近距離無線通信（NFC）によるデバイスの登録
Zoho Oneでは、近距離無線通信（NFC：Near Field Communication）機能を利用して組織で所有するAndroidデバイスを登録することができます。Googleが提供するデバイス登録サービスに登録したり、アカウントを作成したりする必要はありません。この登録方法では、はじめに管理者のデバイスを設定し、管理者のデバイスを通じて組織で所有するデバイスを登録します。
この方法では、1台ずつデバイスを登録する必要があります。デバイスの登録後、管理者はデバイスを従業員に割り当てることができます。
登録したデバイスに組織のプロファイルを適用する際、Samsungデバイスを除くAndroidのバージョンが5.0以前のデバイスは、「Device Owner」（デバイス所有者）として設定されます。この場合、デバイスは組織が所有するデバイスとして登録されます（詳細はこちら）。Samsungデバイス、Androidのバージョンが5.0以降のデバイスは、「Android Legacy」（デバイス管理者）として登録されます。
前提条件
- 管理者のデバイスと登録対象のデバイスは、近距離無線通信（NFC）に対応している必要があります
- 登録時、対象のデバイスの製造元とOSのバージョンの情報が必要です
- すでに使用中のデバイスの場合、出荷時の設定にリセットする必要があります
管理者のデバイスの設定
近距離無線通信（NFC）を通じてデバイスを登録するには、管理者のデバイスに
ManageEngine NFC Enrollmentアプリをインストールする必要があります。
管理者のデバイスを設定するには：
- ManageEngine NFC Enrollmentアプリをダウンロードし、管理者のデバイスにインストールします。
- アプリを開いて、［GET STARTED］（開始する）をタップします。
- ［CLOUD］（クラウド）をタップします。
- 管理者の認証情報を入力して、［SIGN IN］（サインインする）をタップします。
以上で、近距離無線通信（NFC）での登録に必要な管理者のデバイスの設定は完了です。次に、ManageEngine MDMアプリを登録対象のデバイスに配布し、デバイスを登録します。デバイスを登録した後、デバイスをユーザーに割り当てることが可能です。
デバイスの登録
デバイスの登録を開始する前に、デバイスを起動して言語の選択画面が表示されることを確認してください。
アプリを配布してデバイスを登録するには：
- ManageEngine NFC Enrollmentアプリで、登録対象のデバイスのOSのバージョンを選択します。Samsungデバイスの場合、［SAMSUNG］タブに移動してOSのバージョンを選択します。
- 上記の前提条件を満たしていることを確認し、［BUMP TO DISTRIBUTE］（配布を開始する）をタップします。
- 管理者のデバイスと登録対象のデバイスの背面を同時にタップします。管理者のデバイスの画面を操作し、登録対象のデバイスにManageEngine MDMアプリを配布します。
- 登録対象のデバイスでWi-Fiネットワークに接続し、画面に表示される手順に従ってManageEngine MDMアプリをインストールします。
メモ：以降の手順を実施する前に、アプリのインストールが完了していることを確認してください。 - ［COMPLETE ENROLLING THIS DEVICE］（このデバイスの登録を完了する）をタップし、［BUMP TO ENROLL］（登録を開始する）をタップします。
- 管理者のデバイスと登録対象のデバイスの背面を同時にタップします。管理者のデバイスの画面を操作し、対象のデバイスの登録手順を実施します。
- 登録手順の完了後、対象のデバイス側で［FINISH］（完了する）をタップします。
- デバイスをさらに登録する場合は、管理者のデバイス側で［ENROLL ANOTHER DEVICE］（別のデバイスを登録する）をタップします。
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