顧客の声分析では、あらかじめ用意されている標準のダッシュボードを利用できるほか、独自のダッシュボードを作成することも可能です。独自のダッシュボードでは、組織の要件に合わせて、表やグラフをカスタマイズできます。
独自のダッシュボードでは、以下の操作が可能です。
新しい表/グラフの追加
標準のダッシュボードからの表/グラフの複製
表/グラフの編集や削除
独自のダッシュボードを作成することにより、分析や意思決定に役立つ指標データを効率的に把握できるようになります。
利用条件
組織ごとの独自のダッシュボードの上限:2件
顧客の声分析のデータは、[顧客の声分析の反応]、[顧客の声分析のキーワード]、[顧客の声分析のデータ元]、[顧客の声分析の操作/処理]などのタブに保存されています。該当のタブに保存されているデータを直接表示することはできませんが、ダッシュボード内で表やグラフを作成するのに使用できます。
Zoho CRMで[顧客の声分析]タブに移動します。
画面左側のメニューで[ダッシュボードを作成する]アイコンをクリックします。
ダッシュボードの設定画面で、以下の設定を行います。
分析対象の経路を選択します(Zoho Survey/Zoho Desk/メール/電話/Social/メモ)。
分析対象の期間を選択します。
分析対象の経路として[Zoho Survey]を選択した場合は、分析対象のアンケートを設定します。[すべてのアンケートを含める]または[アンケートを選択する]のいずれかを選択できます。後者を選択した場合、ドロップダウンリストから分析対象のアンケートを選択します。
キーワードの設定を選択します。[すべてのキーワードを含める]または[キーワードを除外する]のいずれかを選択できます。
分析対象の経路として[メール]を選択した場合、分析対象のメールの設定を選択します。
[次へ]をクリックします。
ダッシュボード名を入力します。
画面左側のメニューで、表/グラフの種類を選択します(グラフ/コホート/表/異常値/KPI)。現在利用できるグラフには、円グラフ、棒グラフ、スプライングラフ(曲線化した折れ線グラフ)、ドーナツグラフ、縦棒グラフ、ワードクラウド(頻出単語を大きく記載)、ヒートマップなどがあります。表示された画面で、以下の設定を行います。
表/グラフの名前を入力します。
分析対象のタブを選択します。
顧客の声分析の関連タブを選択します。情報アイコンをクリックすると、各関連タブに関する詳細を確認できます。
軸(Y軸)の設定を選択します。
分析対象のタブと関連タブの項目の一覧から、グループ化の基準にする項目を選択します。また、特定の項目値を持つデータや、上位から特定の件数のデータのみを抽出して表示することも可能です。たとえば、[意図]の項目に基づいてグループ化を行うと、データを意図別にまとめて表示できます(問い合わせ、苦情など)。 グループ化の基準の項目を選択すると、さらに以下の設定を指定できます。
[許可する値]
特定の項目値を持つデータのみを抽出して表示できます。たとえば、顧客からの反応を意図別にグループ化している場合、[許可する値]として[苦情]を指定すると、[意図]が[苦情]である反応のみを表示することが可能です。
[上位の件数]
上位の件数を指定すると、該当の項目値が上位のデータを、上位から特定の件数分だけ抽出して表示できます。たとえば、顧客からの反応を意図別にグループ化している場合、上位の件数として「2」を指定すると、上位2種類の意図(例:問い合わせ、苦情)のデータのみを表示することが可能です。上位の件数には、任意の値を指定できます。
[条件フィルター]をクリックすると、フィルター条件を指定して、条件に一致するデータのみを表示できます。
[保存する]をクリックします。
必要に応じて、上記と同様の手順で、表/グラフをさらに追加します。
[保存する]をクリックします。
独自のダッシュボードでは、すべての表/グラフを編集できます。一方、標準のダッシュボードでは、一部の表/ダッシュボードのみを編集できます。表/グラフを編集することで、さらに詳細な分析が可能です。たとえば、上位5件のキーワードの件数を表示する、縦棒グラフがあるとします。このグラフを編集し、キーワードを印象別にグループ化し、[許可する値]を[否定的]として設定すると、上位5件の各キーワードが否定的に言及された件数のみを表示できます。また、キーワードの件数を、競合他社別にグループ化することも可能です。
標準のダッシュボードの表/グラフは、編集回数が3回に達した場合、必要に応じて最初の設定を復元できます。
対象の表/グラフに移動します。
[…](その他)アイコンをクリックし、[編集する]を選択します。
必要に応じて設定を編集し、[保存する]をクリックします。
ダッシュボード(標準/独自)の表/グラフは、独自のダッシュボードに複製できます。
対象の表/グラフに移動します。
[…](その他)アイコンをクリックし、[複製する]を選択します。
複製先のダッシュボードとして、既存のダッシュボードを選択するか、[新しいダッシュボード]を作成します。
標準のダッシュボードの表/グラフは、3回編集すると、最初の設定を復元できます。
対象の表/グラフに移動します。
[…](その他)アイコンをクリックし、[復元する]を選択します。
標準のダッシュボードの表/グラフは削除できません。一方、独自のダッシュボードの表/グラフは、必要に応じて削除できます。
対象の表/グラフに移動します。
[…](その他)アイコンをクリックし、[削除する]を選択します。
標準のダッシュボードは削除できません。ただし、独自のダッシュボードは削除できます。
対象のダッシュボードに移動します。
[…](その他)アイコンをクリックし、[ダッシュボードを削除する]を選択します。
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