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このガイドでは、VS Code向けCreator AI Studioのインストール方法と使用方法を説明します。インストール後、拡張機能をZoho Creatorアカウントに接続し、使用するLLMを設定すると、VS Code内で直接アプリを構築できるようになります。AIにアプリの要件を説明するか、アカウントから既存のアプリをインポートするか、Zoho Creatorからエクスポート済みのアプリの.dsファイルを編集して、作業を開始できます。
利用条件
-
Zoho Creatorのすべての有料プランで利用できます。
-
役割と権限
-
VS Code(1.114.0以降)。お使いのマシンにインストールされているVS Codeが1つだけであることを確認してください。確認するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
mdfind 'kMDItemCFBundleIdentifier == 'com.microsoft.VSCode*'' | while read -r app; do echo '$app → v$(defaults read '$app/Contents/Info.plist' CFBundleShortVersionString)'; done
出力に複数のパスが表示された場合は、続行する前に重複するインストールをアンインストールしてください。
-
対応OS:Windows、macOS、Linux。
1. 前提条件
- Zoho Creatorアカウントの[運用]→[Zoho Zia]で設定されたLLM APIキー。設定されていない場合、拡張機能ではZohoの自社開発AIであるZoho GenAIが使用されます。Zoho GenAIは、Zoho Creatorのすべての有料プランに追加料金なしで含まれています。
- Gitリポジトリーと個人用アクセストークンは、Creator AI Studioでバージョン管理を使用する場合にのみ必要です。リポジトリーのURLと、読み取りおよび書き込み権限を持つ個人用アクセストークンを用意してください。
2.1. 拡張機能のインストール
Creator AI Studioは現在、.vsixファイルとして提供されています。VS Codeにインストールするには、次の手順を実行します。
- Zoho Creatorサポートに連絡して、Creator AI Studioの.vsixファイルを入手します。
- VS Codeを開き、左ペインの[拡張機能]アイコンに移動します(または、ショートカットのCtrl+Shift+X/Cmd+Shift+Xを使用します)。
- [拡張機能]パネルの右上にある[⋯](ミートボール)メニューをクリックし、[VSIXからのインストール…]を選択します。

- ダウンロードした.vsixファイルを選択し、[インストール]をクリックします。

- インストールが完了すると、VS Codeの左側にあるアクティビティバーにCreator AI Studioのアイコンが表示されます。アイコンをクリックして拡張機能を開きます。

2.2. Zoho Creatorアカウントの連携
- インストール後、Zoho Creatorアカウントを接続する必要があります。
- VS Codeの右上にある[Creator AI Studio]アイコンをクリックして、拡張機能のホームページを開きます。
- [Zohoでサインイン]をクリックします。

- Zoho Accountsのサインアップページがブラウザーウィンドウで開きます。Zoho Creatorアカウントにログインし、アクセスを許可します。

- アカウントに複数のワークスペースがある場合は、いずれかを選択するよう求められます。ワークスペースが1つだけの場合は、自動的に選択されます。
メモ:自分が特権管理者、管理者、または開発者の役割を持つワークスペースのみが表示されます。これらのワークスペースでは、アプリを作成または更新する権限があります。
- 認証が完了すると、VS Codeにリダイレクトされます。

2.2.1. アカウントの切り替え
別のZoho Creatorアカウントでサインインするには、次の手順を実行します。
- チャットパネルの[アカウント]アイコンをクリックします。
- [アカウント]ページの[Creatorアカウント]で、[サインアウト]をクリックします。

