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PageSenseにおけるオーディエンスのセグメント化とは、一般に、共通する特性、行動、ニーズ、価値観に基づいてWebサイトの訪問者をグループやカテゴリーに分類することです。たとえば、Webサイトへのアクセスに使用したデバイス、Webページへの流入元となった参照サイト、地理的な場所などに基づいてユーザーを分類できます。テストで訪問者のセグメントを対象にすると、そのセグメントの条件を満たす訪問者だけがテストの対象となります。テストの対象とするオーディエンスグループやセグメントを決めることは、コンバージョンの可能性が高い見込み客や、自社への関心が高い見込み客とWebサイト上でより確かな関係を築くために、現在のマーケティング担当者が活用している非常に効果的かつ効率的な戦略です。また、特定の層がWebサイトをどのように利用しているかを把握し、そのニーズに合わせて商品やサービスをさらに調整するうえでも最適な方法です。
たとえば、Facebook広告を見た訪問者をA/Bテストの対象にしたり、カナダからWebサイトにアクセスした訪問者だけにパーソナライゼーションのエクスペリエンスを表示したりできます。このような場合、サイト上のすべての訪問者ではなく、ビジネス固有のニーズに基づいて訪問者を対象にすることで、適切な相手に適切なコンテンツを届け、今後のマーケティング活動を改善できます。
オーディエンスグループに基づいてテストの対象を設定する主なメリットは、次のとおりです。
- 顧客への理解を深め、個々のニーズや要望に応じてアプローチできる
- 対象グループの関心、感情、行動に響くようにメッセージを調整できる
- 商品やサービスを改善し、コンバージョン率を高められる
- より強固な関係とブランドアイデンティティをすばやく構築できる
- 訪問者のエンゲージメントを高められる
- 売上を伸ばせる。
PageSenseでは、テストの[オーディエンス]タブで、次の2種類のオーディエンスセグメントを利用できます。
- 標準のセグメント
- 独自のセグメント
標準のオーディエンスセグメントの種類
PageSenseであらかじめ用意されているオーディエンスのセグメント化オプションです。特定のテストで訪問者をすぐに対象として設定できます。
直接の訪問者
WebページのURLをアドレスバーに直接入力するか、ブックマークのリンクからWebサイトにアクセスしたすべての訪問者がテストの対象になります。直接のトラフィックからは、Webサイト上の商品やサービスに強い関心を持つ訪問者の数や、世界各地へのビジネスの広がりを把握できます。こうした訪問者は、Webサイトへのロイヤリティや関与度が最も高いユーザーである可能性があります。この指標を使用すると、ブランド力を評価し、商品の認知度を高めることができます。
有料キャンペーンのトラフィック
Google 広告、Facebook広告、クリック課金広告、バナー広告などの広告サービスを通じて実施した有料広告キャンペーンからWebサイトにアクセスした訪問者がテストの対象になります。通常、有料キャンペーンにはutm_sourceやutm_campaignなどのUTMパラメーターが含まれており、テストの対象とする特定のオーディエンスセグメントを指定するために使用できます。
例:
「Winter_clearance_sale」というFacebookのプロモーション広告キャンペーンからWebサイトにアクセスした訪問者に、パーソナライズしたエクスペリエンスを表示するとします。
有料キャンペーンを対象に設定すると、Webサイトで実施した各種広告キャンペーンからアクセスし、目標を達成したすべての訪問者について、成果の指標をすばやく把握できます。有料検索から大量のトラフィックを獲得しているWebサイトでは、関連するオーディエンスへのアプローチ、コンバージョン率の向上、ブランド認知度の向上を目的として広告予算が投入されています。また、オーディエンスが何を検索しているかを把握し、求めているランディングページ、商品、ソリューションを表示することで、Webサイトのコンテンツが検索ニーズにどのように役立つかを確認できます。
オーガニック検索のトラフィック
