Zoho Oneのモバイルデバイス管理におけるプロファイル - 概要
Zoho Oneにデバイスを登録した後、プロファイル（設定情報）を作成し、デバイスに関連付けることができます。プロファイルは、パスコード、Wi-Fi、VPNなどに関するポリシーを設定し、デバイスに適用するために使用します。また、設定した制限をデバイスに適用し、ユーザーによる操作を制限するためにも使用可能です。
デバイスの種類（Android、iOS）によってプロファイルで設定可能な内容は異なります。
利用例
利用例1
デバイスの種類：従業員が所有するデバイス
OS：Android
要件：
- デバイスのロック解除にはパターンの使用のみを許可する。
- ユーザーが所有するデバイスに作成された組織専用のスペースでの画面の撮影（スクリーンショット）を禁止する。
Zoho Oneでの設定方法：
- Androidデバイス専用のプロファイルを作成します。作成後、次の手順を実施します：
- パターンによるロックを有効にしたパスコードポリシーを設定します。
- ［Restrictions］（制限）の画面から［Device Functionality］（デバイスの機能）に移動し、［Screen Capture］（スクリーンショット）で［Restrict］（制限する）を選択します。
- プロファイルを公開します。
- 公開したプロファイルをデバイスに関連付けます。
利用例2
デバイスの種類：組織が所有するデバイス
OS：iOS
要件：
- デバイスのWebブラウザーで表示可能なWebサイトは、組織のWebサイト（例：one.zylker.com、one.zylker.biz）のみに制限する。
- インターネットへの接続には組織のWi-Fiのみを許可する。
Zoho Oneでの設定方法：
- iOSデバイス専用のプロファイルを作成します。作成後、次の手順を実施します：
- Webサイトで閲覧可能な内容に関するポリシーを設定し、組織のWebサイトのURLのみを許可します。
- Wi-Fiに関するポリシーを設定し、組織のネットワークとプロキシーサーバーに関する詳細情報を登録します。
- ［Restrictions］（制限）の画面から［Networking and Roaming］（ネットワークとデータローミング）に移動し、［Connect to Wi-Fi, only if distributed via MDM］（MDMを通じて配布された場合にのみWi-Fiに接続する）で［Yes］（はい）を選択します。
- プロファイルを公開します。
- 公開したプロファイルをデバイスに関連付けます。
組織で所有するデバイスの場合、従業員にデバイスを渡す前にプロファイルを設定し、登録したデバイスに関連付けることをおすすめします。これにより、ポリシーや制限が設定されているプロファイルがデバイスに適用されている状態で、デバイスを従業員に渡すことができます。
プロファイルの管理
プロファイルの管理における主な操作は以下のとおりです：
|
操作
|
説明
|
|
OS専用のプロファイルを作成します（Android/iOS）。
|
|
|
ポリシーや制限を指定したプロファイルを設定します。
|
|
|
下書きの保存
|
後からさらに設定を追加する場合に、プロファイルを下書きとして保存します。
|
|
公開
|
ポリシーや制限を設定した後、プロファイルを公開します。
|
|
公開したプロファイルをグループやデバイスに関連付けて、デバイスの操作を管理します。
グループへのプロファイルの関連付けは、ユーザーの役割や権限に応じてポリシーや制限をデバイスに適用する場合に役立ちます。
|
|
|
プロファイルの更新
|
既存のプロファイルを更新し、更新したプロファイルをデバイスやグループに関連付けます。
|
|
プロファイルのポリシーや制限をデバイスに適用しない場合、これらの関連付けを解除します。
|
Zoho CRM 管理者向けトレーニング
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。
- Zoho Workerly Home
- Forums
- Connect With Us:
- Zoho Recruit Home
- Forums
- Connect With Us:
Zoho コミュニティ オンラインフォーラム
フォーラムをフォローして、Zoho ユーザーによる活用のノウハウやアドバイスを入手。サービスのアップデート情報やユーザー向けイベントの告知について通知を受け取りましょう。
New to Zoho Workerly?
New to Zoho Recruit?
New to Zoho CRM?
New to Zoho Projects?
New to Zoho Sprints?
New to Zoho Assist?
Related Articles
概要
Zoho Oneでは、各アプリの概要情報を表示するための部品（ウィジェット）が用意されています。ウィジェットは、ダッシュボード上に複数まとめて表示できます。ダッシュボードの作成／編集画面の右側には、使用可能なウィジェットの一覧が表示されます。こちらからウィジェットを選択し、要件に合わせてダッシュボードをカスタマイズすることが可能です。 たとえば、会計アプリの概要情報を表示するダッシュボードの場合、Zoho BooksやZoho ...レポートの概要
ビジネスの成長にはデータ分析が不可欠です。組織で、リソースの利用方法に実行可能な見通しがある場合、利用を最適化できます。Zoho Oneのレポートを使用すると、そのようなデータを分析できます。レポートから、ユーザーやアプリを管理して、十分に活用されていないリソースを特定し、最大限活用できます。 さらに、ダッシュボードでは、重要なレポートデータをまとめて確認できます。組織のユーザー、グループ、アプリ、サインインの活動、アプリの使用状況の概要を確認できます。 レポートの種類 ユーザーレポート ...デバイス管理 - 概要
組織において、情報セキュリティへの対策や取り組みは必要不可欠です。今日では、個人情報の管理と同様に、組織で使用するPCや携帯電話の管理にも注意を払う必要があります。組織で使用する携帯電話やタブレットなどのデバイスを管理するためのサービスとして、 モバイルデバイス管理 （以下、MDM）が広く普及しています。このページでは、Zoho OneにおけるMDMの機能の概要について説明します。 Zoho ...タブ - 概要
Zoho Oneでは、さまざまなZohoアプリを利用することができます。また、標準連携アプリ、Zoho Creatorで作成したカスタムアプリ、拡張連携アプリを利用することも可能です。数多くのアプリが利用できるため、場合によってはホーム画面が見づらくなる可能性があります。 例を見てみましょう。佐藤さんは組織の管理者です。組織では、25種類以上のアプリを使用しています。たくさんのアプリを利用する中で名前を間違えてしまい、「Zoho ShowTime」をクリックするつもりが「Zoho ...Zoho One同期ツールの概要
Zoho One 同期ツールを使用すると、既存のLDAPサーバーからZoho Oneの管理画面に、一方向の同期を実行できます。これにより、管理画面で手動でユーザーアカウントを追加、編集、削除する手間なく、すべてのユーザー情報を一か所で管理できます。 同期ツールからLDAPサーバーに変更内容が確認された後、管理画面に該当の変更内容が反映されます。 現在、Zoho One同期ツールを使用して、次のサーバーから同期できます： Active Directory（パスワードも同期できます） ...