリー「家電製品」内の記事を閲覧できるようになります。 

Notes
メモ:関連部門に所属している担当者が実行できる操作は、記事の表示とダウンロードのみです。

カテゴリーの表示権限

表示権限の設定では、カテゴリー内の記事を表示する範囲を指定できます。誰でも表示できるようにするには、[なし](表示権限の設定なし)または[公開]を選択します。特定の対象にのみ表示を許可する場合は、許可対象として[グループ]、[担当者]、[特定のIPアドレス]のいずれかを選択します。また、カテゴリー内の記事には、該当のカテゴリーの表示権限に応じた記事の表示権限を個別に設定することが可能です。各設定に関する詳細は、以下のとおりです。
  1. なし:カテゴリー内の記事は、ヘルプセンターのすべての利用者と担当者に表示されます。Zoho Deskに登録済み、未登録に関わらず、すべての利用者が該当のカテゴリー内の記事を閲覧できます。また、表示権限を[なし]に設定したカテゴリーに記事を追加する際、該当の記事の表示権限として、以下のいずれかを指定できます。 
    1. 担当者のみ
    2. 登録済みの利用者
    3. すべての利用者
  2. グループ:カテゴリー内の記事は、特定のユーザーやグループに表示されます。カテゴリーの表示権限の設定時に、対象のグループを指定します。また、表示権限を[グループ]に設定したカテゴリーに記事を追加する際、該当の記事の表示権限として[登録済みの利用者]が自動で設定されます。 
    選択画面
  3. 公開:カテゴリー内の記事は、ヘルプセンターのすべての利用者と担当者に表示されます。また、表示権限を[公開]に設定したカテゴリーに記事を追加する際、該当の記事の表示権限として[登録済みの利用者]または「すべての利用者]のいずれかを指定できます。
  4. 担当者:カテゴリー内の記事は、担当者のみに表示されます。この設定は、非公開の記事として、ヘルプセンターには公開せず、組織内の担当者のみで利用する記事を作成する際に役立ちます。 
  5. 特定のIPアドレス:カテゴリー内の記事は、特定のIPアドレスからアクセスした登録済みの利用者のみに表示されます。たとえば、米国データセンターの利用者または米国の担当者のみを対象とした記事を作成する際に、カテゴリーの表示権限で米国のIPアドレスを指定します。これにより、記事の閲覧対象者をより厳密に制限でき、不正アクセスの防止にも役立ちます。カテゴリーの表示権限の設定時に、対象のIPアドレスを指定します。 複数のIPアドレスを入力する場合は、コンマ区切りで入力します。
    1. 許可するIPアドレスには、固定IPアドレスを指定することを推奨します。動的IPアドレスを指定すると、異なるIPアドレスが割り当てられた場合にアクセスできなくなる恐れがありますのでご注意ください。
    2. 許可対象のIPアドレス(ホワイトリスト)には、アクセスを許可するすべてのIPアドレスを指定する必要があります。ワイルドカードを使用して指定することも可能です。たとえば、「192.158.20.20」、「192.158.25.35」からのアクセスを許可する場合、両方のIPアドレスを指定します。また、「192.158」から始まるすべてのIPアドレスからのアクセスを許可する場合は、「192.158.*.*」を指定します。
 
メモカテゴリーの表示権限が変更された場合、カテゴリー内の各記事の表示権限は、[登録済みの利用者]に自動で設定されます。ただし、各記事の表示権限はあとから手動で変更できます。

記事の表示権限の選択

ナレッジベースの記事の表示方法には、次の2種類があります。
  1. 一覧表示:[ナレッジベース管理]のアクセス設定で指定した順番(作成日時、更新日時、指定の順番)で、記事の一覧が表示されます。関連情報:記事の並べ替え

  2. ページ表示:記事の一覧は表示されずに、最初の記事のページが直接表示されます。また、記事の詳細ページの下部に、移動リンク(次へ/前へ)が表示されます。閲覧者を次の記事に誘導したり、前の記事に戻りやすくしたりすることが可能です。 

フィードバックから問い合わせを自動作成

記事に対して低評価を行った閲覧者がフィードバックフォームを入力して送信した場合、送信された内容をもとに新しい問い合わせを自動作成できます。また、あらかじめ指定した担当者が問い合わせに自動で割り当てられます。これにより、必要な対応を迅速に行うことができるようになります。詳細はこちら

チェック担当者の追加

各カテゴリーには、チェック担当者を割り当てることができます。チェック担当者は、公開前に記事の内容をチェックして承認するユーザーです。これにより、記事における内容の正確さや表現の統一性を確保できます。カテゴリーにチェック担当者を設定すると、該当のカテゴリーで記事を作成した担当者は、チェック担当者にチェックを依頼できます。チェック担当者は、内容を確認した後に、記事を公開することが可能です。詳細はこちら

カテゴリーを追加するには:
  1. Zoho Deskの画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。
  4. 画面右上に表示されている[+カテゴリーを作成する]をクリックします。
    カテゴリーの追加画面が、右側からスライドして開きます。
  5. カテゴリーの追加画面で、以下の手順を実行します。
    1. [表示画像]の欄で、[選択する]をクリックして、カテゴリー用の画像を選択します。
      または、[アップロードする]をクリックして、コンピューターから画像をアップロードすることもできます。
    2. カテゴリーの[名前][説明]を入力します。
    3. [メインの部門]をクリックして、対象の部門を選択します。
    4. 必要に応じて、[関連部門]をクリックして、対象の部門を選択します。
  6. [表示権限]をクリックして、[なし][グループ][公開][担当者][特定のIPアドレス]のいずれかを選択します。
  7. [記事の表示]の欄で、[一覧表示]または[ページ表示]を選択します。 
  8. [担当者の割り当て]をクリックして、記事へのフィードバックをもとに作成された問い合わせを割り当てるユーザーを選択します。
  9. [フィードバックから問い合わせを自動作成]の切り替えボタンをクリックして、設定を有効/無効にします。 
  10. [記事のチェック]の切り替えボタンをクリックして、設定を有効/無効にします。有効にした場合は、対象のユーザーを追加します。
  11. [追加する]をクリックします。