Google、Bing、Yahooなどの検索エンジンに手動で入力した検索語句の検索結果からWebサイトにアクセスした、すべての訪問者がテストの対象になります。オーガニックトラフィックは、その他の流入元を経由せずにWebサイトへ流入する無料のトラフィックであり、ビジネスの運営者にとって最も望ましいトラフィックです。
例:
オーガニック検索のトラフィックからアクセスした訪問者を対象に、新しい一連のランディングページでセッションの録画テストを実施するとします。
これらの指標を使用すると、オーガニック検索で訪問者からのクリック数と表示回数が最も多いランディングページを確認できます。その後、このページの対象オーディエンスのニーズに合わせて、コンテンツやキーワードを調整できます。
ソーシャルメディアのトラフィック
Facebook、Google+、X(旧Twitter)、LinkedIn、PinterestなどのソーシャルメディアのプラットフォームからWebサイトにアクセスしたすべての訪問者がテストの対象になります。この対象設定により、個々のソーシャルメディアのプラットフォームにおける広告キャンペーンの効果を測定できるほか、ビジネスへのトラフィックが最も多い投稿やリンクを特定できます。
例:
ブランドの個別仕様のTシャツ特典を宣伝するFacebook投稿をクリックしてホームページにアクセスした訪問者を、テストの対象にするとします。
これらの分析情報を活用すると、市場を構成するユーザーに基づいて、マーケティング予算と広告戦略を計画、設計し、重点を絞ることができます。ソーシャルメディアは、近い将来、ビジネスにおける最大の参照トラフィック源になる可能性があります。ソーシャルメディアのトラフィックを対象に選択すると、ソーシャルメディアの経路からアクセスした訪問者の成果を分析し、商品に関するエクスペリエンスを改善できます。
参照元のトラフィック
別のWebサイトに設置されたリンクからWebサイトにアクセスした、すべての訪問者がテストの対象になります。これらの指標を使用すると、ビジネスのWebサイトにトラフィックをもたらしている主な参照サイトを特定し、今後のマーケティング活動やリソースをそれらのWebサイトに集中させてビジネスを宣伝できます。
例:
さまざまな参照元からWebサイトのホームページにアクセスした訪問者を、テストの対象にするとします。
参照元のトラフィックのセグメント化は、特定のオーディエンスにアプローチし、そのニーズに適した広告を表示するための優れた方法です。
モバイルとタブレットのトラフィック
モバイルデバイスまたはタブレットからWebサイトにアクセスした、すべての訪問者がテストの対象になります。すべてのデバイスでWebサイトをテストするには、かなりの時間がかかる場合があります。このセグメント化を使用すると、Webサイトのページがモバイルやタブレットに対応しているかどうかを確認し、デバイスの種類ごとの成果やトラフィックの違いを把握できます。また、モバイルの訪問者を対象とする広告キャンペーンの作成にも役立ちます。
例:
モバイルやタブレットからページにアクセスした訪問者について、Webサイト上の[登録]ボタンの成果を追跡するとします。
このデータは、テキストの読みにくさやCTAボタンの不明瞭さなど、タブレットやモバイルの小さな画面に関連する不具合や問題の特定に役立ちます。また、特定の種類のデバイスから獲得した見込み客に焦点を当て、魅力的な特典を提示してサイトへの再訪問を促すこともできます。
デスクトップのトラフィック
デスクトップデバイスからWebサイトにアクセスしたすべての訪問者がテストの対象になります。一般に、デスクトップは操作しやすく表示も最適化されるため、訪問者はデスクトップでコンテンツや商品を閲覧する傾向があります。デスクトップを対象に設定すると、デスクトップデバイス向けにカスタマイズした広告を表示し、エンゲージメントとコンバージョン率を高めることができます。
例:
ECサイトで、デスクトップの訪問者を対象に歓迎キャンペーンのA/Bテストを実行するとします。
このように対象を設定し、デバイスごとにカスタマイズしたメッセージを訪問者に表示すると、新規顧客をすぐに引き付け、商品やサービスの販売を促進し、サイトの売上を伸ばすことができます。
新規訪問者