- 拡張機能がサインイン画面に戻ります。[Zohoでサインイン]をクリックし、切り替え先のアカウントで認証します。
メモ:アカウントを切り替えると、現在のワークスペースとの接続が解除されます。新しいアカウントでサインインした後、ワークスペースを選択するよう求められます。
2.3. 拡張機能の概要
Zoho Creatorへの接続が完了すると、Creator AI Studioを使用できるようになります。ここでは、操作画面に表示される項目の概要を説明します。
2.3.1. アプリフォルダー
拡張機能の左上にあるドロップダウンには、現在の作業フォルダーが表示されます。これは、アプリの.dsファイルが保存されるマシン上のフォルダーです。
各アプリには、このフォルダー内に専用のサブフォルダーが作成されます。空のフォルダーを選択すると、新しいアプリの作成が開始されます。.dsファイルを含むフォルダーを選択すると、そのアプリが編集用に開かれます。作業フォルダーを選択または変更するには、ドロップダウンをクリックします。
2.3.2. ミートボールメニュー(⋯)
拡張機能上部のミートボールメニューから、次のアプリ管理オプションを利用できます。
- [Creatorからインポート]:認証済みのZoho Creatorアカウントにあるアプリを取得し、作業ディレクトリーにインポートします。既存のアプリで作業を開始する最も簡単な方法です。
- [ファイルからインポート]:.dsファイルを含むローカルフォルダーをインポートします。Zoho Creatorから直接取得したものではないアプリがマシン上にある場合に使用します。
- [国と通貨]:アプリで使用する国を設定します。通貨や電話番号などの国固有の項目には、該当する形式と初期値が自動的に適用されます。たとえば、インドを選択すると、通貨項目がINRに設定されます。
2.3.3. チャットパネルのコントロール
拡張機能の下部にあるチャットパネルで、AIと対話できます。
プロンプトを入力する前に、次の項目を設定します。
プロンプトを入力する前に、次の項目を設定します。
| コントロール |
オプション |
機能 |
| [権限モード] |
[許可を求める]
[自動編集]
[プランモード]
|
[許可を求める]:AIが変更内容を1件ずつ提案し、.dsファイルに書き込む前に承認を待ちます。
[自動編集]:AIが承認を求めずに、変更を.dsファイルへ直接適用します。
[プランモード]:AIが最初に、実施予定のすべての変更を含む完全なプランを作成します。続行する前に、そのプランを確認できます。
|
| [AIモデル] |
設定済みのモデル(例:GPT-5.6-sol) |
このセッションで使用するLLMを選択します。Zoho Creatorアカウントの[運用]→[Zoho Zia]で設定されているモデルのみが、こちらに表示されます。 |
| [処理レベル] |
[低]/[中]/[高] |
出力を生成する前にAIがプロンプトを分析する深さを設定します。レベルを高くすると、より詳細な結果が生成されますが、使用するトークンが増え、処理時間もやや長くなります。 |
| [添付](+アイコン) |
ファイルまたはドキュメント |
直接使用するファイルをアップロードします。要件定義書、ワイヤーフレーム、データサンプルなど、任意のファイルを添付できます。AIがファイルを読み取り、その内容を基にアプリを構築します。 |
メモ:使用したトークンの料金は、設定済みのLLMプロバイダーアカウントに請求されます。
2.3.4. コマンド
特定の操作をすばやく実行するには、チャットパネルで次のコマンドを使用します。
| カテゴリー |
コマンド |
説明 |
| チャット |
/clear |
現在のチャット画面の履歴を消去します。
メモ:このアプリについてAIが蓄積したコンテキストも削除され、その後の回答品質に影響する可能性があるため、慎重に実行してください。 |
| /compact |
チャットを要約してトークン領域を解放します |
| /resume |
以前のチャットを開きます |
| /creatorAIStudioQry |
現在のチャット内容を添付してサポートチケットを作成し、問題の詳細なコンテキストをサポートチームに共有します |
| デプロイ |
/generate-ds |
アプリの.dsファイルを含むzipファイルを生成します。 |
| /deploy-as-new-app |
DSファイルを新しいアプリとしてZoho Creatorにアップロードします |
| /deploy-to-existing-app |
既存のZoho Creatorアプリをこのバージョンに更新します |
| /sample-data |
現在のアプリのサンプルデータを生成し、Zoho Creatorにアップロードします |
| 探索 |
/review |
アプリのUI/UX、効率性、セキュリティを確認します |
| /overview |
エンティティ図とアプリの概要 |
| /modules |
主要なモジュールの内訳 |
| /dataflow |
データフロー分析 |
2.4 AIを活用したバイブコーディング
2.4.1. 開始方法の選択
新しいアプリを作成する場合も既存のアプリで作業する場合も、Creator AI Studioでは3つの方法で開始できます。
- 新しいアプリを一から作成する:チャットパネルを開き、作成するアプリについて説明するか、ビジネス要件定義書、フローチャートなどを含むファイルをアップロードします。以降はAIが処理します。
- Zoho Creatorから既存のアプリをインポートする
-
[⋯]メニューをクリックし、[Zoho Creatorからインポート]を選択します。
-
認証済みのZoho Creatorアカウントにあるアプリが一覧表示されます。作業するアプリを選択します。
-
アプリが構造化された.dsファイルとして作業ディレクトリーにダウンロードされます。
-
必要な変更や追加内容をチャットパネルに入力すると、AIが作成を進めます。
- ローカルからインポートする
-
[⋯]メニューをクリックし、[手動インポート]を選択します。
-
.dsファイルが保存されているローカルフォルダーを選択します。
-
アプリが拡張機能のワークスペースで開きます。変更内容をチャットパネルに入力します。
2.4.2. プロンプトによる作成
どの方法を選択しても、プロンプトを入力するとAIは同じ手順で処理します。
- チャットパネルにプロンプトを入力します。作成するアプリの要件を記載してください。具体的に入力するほど、出力の精度が向上します。必要に応じて、要件定義書、ワイヤーフレーム、データサンプルを添付し、AIに追加のコンテキストを提供できます。