カテゴリーの編集と削除

カテゴリーは、必要に応じて編集や削除(ごみ箱への移動)が可能です。また、ごみ箱に移動したカテゴリーは、完全に削除(ごみ箱からも削除)することも可能です。

カテゴリーを編集するには:
  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。 
  3. 編集したいカテゴリーにカーソルを重ねて、編集アイコンをクリックします。
    カテゴリーの編集画面が、右側からスライドして開きます。
  4. 必要な変更を行い、[保存する]をクリックします。 
カテゴリーを削除するには:
  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。



  4. カテゴリーの一覧で削除したいカテゴリーにカーソルを重ねて、(削除)アイコンをクリックします。

セクションの追加

1件のカテゴリーに対して追加可能なセクション(サブセクション、サブサブセクションを含む)数の上限は、699件です。また、1件のカテゴリーに対して、階層を3段階まで設定できます。同じテーマの記事をセクションにまとめることで、カテゴリー内の記事を整理できます。 

セクションを追加するには:
  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。
    セクションを追加したいカテゴリーを選択します。

  4. セクション名の隣に表示されている[追加する]をクリックします。
    セクションの追加画面が、右側からスライドして開きます。
  5. [表示画像]の欄で、[選択する]をクリックして、カテゴリー用の画像を選択します。
    または、[アップロードする]をクリックして、コンピューターから画像をアップロードすることもできます。
  6. セクションの[名前][説明]を入力します。
  7. [表示権限]の項目では、カテゴリーの[表示権限]に[なし]が選択されている場合にのみ、セクションの表示権限を設定することが可能です。
    メモ:カテゴリーの[表示権限]が[なし]に設定されている場合、セクションの[表示権限]として、[なし](表示権限の設定なし)、[グループ][公開][担当者][特定のIPアドレス]のいずれかを選択できます。カテゴリーの[表示権限]の設定で[なし]以外が選択されている場合、セクションの表示権限には、カテゴリーと同じ設定内容が適用されます。
  8. [保存する]をクリックします。
    同様の手順によって、セクションやサブセクションをさらに追加できます。




カテゴリー内で最初のセクションを作成すると、カテゴリー内の記事はすべて該当のセクションの中に移動します。上記の手順にしたがって、セクションに関連付けられているサブセクションを追加することもできます。ヘルプセンターでは、記事ページの上部のリンク(パンくずリスト)によって、対象の記事がどのカテゴリーの中のどのセクション/サブセクションに含まれるかを確認できます。

セクションの編集と削除

セクションは、必要に応じて編集/削除できます。


セクションを編集するには:

  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。
  4. カテゴリーの一覧で対象のカテゴリーを選択します。
  5. 編集したいセクションの上にカーソルを重ねて、(その他の操作)アイコンをクリックします。
  6. 表示されたメニューから[編集する]を選択します。

  7. 必要に応じて編集を行い、[保存する]をクリックします。


セクションを削除するには:
  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。
  4. カテゴリーの一覧で対象のカテゴリーを選択します。
  5. 削除したいセクションの上にカーソルを重ねて、(削除)アイコンをクリックします。
    メモ:記事が含まれるセクションを削除する場合、記事の移動または削除に関する確認画面が表示されます。 

また、上記と同様の手順によってサブセクションを削除することもできます。なお、サブセクションを含むセクションを削除したい場合、セクションを削除する前に、サブセクションを削除する必要があります。 

カテゴリーとセクションの並べ替え

ナレッジベース内のカテゴリーとセクションの並び順は変更できます。たとえば、重要なカテゴリーを上部に移動させることが可能です。

カテゴリーとセクションを並べ替えるには:
  1. 画面上部のメニューで[ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [ナレッジベース管理]のメニューにある[カテゴリー管理]をクリックします。
  4. カテゴリーの欄で左端に表示されている(並べ替え)アイコンをクリックし、ドラッグ&ドロップの操作でカテゴリーを並べ替えます。


また、カテゴリーやセクションはアルファベット順に自動で並べ替えることもできます。手順は以下のとおりです。

  1. [ナレッジベース]タブをクリックします。
  2. 画面左側のメニューで[ナレッジベース管理]をクリックします。
  3. [カテゴリー/セクションをアルファベット順で並べ替える]の切り替えボタンをクリックして、設定を有効/無効にします。

この設定は、カテゴリーやセクションにのみ適用され、記事には適用されません。 

セクションの移動

セクションやサブセクションを、別のカテゴリーやセクションの中に移動できます。たとえば、「お客様サポート」というカテゴリーの中に、「操作方法」、「zPadの操作方法」というセクションがあったとします。この場合、「zPadの操作方法」というセクションを「操作方法」というセクションの中に移動できます。移動すると、「操作方法」というセクションに「zPadの操作方法」がサブセクションとして追加されます。

セクション/サブセクションを移動するには:
  1. [ナレッジベース]タブ→[ナレッジベース管理]の順に移動します。
    カテゴリーの一覧ページで、対象のカテゴリーをクリックします。
  2. 移動したいセクション/サブセクションにカーソルを重ねて、(その他)アイコンをクリックします。 
  3. 表示されたメニューから[移動する]を選択します。



  4. 表示された画面で、移動先のカテゴリーセクションサブセクションを指定します。
  5. [移動する]をクリックします。