Webサイトに初めてアクセスしたすべての新規訪問者がテストの対象になります。オンライン販売では、特定の訪問者の種類(新規または再訪問)がWebサイトで検索する商品について詳しく把握するほど、利益を最大化できる可能性が高まります。このセグメント化を使用すると、Webページ上での新規訪問者と再訪問者の行動を比較し、新規ユーザーに最も人気のあるコンテンツ、新規訪問者がWebサイトを離れる理由、Webサイトへのトラフィックに最も貢献している訪問者の種類を詳しく把握できます。
例:
旅行関連のWebサイトで、新規訪問者にプロモーションバナーや割引クーポンを表示するテストを実施するとします。
新規訪問者のセグメントを使用すると、新しい登録者がWebサイト上で操作しにくい箇所、ビジネスに最も関心を示した訪問者の種類、各Webページでの行動の違いを分析できます。
再訪問者
初回訪問後にWebサイトを再訪問したすべての訪問者が、テストの対象になります。このセグメントを使用すると、再訪問者が新規訪問者よりも多く取引を行い、ビジネスでより多くの売上を生み出しているかどうかを確認できます。
例:
ECサイトの売上を伸ばすため、サイトの再訪問者を対象に、個別指定の商品プロモーション特典を提供するテストを実施するとします。
[再訪問者]のセグメントを使用すると、再訪問者が新規訪問者よりもサイト上で積極的に操作してコンバージョンに至っているかどうかに加え、新たな購入やフォームの入力完了を妨げている要因を分析できます。
個別指定のオーディエンスのセグメントの作成
Zoho PageSenseのオーディエンスのセグメント機能では、[+個別指定のオーディエンス]ボタンを使用して、テストの実行対象と場所を指定し、独自のオーディエンスのセグメントを作成できます。この機能を使用すると、年齢、関心、性別、地域、業界など、あらかじめ用意されたセグメントでは指定できないさまざまな要素に基づき、より複雑で正確なオーディエンスをテストの対象にできます。
たとえば、ECサイトを運営していて、特定の市区町村で特定の時間帯におけるApple製スマートフォンユーザーの購入行動を分析するとします。PageSenseで個別指定のオーディエンスのセグメントを手動で作成すれば、簡単に分析できます。
個別指定のオーディエンスのセグメントを作成するには
1. テストの[+個別指定のオーディエンス]ボタンを[オーディエンス]ページでクリックします。

2. テキストボックスに、個別指定のオーディエンスの名前と説明を入力します。
4. URLの詳細、クエリーパラメーター、場所などのテキスト項目で、選択したセグメントの条件に使用する[条件]と[値]を選択します。オーディエンスの指定には、8種類の条件を使用できます。
たとえば、自然検索のトラフィック経由でWebサイトにアクセスした訪問者をA/Bテストの対象にするとします。
-
[次の値と等しい]:入力した値が、[値]項目で指定した数値または文字列と等しい場合、この条件は有効と判定されます。たとえば、「米国」にいるすべての訪問者をA/Bテストの対象にするとします。この場合、「米国」に対して[次の値と等しい]を使用します。

-
[次の値と等しくない]:入力した値が、[値]項目で指定した数値または文字列と等しくない場合、この条件は有効と判定されます。たとえば、場所が「米国」であるすべての訪問者をテストから除外する場合、「米国」に対して[次の値と等しくない]を使用します。
-
[次の値を含む]:URLに、[値]項目で入力した文字列または部分文字列が含まれている場合、この条件は有効と判定されます。たとえば、ECサイトで「camping」という特定の商品カテゴリーのすべての訪問者をテストの対象にする場合、文字列「camping」に対して[次の値を含む]を使用します。

-
[次の値を含まない]:URLに、[値]項目で入力した文字列または部分文字列が含まれていない場合、この条件は有効と判定されます。
たとえば、ECサイトの商品ページ「mobilephone」からアクセスした訪問者をテストから除外する場合、文字列「mobilephones」に対して[次の値を含まない]を使用します。
-
[空である]:URL内のパラメーターに入力した値が空の場合、この条件は有効と判定されます。
-
[空でない]:URL内のパラメーターに入力した値が空ではなく、何らかの値が含まれている場合、この条件は有効と判定されます。
-
[達成済み]:指定した処理を訪問者がWebページ上で完了または達成した場合、この条件は有効と判定されます。たとえば、ECサイトで特定の商品の購入を完了した訪問者をテストの対象にする場合は、[達成済み]と[購入する]を使用します。