- 生成を開始する前に要件をより正確に把握するため、AIがプロンプトに基づいて一連の質問を行います。
質問はテーマ別(例:ユーザー、ワークフロー、通知)に分類されます。表示された選択肢から回答を選択するか、[その他]を選択して任意の回答を入力します。残りの質問をスキップすることもできます。

- 回答を送信すると、Creator AI Studioが構造化された計画を生成します。この計画には、作成予定のコンポーネントが番号付きで網羅的に一覧表示され、各コンポーネントにはアプリ内の対応する.dsファイルのパスが関連付けられます。各コンポーネントの[詳細を表示]を展開すると詳細を確認でき、[図をプレビュー]をクリックすると全体を視覚的に確認できます。

- 計画を確認し、処理方法を選択します。次の5つの選択肢があります。
- [承認して編集を適用]:計画を承認すると、以降の確認なしでAIがすべての変更を.dsファイルに直接適用します。
- [承認]:計画を承認しますが、各変更を適用する前にAIが許可を求めます。
- [質問に回答して調整]:AIが新たな一連の質問を行い、回答に基づいて計画を修正します。
- [フィードバックで調整]:計画を修正するための自由形式のプロンプトを入力します。
- [キャンセル]:計画を破棄して最初からやり直します。

- 承認すると、Creator AI Studioが計画に従って.dsファイルを生成して書き込みます。進捗状況はチャットパネルで確認できます。

- 作成が完了した後も、新しいプロンプトを入力して、出力内容の各部分を拡張、変更、修正できます。
2.4.3. Zoho Creatorへのデプロイ
アプリをZoho Creatorに公開する準備が整ったら、次の手順を実行します。
- チャットパネルで、目的に応じたデプロイコマンド(/generate-ds、/deploy-as-new-app、または/deploy-to-existing-app)を実行します。詳細は、2.3.4. コマンドを参照してください。
- 拡張機能がローカルフォルダー内の.dsファイルを結合してアプリを作成し、ログイン中のZoho Creatorアカウントにアップロードします。アップロード中にエラーが発生した場合、エージェントが自動的に診断、修正して再試行します。自動的に解決できないエラーの場合、エージェントは処理を停止し、Zoho Creatorサポートへのサポートチケットの作成を提案します。
- 同期が完了したら、Zoho Creatorアカウントを開いてアプリにアクセスし、テストします。

メモ:アップロードコマンドを実行すると、ローカルのアプリフォルダー内にあるすべての変更がアップロードされます。実行する前に、出力内容に問題がないことを確認してください。
2.5. Gitによるバージョン管理
Creator AI Studioでは、既存のアプリで作業する開発者向けにGit連携を利用できます。設定すると、アプリの.dsファイルへの変更がGitリポジトリーにプッシュされ、同時にZoho Creatorにも同期されます。これにより、すべての変更について完全なバージョン履歴を確認できます。
Gitを設定するには、次の手順を実行します。
- チャットパネルの[アカウント]アイコンをクリックします。
- [アカウント]ページの[バージョン管理・Git]で、[Gitを設定]をクリックします。
- リポジトリーURL(例:https://github.com/user/repo.git))を入力し、アクセストークンを貼り付けます。

- [保存]をクリックします。
- 設定後、/deploy-to-existing-appを使用して変更をデプロイすると、更新された.dsファイルがGitリポジトリーにプッシュされ、Zoho Creatorアカウントにも同期されます。
メモ:Git連携は任意であり、既存のアプリで作業する場合にのみ必要です。
- 設定済みのLLMプロバイダーのAPIキーからトークンが消費されます。
- レート制限とパフォーマンスはプロバイダーによって異なります。
- 処理レベルを高くすると、セッションごとのトークン消費量が増加します。
- プロンプトにファイルやドキュメントを添付すると、トークン消費量が増加します。
- 場所を問わないアプリ開発
- Claude Code向けZoho Creatorの使用