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セクション区切りの操作

セクション区切りを挿入すると、ドキュメントのページを複数のセクションに分割でき、それぞれ異なる書式やレイアウトを設定できます。たとえば、ページごとに異なるヘッダーやフッター、用紙の向き（縦／横）、余白、段組みなどを設定可能です。セクション区切りを使用することで、同じドキュメント内でも余白やページ番号の書式などを柔軟に変更できます。

セクション区切りによる書式設定

ページ区切りはドキュメントの本文のみを分割しますが、セクション区切りは本文だけでなく、ページ余白、ページ番号、ヘッダー、フッターも分割します。これにより、以下のことが可能になります：

• ページごとに異なる余白を設定し、表紙ページに独自のデザインを施すことができます。
• 選択されたページごとに異なるヘッダーやフッターを設定できます。
• 用紙の向きを混在させることができます。たとえば、横向きでのみ収まる内容がある場合、セクション区切りを使って縦向きのドキュメント内に横向きのセクションを作成できます。
• セクション内の本文位置を上下余白に対して調整でき、表紙ページの作成などに利用されます。
• 選択したページのみページ枠線を付けることが可能です。
• 特定のページからページ番号を開始できます。

セクション区切りの挿入

セクション区切りを挿入するには、

1. セクション区切りを挿入したい位置にカーソルを置きます。
2. 「その他」をクリックし、挿入タブを選択します。
3. セクションとページの下で、区切り > セクション区切りを選択します。
4. 続いて、必要な種類のセクション区切り（連続または次のページ）を選択します。

セクション区切りの種類

連続

同じページ内で、あるセクションの終わりと新しいセクションの開始ができます。1ページ内で異なる段組みレイアウトを組み合わせることも可能です。例えば、5ページのドキュメントで、冒頭の件名や導入部分だけ1段組にし、残りを2段組にすることができます。

次のページ

「次のページ」セクション区切りを挿入すると、カーソル位置から新しいセクションが開始され、同時にページ区切りも挿入されます。つまり、新しいセクションが次のページから始まります。各セクションごとにページの向き、ページ番号の書式、余白などを個別に設定できます。

セクション区切りの削除

セクション区切りを削除するには、

1. 「その他」をクリックし、形式タブを選択します。
2. 段落の下で、¶（ピルクロウ）アイコンを選択します。これにより、下図のようにセクション区切りマークが表示されます。
3. 表示されたセクション区切りを選択し、削除してください。セクション区切りが削除されます。