取引先の企業に窓口となる担当者が複数いる場合、[取引先]タブにサブフォームを作成して、複数の窓口担当者の詳細情報を入力することが可能です。
受講者の氏名や住所などの基本情報に加えて、学歴と職歴などを入力したいとします。この場合、サブフォームに学歴や職歴の詳細情報を入力するように設定できます(学歴:学校名、専攻、卒業年度など、職歴:雇用者、役職、職務内容など)。
生命保険契約の申し込み情報を管理するフォームで、申し込み者の家族の情報を入力するとします。サブフォームに契約者の家族に関する詳細を入力するように設定できます(例:扶養家族の名前、年齢、性別など)。
見込み客の情報とあわせて、検討中の物件に関する詳細を入力するとします。サブフォームに物件の情報を入力するように設定すると、複数の物件の情報を入力し、一覧で確認できます(例:建物の構造、間取り図、築年数、最寄り駅)。
サブフォームは、レイアウトの編集画面で作成できます。サブフォームの作成後、サブフォームで情報を管理する項目を、サブフォームの表の列として追加します。また、集計用の項目を追加することも可能です。サブフォームを作成する手順は次のとおりです。
サブフォームを作成するには
手順1:サブフォームの詳細を設定します。手順2:サブフォームをレイアウトに追加します。手順3:サブフォームに項目を追加します。
手順1:サブフォームの詳細を設定します。手順2:サブフォームに固定項目を追加します。手順3:サブフォームをレイアウトに追加します。手順4:必要に応じて、標準項目または固定項目をさらに追加します。手順5:固定項目を追加した場合は、最初に追加した固定項目と合わせて項目の値(行)を設定します。
集計項目とは、サブフォーム内の数値の項目の値をもとに、合計や平均などの計算処理を行った結果を算出する項目です。サブフォームに項目(列)を挿入した後に、必要に応じて集計項目を追加できます。携帯電話の販売会社の例を通じて、集計項目の機能について見てみましょう。携帯電話のアクセサリーに関する詳細を、[関連商品]というサブフォームに入力するとします。また、このサブフォームには、[単価]、[数量]、[割引]などの項目があるとします。このサブフォームに、集計項目を追加します。集計項目において適用できる集計方法/関数は3通りあります。以下では、それぞれの概要と例を説明します。
集計項目の種類
サブフォームに必要な項目(列)と集計項目を追加した後、必須項目やアクセス権限、プロパティ(その他の詳細)に関する設定を行うことができます。
1.[必須にする]:サブフォームへの入力を必須に設定します。
サブフォームの項目の権限の設定
必要な項目(列)と集計項目を追加した後、必須項目やアクセス権限、その他の詳細に関する設定を行うことができます。アクセス権限は、サブフォームの項目ごとに設定可能です。手順としては、まず、対象の項目の […] (設定)アイコンをクリックし、メニューから次のいずれかの設定を選択します。
サブフォームのデータを、差し込み文書テンプレートに挿入できます。
例:受注書のテンプレートに、サブフォームに入力された商品データを挿入する。
サブフォームのデータに基づいて、レポートを作成できます。例:[商品]タブを基にレポートを作成し、
[関連商品]
というサブフォームのデータを集計します。この場合、[関連タブ](子タブ)として[関連商品]サブフォームを追加します。
メインの商品と、その商品に関連する商品について、それぞれのデータを集計してまとめて表示することが可能です。
サブフォームのデータに基づくレポートを作成するには
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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