-
[未達成]:特定の処理を訪問者がWebページ上で完了または達成していない場合、この条件は有効と判定されます。たとえば、ECサイトで支払いや購入を完了していない訪問者をテストの対象にする場合は、[未達成]と[購入する]を使用します。
-
[未設定]:入力した値のキー情報と値がURL内に存在しない、または未設定の場合、この条件は有効と判定されます。
この条件は、
[JS変数]オプションを使用した対象設定でのみ使用できます。
5. 複雑な訪問者セグメントを作成するには、[+]をクリックし、[AND]または[OR]演算子を選択して条件を設定します。

例:
上記で作成したオーディエンスのセグメントに加えて、オーガニック検索のトラフィックからアクセスした新規(初回)訪問者を対象にA/Bテストを実行するとします。
6. セグメントに複数の条件を設定し、条件を論理的にグループ化するには、[+新しいグループ]ボタンをクリックします。
上記で作成したオーディエンスグループに加えて、米国にいる再訪問者を対象にするとします。新しいオーディエンスグループを作成するには、[再訪問者]を[訪問者の種類]で、[米国]を[場所]で選択します(下図参照)。

7. [オーディエンスを保存]ボタンをクリックします。

メモ:
- 保存されたセグメントは、PageSenseのすべてのテストの[独自のセグメント]セクションに表示され、任意のテストに適用できます。
- 現在、テスト用に作成した独自のオーディエンスセグメントは削除できません。
個別指定のオーディエンスセグメントの種類
PageSenseでは、以下の訪問者パラメーターから選択して、テストのターゲットとなる個別指定のオーディエンスセグメントを作成できます。
現在のURL
訪問者がWebサイトで最初にアクセスした特定のURLに基づいて、テストのセグメントとターゲットを設定します。
要点:
- テスト内の特定のページについて、トラフィック量、ユーザーのエンゲージメント、目標の達成状況を確認することで、Webサイトの各ページがビジネスの成功にどの程度貢献しているかを判断できます。
- このターゲティングを使用すると、継続する価値が低いページや、デザインまたはコンテンツに多少の変更が必要なページなど、成果の低いページを簡単に特定できます。
参照元URL
参照元URLとは、ビジネスのWebサイトへのリンクを含み、そのサイトへトラフィックを誘導するWebページです。この選択肢では、訪問者の流入元である参照元URLに基づいて、テストを有効にするか、対象から除外できます。対象には、Facebook、Google、X(旧Twitter)、Quora、インフルエンサーのブログなど、サイトへ間接的にトラフィックを誘導する外部サイトが含まれます。Webサイトのオンラインマーケティング方法によっては、ビジネスのWebサイトに最も多く、または最も少なく訪問者を誘導しているURLを詳しく調べるために、多数の参照経路を確認する必要があります。PageSenseでは、特定の参照元URLのうち、最も多くのトラフィックを誘導しているURLを把握できるよう、テストのターゲットを簡単に設定できます。その後、これらの経路でWebサイトや商品を宣伝できます。
クエリーパラメーター
URLに指定されたクエリーパラメーターの値に基づいて、訪問者をセグメント化し、ターゲットを設定します。つまり、URLが指定のクエリー条件に一致するすべての訪問者を、テストの対象に含めるか除外します。クエリーパラメーターとは、URLアドレスで渡されるデータに基づいて、Webサイト内の特定のコンテンツや行動を設定するための文字列(パラメーターの組み合わせ)です。これらのクエリー文字列は疑問符で示され、次のように実際のURLパスの後に続きます。
http://zylkerfashions.com/products?utm_campaign=winter_sale
https://wwwzylkerstore.com/mobiles/search?q=below30k
http://zylkerstore.com/home?utm_source=google&utm_medium=email
http://zylkerfashions.com/shoes?type=sneakers&color=red
http://zylker.com/blog/article?page=2.
