ダッシュボードの理解
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このページの内容
ダッシュボードとその種類について、意思決定を支援する方法、そして調達プロセスアプリケーションにおいてダッシュボードが不可欠である理由を解説します。
概要
ダッシュボードは、複数のデータソースからの情報を一元的に可視化するツールです。SaaS業界では、ダッシュボードは情報管理ツールとして広く利用されており、データを収集・追跡し、インタラクティブかつカスタマイズ可能な可視化で表示します。ダッシュボードのグラフィカルなインターフェースにより、ユーザーは自社プロセスに関連する主要業績評価指標（KPI）を一目で確認できます。これにより、組織は意思決定や最新のパフォーマンス把握が容易となり、時間やリソースの節約にもつながります。
Zoho Creatorによる調達ダッシュボード
ダッシュボードの主なメリットのひとつは、複数の関係者が関わるプロセスにおいても、データの流れを自ら管理できる点です。
本調達ソリューションでは、調達、経理、仕入先それぞれの役割に特化した3種類のダッシュボードをご用意しています。各チームは自分たち専用のダッシュボードにアクセスでき、基となるデータが利用可能かつ使用準備が整ったタイミングで情報が表示されます。
調達ダッシュボード
本ダッシュボードは調達チーム専用で、調達依頼や発注書の各段階での状況や経費情報の追跡に活用できます。また、有効・無効なプロジェクト、仕入先、商品に関する最新データも確認・把握できます。
経理ダッシュボード
経理チーム専用のダッシュボードで、プロジェクト数の確認や各プロジェクトの予算・支出を個別に追跡できます。ここからは、経理承認が必要な調達依頼（PR）や発注書（PO）の管理、支払い完了リクエストの追跡も可能です。さらに、月間経費情報にも簡単にアクセスでき、財務意思決定に役立ちます。
仕入先ダッシュボード
仕入先専用のダッシュボードで、見積依頼数や注文状況の管理ができます。月間売上データの確認や、在庫を常に最新に保つための商品追加・管理も行えます。
前提条件
ダッシュボードの利用に特別な前提条件はありません。基となるデータがアプリケーション内で利用可能になると、自動的に情報が表示されます。
利用ケース
調達担当者
調達チームはダッシュボードを以下の目的で利用します：
- PR（調達依頼）やPO（発注書）の追跡
- 経費の管理
- 有効・無効なプロジェクト、仕入先、商品の件数確認
例: 調達ダッシュボードでは、各ステータス（保留中、進行中、購入手続き済み、完了、および合計）ごとのPRや、対応すべきPOがグラフィカルにわかりやすく表示されます。直感的な画面設計により、必要な情報をすぐに探し出し、業務効率化を図れます。
経理担当者
経理チームはダッシュボードを以下の目的で利用します：
- 全プロジェクト数の確認と、それぞれのプロジェクトの予算・支出の追跡
- 承認対象のPRやPOの管理、支払いリクエストの処理
- 月間経費チャートの確認による重要な意思決定
例: ダッシュボードでは、各プロジェクトとその合計予算、これまでの支出額がひと目でわかります。明確なデータ表示により、経理チームは全体の財務判断を適切に行えます。
仕入先
仕入先は主に以下の目的でダッシュボードを利用します：
- 見積もりや注文の進捗を追跡し、操作を行う
- 月間売上データにアクセスする
- 商品リストを追加・管理して、在庫情報を最新の状態に保つ
例：仕入先は主に調達リクエストに対して見積もりを提供する役割を担っています。ダッシュボードの一目でわかる表示では、合計件数の見積もりと、それぞれの提出済み・選択済み見積もりが明確に示されるため、通話から操作までのプロセスをより迅速に進めることができます。
メモすべきポイント
現在、ダッシュボードはデータが利用可能になり次第、自動的に情報が反映される設定となっています。注：これらのダッシュボードのユーザーカスタマイズは現時点では利用できません。ただし、今後スーパ管理者が各役割ごとにダッシュボードをカスタマイズできる機能の提供を進めています。
それまでの間、ユーザーがダッシュボードに対して特定のカスタマイズ（特定のグラフやレポートの追加・修正など）や、別観点からの統計データが必要な場合はお問い合わせください。対応可能なリクエストについては、現在のダッシュボードに追加いたします。
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