要点:メールのHTMLコードが約102KBを超えると、Gmailによってメールが途中で切り取られ、フッター、配信停止リンク、トラッキングピクセルなどの残りの部分が[メッセージ全体を表示]リンクの先に隠れます。コンテンツを減らす、書式なしテキストとして貼り付ける、同じ件名でテストメールを繰り返し送信しない、送信前にGmailでテストする、といった方法でコードのサイズを抑えてください。
メールキャンペーンのメッセージが連絡先の受信トレイで最後まで表示されず、メールに[メッセージ全体を表示]リンクが表示されるのはなぜでしょうか。これは、Gmailがメールを途中で切り取るためです。
Gmailによるメールの切り取りを防ぐ方法(インフォグラフィック)
Gmailがメールを途中で切り取る理由
メールは、テキスト、画像、コンテンツのスタイル設定に使用されるHTML、URL、トラッキングコードなどで構成されます。これらがコードとしてまとめられ、メールメッセージが作成されます。Gmailは、コードのすべての文字を計測してメールのサイズを判定します。対象となるのはコードのみです。画像を表示するためのコードとURLはサイズに加算されますが、画像ファイル自体は加算されません。サイズが102KBを超えるとメールが途中で切り取られ、受信者には代わりに[メッセージ全体を表示]リンクが表示されます。
メールが途中で切り取られると、次の問題が発生します。
-
トラッキングコードは、開封率の計測に使用されますが、切り取られる部分に含まれている場合は、トラッキングコードも切り取られます。そのため、マーケティング担当者はキャンペーンの成果を測定できません。詳しくは、開封トラッキングの仕組みをご参照ください。
-
配信停止リンクがフッターにある場合は表示されず、メッセージとともに表示するには[メッセージ全体を表示]をクリックする必要があります。この場合、途中で切り取られたメールは、CAN-SPAM法で求められる明確で分かりやすい配信停止方法の要件を満たさない可能性があります。また、リンクを見つけられない受信者がメールを迷惑メールとして報告し、メールの到達率に問題が生じる可能性もあります。詳しくは、配信停止をご参照ください。
メールが途中で切り取られる状況
次のような場合、メールが途中で切り取られます。
メールのコンテンツが多すぎる
メールキャンペーンに必要以上のコンテンツが含まれていると、メールのコードサイズが増加します。サイズが102KBを超えると、メールは途中で切り取られます。1通のメールで多くのトピックを扱おうとすると、この状況がよく発生します。
別のソースやWebサイトからコンテンツをコピーして貼り付けている
Webサイトや文書作成ソフトからコンテンツをコピーしてキャンペーンに貼り付けると、コンテンツに含まれる非表示の書式設定コードもキャンペーンに追加されます。その結果、キャンペーンのコードサイズが増加し、102KBを超えるとメールが途中で切り取られます。
同じ件名で複数のテストメールを送信している
Gmailでは、同じ件名のメールが1つのスレッドにまとめられます。同じ件名で複数のテストメールを送信すると、Gmailによってメールが1通にまとめられ、メールメッセージのサイズが大きくなりすぎます。その結果、Gmailによってメールが途中で切り取られます。
Gmailによるメールの切り取りを防ぐ方法
魅力的なメールのデザインには多くの労力がかかります。メールが途中で切り取られないようにするには、次の方法を実践してください。
-
キャンペーンを作成する際は、明確で関連性の高い情報を記載します。追加情報を提供する場合は、ハイパーリンクを使用して、自社のWebサイトまたは関連するWebサイトに受信者を誘導できます。
-
シンプルなメールデザインを選択し、画像を多用したコンテンツは避けてください。メッセージを補足するシンプルな画像を追加することは可能です。これにより、メールのコードサイズを削減できます。画像ファイル自体のサイズは加算されませんが、画像を表示するコードは加算される点に注意してください。
-
他のWebサイトや文書作成ソフトからコンテンツを直接コピーして貼り付けないでください。元のWebサイトや文書作成ソフトの書式設定を削除するには、書式なしテキストとして貼り付ける必要があります。これにより、不要なコードがメールに追加されるのを防げます。
-
同じ件名で複数のテストメールを送信しないでください。
-
-
メールキャンペーンをデザインする際は、受信者に必要で関連性の高いコンテンツを提供することに重点を置いてください。1通のメールで複数のトピックを扱ったり、多すぎるコンテンツで受信者に負担をかけたりしないでください。これにより、メールが途中で切り取られるのを防げるだけでなく、受信者の関心も維持できます。
-
上限ぎりぎりではなく、十分に余裕を持って上限を下回るサイズにしてください。HTMLコメントなどの不要なコードを削除し、リンク数を適切に抑えてください。URLが追加されるたびにサイズも増加します。
-