流入元
訪問者の流入元(直接の訪問者、参照元のトラフィック、ソーシャルメディアのトラフィック、自然検索、有料キャンペーンなど)に基づいて、テストのターゲットを設定します。訪問者を流入元別にセグメント化することで、テスト対象ページに最も多く(または少なく)トラフィックを誘導している流入元を確認し、コンバージョンへの影響を特定できます。
例:
ECサイトを運営しており、ソーシャルメディアサイトから来た訪問者をA/Bテストの対象にするとします。
場所
訪問者の地理的な場所に基づいて、オーディエンスのセグメントを作成します。複数の地域でビジネスを展開している場合は、場所に基づくターゲティングを使用することで、ビジネスに適した市区町村や国の市場、今後マーケティングや販売サービスを改善すべき地域を把握できます。その後、このデータを使用して、各地域でのトラフィックの増加と売上の向上に注力できます。
メモ:PageSenseでは、主要な市区町村、国、州、地域、大陸単位まで、場所に基づくターゲットセグメントを作成できます。
例:
ECサイトを運営しており、現地で祝われる祭事に基づいて、米国からの訪問者にパーソナライズされたおすすめ商品を表示するとします。

要点。
-
世界各地からの訪問者に合わせてWebサイトのページを最適化し、ビジネス目標の達成につなげます。
-
広告キャンペーンの成果を地域別の指標で把握します。
-
世界中の顧客を対象とするオンラインビジネスの損益を測定します。
-
顧客層を地域別に分類し、適切なユーザー層を対象にして、販売数や売上を増やします。
デバイスの種類
デスクトップ、モバイル端末、タブレットなど、訪問者がテスト対象ページへのアクセスに使用するデバイスに基づいて、テストの対象を設定します。すべてのユーザーが同じ方法でWebサイトを閲覧するとは限りません。デスクトップとモバイルデバイスでは利用方法が異なるため、Webサイトを両方に対応させる必要があります。デバイスの種類に基づいてテストの対象を設定すると、デバイスごとの訪問者のニーズを把握し、モバイル版サイトのコンテンツ形式やCTAボタンの位置を小さい画面向けに調整するなど、必要な変更を加えることができます。
例。
Webサイトの「ホームページ」で、デスクトップからの訪問者をセッションの録画の対象にするとします。
要点。
-
Webサイトで、どのデバイスからのコンバージョンや訪問者の反応が最も多いか、または最も少ないかを把握できます。
-
訪問者が使用するデバイスに基づいて、広告の対象を設定できます。
-
モバイル、デスクトップ、タブレット、その他のデバイスごとにメッセージを最適化すると、訪問者がアンケート、画像、ボタンを簡単にタップして進めるようになり、デバイスを問わず顧客を維持できる可能性が高まります。
訪問者の種類
サイトを訪れる訪問者の種類(新規訪問者と再訪問者)に基づいて、テストの対象を設定します。新規訪問者とはWebサイトを初めて訪れる人で、再訪問者とはWebサイトを過去に訪れたことがある人です。PageSenseの訪問者の種類によるセグメント化では、Webサイトへの訪問者が新規か再訪問かに基づいてテストを実行または除外し、反応、コンバージョン率、販売数がどちらで高いかを確認できます。
例。
ホームページを訪れるすべての新規訪問者を対象に、「ルーレットを回す」コンテストのA/Bテストを実施するとします。
ブラウザーの種類
訪問者がWebページへのアクセスに使用するブラウザーに基づいて、テストの対象を設定します。Firefox、Google Chrome、Internet Explorer、Safari、Edgeなどの選択肢があります。この対象設定を使用すると、特定のブラウザーにおける技術的な問題やUX上の問題を特定し、そのブラウザーを使用する訪問者のコンバージョン率、取引数、売上が他のブラウザーより低い理由を確認できます。
例。
旅行サイトを運営していて、セッションの録画の対象をFirefoxブラウザーを使用する訪問者に設定するとします。
要点。
-
UX調査を実施し、ブラウザーの種類ごとに操作を妨げる箇所を特定して、不要な要素を減らします。また、特に大きな問題が発生しているブラウザーのバージョンを特定します。
-
読み込みに時間がかかるページを特定します。読み込みが遅い原因を調べます。画像や動画のサイズが大きすぎないか、外部アプリによってサイト全体の速度が低下していないかを確認します。
-
検証が必要な問題について仮説を作成し、CTA、移動ボタン、その他の要素でA/Bテストを開始します。
OS
訪問者がWebサイトへのアクセスに使用するOSに基づいて、テストの対象を設定します。これにより、特定のOSバージョンで、サイト上のコンテンツが正しく表示されない、ユーザーが意図したとおりにページを操作できないなどの問題が発生していないかを確認できます。特定のOSにおける訪問者の行動を詳しく把握するほど、問題を解決しやすくなり、テストを円滑に実行できます。
例。
ECサイトを運営していて、「新年セール」のプッシュ通知の対象をMac OSユーザーに限定するとします。

要点。
特定のOSに合わせて開くボタンや閉じるボタンなどのUXを最適化し、OSごとに最適なエクスペリエンスを提供します。
曜日
