Zoho CRMのカレンダーでは、CalDavに関する設定を行うことが可能です(CalDavとは、インターネットを通じてカレンダー情報を共有するための規格です)。CalDavの設定を行うことで、Zoho CRMにいちいちログインしてカレンダーを表示しなくても、iPhoneやApple Watchのカレンダーで手軽に予定を確認できるようになります。
Zoho CRMのカレンダーでCalDavの設定を有効にすると、任意のiOSデバイス(iPhone、iPad、MacBook、Apple Watch)と予定データを同期できます。これにより、Zoho CRMで作成した予定がiOSデバイスのカレンダーに同期されます。また、その逆も同様です。
たとえば、iPhoneのカレンダーで「Product Launch」(製品リリース)という予定を作成した場合、該当の予定データはZoho CRMやApple Watchのカレンダーに同期されます。また、iOSデバイスで予定の通知を受け取ることもできます。以下の画像は、Zoho CRMの画面上での予定の通知(ポップアップ)と、その内容がiPhoneやApple Watchでどのように表示されるかを示したものです。
iOSデバイスでCalDAV設定を有効にすると、予定を効率的に管理できます。CalDAV設定により、Zoho CRMとiPhone間で予定データが同期されます。これにより、Zoho CRMで作成した業務上の予定も、iPhoneで作成した個人の予定も、どちらもiPhoneのカレンダーで効率的に管理できます。たとえば、同僚とのランチの予定と、顧客訪問の予定の時間が重なってしまった場合、優先度に基づいてiPhoneのカレンダーで該当の予定をすばやく再調整できます。この場合も、予定を編集するためにZoho CRMにログインする必要はありません。
CalDAV設定は、iPhone、iPad、MacBook、iPod Touchなど、複数のiOSデバイスで有効にすることができます。なお、Apple Watchについては、個別の設定は不要です。Apple Watchで予定に関する通知を受信するには、カレンダーを同期したiOSデバイスにApple Watchをペアリングするだけです。CalDAV設定が有効になっているすべてのデバイスとZoho CRMの間で、予定データを同期できます。たとえば、移動中にiPhoneを取り出して確認できなくても、手首を傾けるだけでApple Watchでその日の予定を確認できます。
インターネットに接続していないとき(オフライン)でも、iPhoneのカレンダーで予定を作成したり編集したりすることが可能です。再度接続したときに、Zoho CRMに予定データが自動的に同期されます。
Zoho CRMとiOSデバイス間のCalDAVによるカレンダーの同期を設定するには、次の2つの手順を実行する必要があります。
Zoho CRMのカレンダーでCalDAVによるアクセスを有効にすると、iOSデバイスでCalDAVアカウントを設定できるようになります。
Zoho CRMのカレンダーでCalDAVによるアクセスを有効にするには
CalDAVによるカレンダーの同期は現在、iOSデバイスのみで設定が可能です。iPhone、iPad、iPod Touch、Apple Watch、MacBookに対応しています。CalDAVの設定は、Apple Watchを除き、各iOSデバイスで個別に有効にする必要があります。
Apple Watchの場合、カレンダーを同期するには、iPhoneとのペアリングが必要です。なお、Apple Watchでは予定の通知を受信できますが、予定の作成/編集はできません。
CalDAVの設定手順は、すべてのiOSデバイスで同様です。iPhoneでのCalDAVの設定手順は次のとおりです。
iPhoneでCalDAVを設定するには
iOSデバイスでCalDAVアカウントが不要になった場合は削除できます。CalDAVアカウントの削除には、次の2通りの方法があります。
Zoho CRMでCalDAVアクセスを無効にするには
iPhoneでCalDAVアカウントを削除するには
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