カスタマイズ設定のコピー

カスタマイズ設定のコピー

この記事では、Zoho CRMで提供される設定のコピー機能の概要を説明します。

この機能の使用方法などの詳細については、こちらの記事をご参照ください。

事業を成功させるには、その事業や業界の特性に合わせてCRMシステムをカスタマイズすることが欠かせません。しかし、そうしたカスタマイズは、時間コストスキルの面で大きな負担となることがよくあります。

CRMシステムを有効活用できるようになるまでに、数々の試行錯誤や調整が必要なことも少なくありません。たとえば、次のようなカスタマイズ作業が必要です。
  1. 自社の業務専用のタブを作成する
  2. ワークフロールールを最大限に活用して、業務を自動化する
  3. 自社特有のプロセスを実行できるように、ブループリントに細かな設定を施す
  4. 権限を詳細に定義する

Zoho CRMの設定のコピーは、追加費用なし、コーディングなしで、Zoho CRMの設定を他のアカウントにコピーできる機能です。これを使用することで、最適にカスタマイズしたアカウントの設定を、面倒な手間を掛けることなく別のアカウントにコピーできます。

なお、設定のコピー機能では、別のZoho CRMアカウントに保存されているデータをコピーすることはできません(コピーできるのは設定情報のみです)。Zoho CRMのアカウント(組織)間でデータをコピーする方法については、「Zoho CRMアカウント間でのデータの移行」をご参照ください。

この機能を利用できるプランと制限事項
この機能に関連する権限
用語の説明
この機能を利用できるプランと制限事項
  1. この機能を利用できるZoho CRMのプランは、スタンダードプロフェッショナルエンタープライズアルティメットです。
  2. Zoho OneまたはZoho CRM Plus(Zoho CRMをはじめとする複数のZohoサービスをまとめて利用できるパッケージ)を利用している場合、設定情報を送信できます。受信するには、すべての連携を無効にする必要があります。
  3. 試用版:利用できます。
  4. 開発者向けプラン:利用できます。
  5. Zoho CRMのモバイルアプリでこの機能を利用することはできません。
  6. Zoho CRMのテスト環境(サンドボックス)でも、この機能は利用できません。

この機能に関連する権限
管理者権限を持つユーザーが、設定の送受信とコピー処理を実行できます。
用語の説明
  1. CRMの設定全体/設定済みのCRM環境:Zoho CRM内のカスタマイズした機能の設定一式。Zoho CRM内に保存されているデータは含まれません。
  2. コピー先アカウント:設定のコピー先(受信側)となるCRMアカウント。これからカスタマイズをするために、設定情報を受け取るアカウントです。通常、コピー先となるのは、新しいCRMアカウントか、まだあまりカスタマイズをしていないアカウントです。
  3. コピー元アカウント:設定のコピー元(送信側)となるCRMアカウント。このアカウントの設定を、コピー先アカウントに送信してコピーします。通常、コピー元となるのは、社内の管理者あるいは導入支援サービスの提供企業(例:Zoho CRMの販売パートナー企業)によってカスタマイズが行われたアカウントです。
  4. 設定コピー用キー:コピー先アカウントを識別するためのキー。コピー先アカウントで生成し、コピー元アカウントに送信します。このキーは、生成後24時間に限り有効です。


利用例

  1. 特定の業界に合わせてCRMシステムを一からカスタマイズする代わりに、すでに成功を収めている社内の他の組織や、導入支援サービスを提供する企業から、その業界用に設定済みのCRM環境をコピーできます。これにより、業界特有の管理項目や、実証済みのプロセスをすぐに使用できるようになり、社内の時間、コスト、手間を省くことができます。
  2. 社内で汎用的な最適化を施したCRM環境を標準環境として設計し、その設定を新規の支店や他の地域の支店にコピーできます。これにより、顧客や取引のデータの管理方法を全社で統一できます。全社の従業員に統一した環境を提供することで、顧客サービスの一貫性を保つことができます。
  3. CRMシステムの導入支援サービスを提供する企業では、既存のカスタマイズ設定を複数のクライアントに活用したり、既存の設定を基に新しい環境を構築したりすることが可能になります。

コピーの手順

Zoho CRMの設定をコピーする大まかな手順は、以下のとおりです。
  1. コピー先アカウントの管理者が期限付きのキーを生成し、そのキーをコピー元アカウントの管理者に送信します。
  2. コピー元アカウントの管理者が、そのキーを使用して、自身の環境の設定をコピー先アカウントに送信します。
  3. コピー先アカウントの管理者が、送信された設定を受信し、その設定を承認します。承認が完了すると、受信した設定がコピー先アカウントの環境に自動的に適用されます。
  4. これで完了です。コピー先アカウントにコピー元アカウントと同様の設定が反映され、その設定のもとで利用を開始できます。
コピー先アカウントでは、該当のアカウントの識別のために使用する設定コピー用キーを生成する必要があります。このキーは、生成後24時間に限り有効です。

次のステップ

設定のコピー機能の具体的な利用方法については、こちらの記事をご参照ください。