特定の曜日にWebページへアクセスする訪問者をテストの対象にします。トラフィックとコンバージョン率が高い曜日を把握し、そのデータに基づいてマーケティング戦略をスケジュールすることは、オンラインビジネスを効率的に推進する方法の1つです。
例。
ECサイトを運営していて、土曜日や日曜日などの週末にWebサイトを訪れる訪問者をテストの対象にするとします。
要点。
トラフィックとコンバージョンが高い曜日を特定し、広告キャンペーンの実施に最適な曜日を把握できます。
時間帯
1日のうち特定の時間にWebページへアクセスした訪問者を対象に、テストを実施できます。PageSenseでは、特定の曜日に基づいてオーディエンスのセグメントを作成できるほか、時間を指定してテストを作成し、対象を設定することもできます。これにより、プロモーションコンテンツの広告やキャンペーンの実施に最適な時間帯を把握できます。また、成果が低い時間帯のデータをテストから除外することもできます。このデータには、ユーザーアカウントで指定したタイムゾーンが適用されます。
例:
オンラインレストランを運営しており、毎日午後4時ちょうどに魅力的な特典を掲載したポップアップ画面を表示するとします。
Google 広告からのトラフィック
Google 広告は、ビジネスに関心のある見込み客へ幅広くリーチし、キャンペーンの成果を高めるための優れた手段です。PageSenseとGoogle 広告の連携により、ユーザーがGoogle上でクリックまたは閲覧した特定の広告グループやキャンペーンに基づいて、テストの対象を簡単に設定できます。連携を追加した後、この選択肢、条件([次の値と等しい]または[次の値と等しくない])、広告キャンペーン名を選択すると、特定のキャンペーンを経由してテストページにアクセスした訪問者のみを対象にできます。
例:
オンラインのフードデリバリーWebサイトを運営しており、Google 広告キャンペーンから訪れるオーディエンスのニーズに合わせて、Webサイトの各ランディングページでテストを実施するとします。
要点:
-
特定のGoogle 広告から訪れた訪問者を対象に商品やサービスを宣伝することで、購入意欲の高いユーザーへの売上向上につながります。
-
広告に基づくターゲティングにより、費用の発生と同時にWebサイトの表示機会が増え、認知度をすぐに高めることができます。
-
現在の広告キャンペーンで効果があった施策と、効果がなかった施策をマーケティング担当者が把握できます。この情報を活用し、最適な成果が得られるまでキャンペーンを調整できます。
モバイルOS
Android、iOS、BlackBerryなど、訪問者がWebページへのアクセスに使用するモバイルOSに基づいて、テストの対象を設定できます。モバイルデバイスから多くのトラフィックが集まるWebサイトでは、優れたモバイルエクスペリエンスの提供が不可欠です。特定のモバイルOSをテストの対象にすることで、トラフィックの多いモバイルOSや、Androidでは効果的でもiOSでは効果がない施策を把握できます。その後、特定のモバイルOSを使用する訪問者向けに、Webサイトのエクスペリエンスを最適化できます。
例:
Android OS搭載スマートフォンからWebサイトにアクセスする訪問者を、セッション録画の対象にするとします。
要点:
-
デバイスのOSごとにユーザーエクスペリエンスを個別に扱い、テスト結果をすべてのモバイルデバイスに当てはめないようにします。
-
モバイルOSごとにWebサイトで発生する速度の問題やエラーレポートを把握し、問題を迅速に修正します。
-
ポップアップ画面のウィジェットやフィードバックフォームなど、重要性が低く、モバイルでは非表示にできるコンテンツを特定します。重要性の低いコンテンツを減らすほど、ユーザーが重要な情報に集中しやすくなります。
JavaScriptの変数
PageSenseでは、Webページに保存されているJavaScriptの変数の値に基づいて、テストページの対象を設定できます。目的の値がWebページのソースコード内にJavaScriptの変数として含まれている場合、このターゲティング方法を使用できます。たとえば、JavaScriptの変数に保存されたカートの金額、ログインステータス、ページの詳細などの情報を使用し、各値に基づいてテストを配信できます。
JavaScriptの変数を使用して個別指定セグメントを作成するには
1. テストの対象にする情報を含む変数を使用して、有効なJavaScriptの条件を記述します。次に、この条件をWebサイトのPageSenseコードスニペットより前に追加します。
設定した変数は、JavaScriptの変数の条件を確認し、必要なユーザーデータをWebサイトからZoho PageSenseへ送信するために使用されます。
例:
ECサイトを運営しており、ログイン済みの訪問者のみをA/Bテストの対象にして、プロモーション特典や商品を掲載したカスタマイズされた商品ページを表示するとします。この設定は、訪問者がログインしているかどうかの情報を持つ変数を使用して、JavaScriptの条件を記述することで実現できます。このターゲティングを設定するためのコード例については、次の画像を参照してください。logged_in == yes.
