要点:古いメーリングリストを再活用するには、まずリストを整理し、残った連絡先との関係を再構築します。リストクリーニングサービスでアドレスを検証し、最近反応があった連絡先を残して、それ以外は削除します。その後、最近まで有効だった連絡先にまずメールを送信し、反応の良かったコンテンツを再利用しながら、送信量を徐々に増やします。迷惑メールの苦情が発生した場合は送信を停止してください。
マーケティング担当者が直面するさまざまな課題の中でも、古いメーリングリストを使用するかどうかの判断は、特に難しいものの1つです。メールリストは時間が経つにつれて、非アクティブな連絡先やスパムトラップが増える可能性があります。古いメーリングリストには、再び関心を持ってもらえる可能性のある連絡先が含まれていることもありますが、メールを送信する前にリスクを慎重に検討する必要があります。メールが不達になったり迷惑メールとして報告されたりして、受信トレイへの到達率が大幅に低下する可能性があるためです。
古いメーリングリストの活用方法に関するインフォグラフィック。
古いメーリングリストを使用する際の注意点
しばらく連絡を取っていない古いメーリングリストを使用する場合、連絡先によっては、メール配信に登録したことを忘れている可能性があります。また、メールアドレスが変更されていたり、登録されたアドレスがスパムトラップになっていたりすることも少なくありません。これらの連絡先にメールを送信する許可を得ていることを確認してください。Zoho Campaignsでは、過去6か月間連絡を取っていない連絡先には、メールを送信する前に同意を得ることを推奨しています。
心配はいりません。以下の方法を慎重に計画して実施することで、古いメーリングリストを再活用できます。
古いメーリングリストの再活用
メーリングリストの再活用は、2段階で行います。まず、メーリングリストを整理して、無効になったメールアドレスやスパムトラップを削除します。次に、反応のない連絡先との関係を再構築し、関心を取り戻します。
メーリングリストの整理
メーリングリストを整理する方法は次のとおりです。
リストクリーニングサービスの利用
古いメーリングリストを使用する場合は、無効になったメールアドレスを特定するために、リストクリーニングサービスを利用することをお勧めします。リストの検証が完了すると、メーリングリストの品質をより正確に把握できます。メーリングリストの整理をご参照ください。
Zoho Campaignsでは、連絡先がメールを開封または返信したとき、商品やサービスを購入したとき、イベントに参加したときにスコアを付与できます。この手法は連絡先のスコアリングと呼ばれます。この手法を利用している場合、リストクリーニングサービスによるメーリングリストの検証後、最近反応があった連絡先のセグメントを作成できます。これらの連絡先は商品やサービスに関心があり、再度の案内を歓迎する可能性があります。連絡先のスコアリングは、プロフェッショナルプランと、Zoho Campaignsを含むZohoバンドルプランで利用できます。
連絡先によっては、単なる好奇心や商品/サービスの試用版を目的としてメーリングリストに登録した場合があります。試用版の利用後に関心を失ったり、別の商品/サービスに移行したりしている可能性もあります。このような連絡先を再びアクティブな状態に戻せる可能性は非常に低いでしょう。
関心を取り戻すためのメールを送信し、メーリングリストへの登録を継続するかどうかを確認するとともに、登録解除の選択肢も提示できます。登録解除の項目は見つけやすくしてください。GmailとYahooでは、1日あたり5,000通以上のメールを送信する送信者に対し、プロモーションメールでRFC 8058で定義されているワンクリック登録解除に対応することを求めています。メール操作のトリガーを使用したワークフローを作成し、関心を取り戻すためのメールを開封しなかった連絡先や、メールの受信停止を希望する連絡先を別のメーリングリストに移動し、引き続きメールの受信を希望する連絡先は現在のメーリングリストに残すよう設定できます。Zoho Campaigns 3.0では、メール操作トリガーで開封やリンクのクリックを検出でき、[リストに追加]と[リストから削除]の操作で連絡先をリスト間で移動できます。詳しくは、ワークフローの活用例をご参照ください。
関心や反応のない連絡先をメーリングリストから削除したら、リスト内の有望な連絡先に対象を絞り、関係の再構築を始められます。
関係再構築メールは、連絡先を再びアクティブな状態に戻すだけでなく、良好な関係を築くためにも役立ちます。関係再構築メールの作成方法を詳しく見ていきましょう。関心を取り戻すキャンペーンの作成方法も併せてご参照ください。
自己紹介と割引の提供
しばらくやり取りのないメーリングリストに関係再構築メールを送信する場合は、改めて自己紹介し、以前メール配信に登録していたことをさりげなく伝えることをお勧めします。また、メールの受信を継続するメリットも提示してください。連絡が途絶えていたことを残念に思っている旨を伝え、感謝の気持ちとして次回購入時に利用できる割引を提供します。これにより、連絡先の関心を取り戻し、自社に対する好印象を与えることができます。
フィードバックの依頼
途絶えていた連絡先との関係を再構築するには、相手の立場に寄り添うことが効果的です。フィードバックを依頼することで、連絡先から率直な意見を聞き、どのような情報を本当に求めているのかを把握できます。得られたフィードバックに基づいて今後のキャンペーンを適切に設計し、良好な関係を築き始めることができます。
価値のあるコンテンツの提供
長期間メールを送信していなかった場合は、受信者の関心を引くコンテンツを提供してください。メールのフッターにトピックのリンクを挿入すると、連絡先は情報を受け取りたい分野を選択できます。その後、選択されたトピックに関するメールを送信することで、関心を維持できます。
メール送信量の最適化
しばらく使用していないメーリングリストにメールを送信する場合は、反応がなくなる直前までメールを読んでいた連絡先への送信から始めてください。また、最近のキャンペーンで高い反応を得たコンテンツを再利用することもできます。これにより、「迷惑メールのようなコンテンツ」を理由にメールがフィルタリングされるのを防ぐことができます。送信元ドメインも長期間使用していない場合は、最初の送信をウォームアップとして扱い、少量から始めてください。
これらのメールに対する反応を確認します。好意的な反応が得られた場合は、残りの連絡先にも徐々にメールを送信します。迷惑メールとして報告されたり、苦情が寄せられたりした場合は、ドメインの評価がさらに低下するため、メールの送信を停止してください。Googleは、送信者に対し、迷惑メール率を0.10%未満に抑え、決して0.30%に達しないようにすることを求めています。また、Yahooも0.3%未満に抑えることを推奨しています。古いメーリングリストの再活用は、新しい連絡先を獲得するよりもコストを抑えられるため、非常に効果的です。関心を示さない連絡先や反応のない連絡先を削除するとメーリングリストは縮小しますが、見込みのある連絡先を有効な状態に戻すことができます。古いメーリングリストを再活用した後は、連絡先の関心を維持し、ROIを最大化することに注力できます。