Webフォームの自動返信ルール

Webフォームの自動返信ルール

Webフォームは、顧客を増やしたいと考える企業に有用な機能です。Webサイト上に入力フォームを設置し、顧客に入力してもらうことで、顧客とのコミュニケーションをすぐに開始できます。フォームから送信された情報は、そのままZoho CRMに保管して管理できます。入力された情報に応じて、顧客に追加の情報を提供したり、懸念の解消をサポートしたりするなどの活動を行い、正式な取引の成立を目指します。
 
Webフォームへの入力に対しては、入力者一人ひとりに手動で返信メールを送る対応が取られることも珍しくありません。しかしそれでは、担当者にかかる負担が大きくなります。また、手動の対応では、有望な見込み客や潜在的なチャンスを見落とす恐れもあります。
 
顧客を獲得する手段としてのWebフォームの利用は広まっていますが、これを成功させるには、フォームから収集した情報の効率的な処理と、貴重なビジネスチャンスを逃さないための工夫が必要です。この記事では、Webフォームの入力者への対応を、自動返信ルールを使って自動化する方法を説明します。 

自動返信ルールとは 

「自動返信ルール」は、Webフォームへの入力を行った人に、自動で返信メールを送るための機能です。Zoho CRMのタブに関連付けているさまざまなWebフォームに対し、それぞれに異なる自動返信ルールを設定することで、フォームに入力された情報に応じて適切な返信メッセージを送ることができます。たとえば、[見込み客]タブに、イベント申し込み用と、ユーザー登録用の2つのWebフォームを関連付けているとします。この場合は、Webフォームごとに自動返信ルールを作成して、それぞれのフォームの入力者に適切な返信を送信することができます。 

自動メール送信との違い

Zoho CRMには、メールを自動的に送信する機能として「自動メール送信」という機能もあります。この機能は「自動返信ルール」と名称は似ていますが、別の機能です。以下の表に、この2つの機能の違いをまとめます。
 
自動返信ルール
自動メール送信
Zoho CRMのWebフォームから情報を受信したときに、すぐに返信を送るための機能です。
 
特にWebフォームを対象としている機能ではありません。Webフォームの入力者への返信に限らず、見込み客や連絡先に対してメールを自動送信できます。キャンペーンメールの計画的な配信などにも手軽に使用できます。
Webフォームからの問い合わせに対し、受領確認のメールを自動送信するときに最適です。
 
特定の日時を予約して送信するメールや、定期的(日次、週次、月次など)に送信するメールに最適です。

活用例
ある営業マネージャーは、最近リリースされた新製品を紹介するオンラインセミナーの開催を計画しています。セミナーの中でデモを行い、新製品の魅力を印象付けたいと考えています。この営業マネージャーは、まず[セミナー申し込み]フォームを作成し、それを[見込み客]タブに関連付けました。さらに、セミナーの参加者に表示する[フィードバック送信]フォームも作成し、これも[見込み客]タブに関連付けました。
この2つのフォームの入力者に対してそれぞれ適切な返信メールを送るため、自動返信ルールを2つ作成します。
  1. [セミナー申し込み]フォーム用ルール:セミナーへの参加を申し込んだ人に、自動でセミナーの案内メールを送ります。
  2. [フィードバック送信]フォーム用ルール:フィードバックを送信してくれた人に、自動でお礼のメールを送ります。
複数の自動返信ルールを作成することにより、それぞれのフォームの入力者に対してそれぞれ適切な内容のメールを送ることができます。
利用条件
  1. 必要な権限:Webフォームの作成権限を持つユーザーが、この機能を利用できます。
  2. 作成可能な自動返信ルールの件数の上限は、利用しているZoho CRMのプランによって異なります。以下の表でご確認ください。
Zoho CRMのプラン
自動返信ルールの件数
 無料
 1件
 スタンダード
 5件
 プロフェッショナル
 10件
 エンタープライズ
 20件
 アルティメット
 25件

自動返信ルールの作成   

Webフォームの自動返信ルールを作成するには
  1. [設定][チャネル][Webフォーム]に移動します。
  2. [自動返信ルール]タブを選択します。

  3. 自動返信ルールのページで、[ルールを作成する]をクリックします。
  4. ルール名を入力し、ルールを適用するタブを選択します。[次へ]をクリックします。
  5. ルールの設定ページが開きます。どのような入力に対して、どのような返信を自動送信するのかを設定します。
    a. ルールの条件を指定します。
    b. [テンプレートを選択]をクリックしてメールテンプレートを選択します。または、[+ テンプレートを作成する]をクリックしてテンプレートを作成します。

    c. [差出人]に適切なメールアドレスを入力します。[返信先を表示する]をクリックして、メールの返信先に指定するメールアドレスを入力します。
    d. メールアドレスには、以下のいずれかを入力できます。
             ・自分のメールアドレス(Zohoアカウントの登録メールアドレス)
             ・組織のメールアドレス
             ・データの担当者のメールアドレス
             ・他のユーザーのメールアドレス
    メモ:ルールを有効にするには、ルールの条件を少なくとも1件は設定する必要があります。
  6. [完了する]をクリックします。
  7. 新しい条件を追加する場合は、[条件を追加する]をクリックします。
    メモ:1つのルールに最大で25件の条件を設定できます。また、各条件には、最大で25件の条件式を入力できます。
  8.  ルールの条件を複数設定した場合は、画面右上の[条件を並べ替える]をクリックして条件の順番を変更できます。
  9.  条件の順番を変更するページで、条件をドラッグして希望の位置に移動します。設定が完了したら、[完了する]をクリックします。
  10.  [保存する]をクリックします。これで、自動返信のルールが有効になります。

 自動返信ルールの管理 

 自動返信ルールを編集するには 

  1. [設定][チャネル][Webフォーム]に移動します。
  2. [自動返信ルール]タブに移動します。作成されているルールが一覧表示されます。
  3. 編集するルールの[…](その他)アイコンをクリックし、[編集する]を選択します。
  4. 下図に示した編集アイコンをクリックすると、条件の編集画面が開きます。編集が完了したら、[完了する]をクリックします。

自動返信ルールを有効化/無効化するには

  1. [設定][チャネル][Webフォーム]に移動します。
  2. [自動返信ルール]タブに移動します。作成されているルールが一覧表示されます。
  3. 対象のルールの切り替えボタンをクリックして、有効/無効を切り替えます。
  4. ルールを無効にすると、関連付けられているWebフォームに対してそのルールは機能しなくなります。有効に戻すと、再び機能するようになります。

自動返信ルールを削除するには 

  1. [設定][チャネル][Webフォーム]に移動します。
  2. [自動返信ルール]タブに移動します。作成されているルールが一覧表示されます。
  3. 削除するルールの[…](その他)アイコンをクリックし、[削除する]を選択します。
  4. Webフォームに関連付けられている自動返信ルールを削除すると、そのWebフォームでの自動返信機能は無効になります。この場合、Webフォームの入力者に対して自動返信は行われません。
メモ
Webフォームに入力されたデータが自動返信ルールの条件に一致しない場合、自動返信ルールに設定されている自動返信は実行されません。このような場合でも自動返信が行われるようにするには、条件に一致しないときに使用するメールテンプレートを、Webフォームの作成時にあらかじめ設定しておきます。詳細については、ヘルプ記事「Webフォームの作成」でフォームの詳細設定についての説明をご参照ください。