2. 個別指定セグメントを作成するテストの[オーディエンス]タブで、[+ 個別指定セグメント]ボタンをクリックします。
3. テキストボックスに、個別指定オーディエンスの名前と説明を入力します。
4. [セグメント]のドロップダウンから[JavaScriptの変数]を選択します。次に、Webサイトで設定したJavaScriptの条件に従って、ターゲティングに使用する[キー]、[条件]、[値]を入力します。

logged_in変数の値が'yes'と等しい場合、訪問者に対するターゲティング条件は真と判定されます。
logged_in変数の値が'yes'と等しくない場合、この条件は偽と判定されます。
5. 複雑な訪問者セグメントを作成するには、[+]をクリックし、[AND]または[OR]演算子を選択して条件を設定します。
6. 最後に、[オーディエンスを保存]ボタンをクリックします。
保存されたセグメントは、PageSense内のすべてのテストの[個別指定セグメント]セクションに表示されます。このセグメントは任意のテストに適用できます。
要点:
Webサイトでの興味や行動など、ユーザーが定義したルールや条件に基づいて、特定のオーディエンスにインタラクティブなコンテンツを配信できます。
PageSenseでは、名前、メールアドレス、性別、年齢、言語、購入プラン、業界の種類など、Webサイトで収集した訪問者のデータに基づいて、テストの対象を設定して実行できます。PageSenseでこのカスタムディメンションによるセグメント化の選択肢を利用するには、テストページに追加のコードスニペットを追加する必要があります。その後、個別指定のセグメントを作成し、設定したユーザー条件に一致する訪問者を対象にテストを実行できます。Webサイトでテストが実行されていない場合でも、ユーザー情報はPageSenseで収集、保存されます。
PageSenseでユーザー情報に基づいてテストの対象を設定する方法をご確認ください。
訪問者の行動
PageSenseでは、訪問者がWebサイトで行った、または行わなかった行動に基づいて、テストの対象を設定できます。対象となる行動には、Webサイトでの一連の操作中に行われたCTAボタンのクリック、購入、メールマガジンの購読、機能の利用、その他の行動が含まれます。Webサイトを訪れる訪問者は一人ひとり異なり、マーケティングキャンペーンやビジネス目標に対する反応もそれぞれ異なります。このような訪問者固有の指標を使用することで、ヘビーユーザー、買い物好きのユーザー、ゲーム愛好家などに対象を絞り、ニーズに合ったコンテンツをより多く提供できます。PageSenseでこのカスタムディメンションを利用するには、テストページに追加のコードスニペットを追加する必要があります。詳細は、PageSenseで訪問者の行動に基づいてテストの対象を設定する方法をご確認ください。
天気
Webサイトを訪れる訪問者の現地の天気に基づいて、テストの対象を設定できます。天気に基づくオーディエンスのターゲティングは、マーケティング担当者がトラフィックを増やし、顧客エンゲージメントやビジネスの売上を向上させるために活用する最新の手法の1つです。現地の気温や気象条件に基づいて、訪問者の関心を引くメッセージや商品ページを提供します。
現在、このオーディエンスのターゲティングの選択肢は、PageSenseのパーソナライゼーションテストでのみ利用できます。
例:
オンラインでエアコン事業を運営しており、気温が摂氏30度を超える暑い地域に住む訪問者に広告を表示するとします。
複数のオーディエンスセグメントの組み合わせ
PageSenseでは、あらかじめ用意されたオーディエンスのセグメント化の選択肢を適用できるほか、テストの対象に含める、または対象から除外するオーディエンスセグメントを新たに組み合わせることもできます。オーディエンスを組み合わせることで、訪問者のペルソナや目標に合った複数のオーディエンスセグメントを統合し、対象を効果的に絞り込むことができます。
例01:天気と訪問者の種類に基づくテスト対象の設定
世界各地で運営しているECサイトで、現地の気象条件に基づき、訪問者に個別に最適化したホームページの特典を表示するとします。さらに、このエクスペリエンスをサイトにアクセスした新規訪問者だけに表示します。
たとえば、インドの暑い地域に住み、気温が摂氏30度を超える人には、綿製品、サングラス、エアコン、水着などの商品を表示できます。
このようなオーディエンスのターゲティングにより、訪問者の地域の気候条件の変化に応じて、特定の国や市区町村からのトラフィックと売上を増やすことができます。以下の手順に従い、天気と訪問者の種類の設定に基づいて訪問者を対象とする、テスト用の個別指定のオーディエンスのセグメントを作成します。
1. テストの[+個別指定のオーディエンス]ボタンを、[オーディエンス]ページでクリックします。

2. テキストボックスに、個別指定のオーディエンスの名前と説明を入力します。
3. [セグメント]のドロップダウンから[天気]を選択し、オーディエンスを対象にするため、該当する項目で[条件]に[次の値より大きい]、[値]に[摂氏30度]を入力します。
4. [+]アイコンをクリックし、次の条件を設定するために[AND]演算子を選択します。
5. [セグメント]のドロップダウンから[訪問者の種類]を選択し、該当する[条件]に[次の値と等しい]、[値]に[新規]を入力して、以下の図のように初回訪問者を対象にします。

6. [オーディエンスを保存する]ボタンをクリックします。
保存されたセグメントは、PageSenseのすべてのテストの[個別指定のセグメント]セクションに表示されます。このセグメントはどのテストにも適用できます。
例02:言語とデバイスの種類に基づくテストの対象設定
たとえば、eラーニングのWebサイトを運営しており、スペイン語、フランス語、中国語、アラビア語、ポルトガル語などを母語とし、スマートフォンからWebサイトにアクセスするオーディエンスに、新しい英語コースのプロモーションバナーを表示するとします。
以下の手順に従い、デバイスとユーザーの設定に基づいて訪問者を対象とする、テスト用の個別指定のオーディエンスのセグメントを作成します。
1. テストの対象とするユーザーデータを設定し、以下の形式のカスタムJavaScriptをWebサイトに追加します。
この例では、追跡する訪問者の母語を追加し、WebサイトからデータをZoho PageSenseに送信します。
形式:
<script>
window.pagesense = window.pagesense || [];
window.pagesense.push(['trackUser', <<User Information Json>> ]);
</script>
例:
<script>
window.pagesense = window.pagesense || [];
window.pagesense.push(['trackUser', {'native_language':'English'} ]);
</script>
2. テストの[+個別指定のオーディエンス]ボタンを、[オーディエンス]ページでクリックします。
3. テキストボックスに、個別指定のオーディエンスの名前と説明を入力します。
4. [セグメント]のドロップダウンから[ユーザー]を選択し、[キー]に「native_langauge」、[条件]に[次の値と等しくない]、[値]に[英語]を入力します。以下の図をご参照ください。
5. [+]をクリックし、次のオーディエンス条件を設定するために[AND]演算子を選択します。

6. [セグメント]のドロップダウンから[デバイス]を選択し、該当する[条件]に[次の値と等しい]、[値]に[モバイル]を入力して、以下の図のようにオーディエンスを対象にします。
7. [オーディエンスを保存する]ボタンをクリックします。
保存されたセグメントは、PageSenseのすべてのテストの[個別指定のセグメント]セクションに表示されます。このセグメントはどのテストにも適用できます。