Zoho Deskでは、担当者向けの画面(ポータル)と初期設定のヘルプセンターのURLをカスタマイズし、独自ドメインを使用したURLへと変更することが可能です。たとえば、ヘルプセンターのWebアドレスは、初期設定ではZoho Deskのサブドメインを使用したアドレスです(例:desk.zoho.com/portal/ <mycompany>)。このアドレスをカスタマイズして 「support.<mycompany>.com」に変更することが可能です。この機能は、ドメインの関連付けと呼ばれます。
 
 使用例を挙げてみます。株式会社ジルカー(Zylker)という会社があり、カスタマーサポート部門でZoho Deskを使用しています。サブドメイン(  www.zylker.com)をZoho  Deskに関連付けることで、顧客が「desk.zoho.com/portal/zylker」の代わりに「support.zylker.com」を通じてヘルプセンターにアクセスできるようになります。同様に、サポート担当者が Zoho Deskのポータルに「support.zylker.com/support」を通じてアクセスすることが可能になります。  
 
 
  
  
   メモ:        
  
  
   - この文書に記載されているドメインの関連付けの手順は、担当者の画面と    初期設定のヘルプセンター    にのみ適用されます   。  
 
- ワイルドカードや  外部ベンダー  から購入したその他のSSL証明書は、Zoho Deskにはインストールできません。
- Webブラウザーで快適にサービスを利用するには、  外部サービスのクッキー  (特に、Safari)を必ず有効にしてください。   詳細はこちら   
 
 
前提条件   
 Zoho Deskにドメインを設定する前に、    ドメイン管理サービスの管理画面 で次の設定を行う必要があります。  
 - サブドメインの追加:組織のドメイン(例:zylker.com)にサブドメイン(例:support.zylker.com)を追加します。このサブドメインは、Zoho Deskの担当者向けの画面(ポータル)とヘルプセンターのURLに使用するものです。サブドメインの追加方法については、利用中のドメイン管理サービスのWebサイトをご参照ください。
- 追加したサブドメインの管理画面でCNAMEレコードを作成して、名前(ホスト/エイリアス)や値(参照先/宛先)としてZoho Deskのドメインの設定画面に表示されている情報を指定します。これにより、Zoho Deskの担当者向けの画面(ポータル)やヘルプセンターの別名のURLが作成されます。CNAMEレコードの作成方法の詳細については、下記の「CNAMEレコードの作成」をご参照ください。
CNAMEレコードの作成   
 CNAMEレコードを作成して、Zoho Deskを指定するには:     
 - ドメイン管理サービスの管理画面にサインインします。  
 
- DNSレコードを変更するには、 DNS管理の設定画面にアクセスします。DNS管理が見つからない場合は、[詳細設定]や[ネームサーバー管理]などのメニューを探します。  
 
- CNAME   (または正規名)レコードを作成/編集して、「    desk.cs.zohohost.com    」を指定します。   
 「desk.zoho.eu」でZoho Deskにアクセスしている場合は、CNAMEに「    desk.cs.zohohost.eu    」を指定します。
-  「desk.zoho.in」でZoho Deskにアクセスしている場合は、CNAMEに「    desk.cs.zohohost.in    」を指定します。
 DNSシステムに対する変更はすぐには反映されません。変更が反映されるまでに時間がかかる場合があります。  
 
ドメインアドレスの設定   
 これで前提条件を満たしたため、Zoho Deskに移動して、新しいドメインアドレスを指定します。ドメインアドレスの変更の流れは、次の3つの手順で構成されます:  
 - ドメインアドレスの   追加    
 
- ドメイン所有権の   認証    
 
- ドメインの    適用   
 
 
 手順1:ドメインアドレスの追加:    
 
  
   最初の手順は、Zoho Deskで設定したいドメインアドレスを指定します。  
  
   
    
      
      
       上記の手順でCNAMEエントリーを作成し、Zoho Deskを指定するまで、この手順は続行しないでください。 
      
 
     
      
 
 
 ドメインアドレスの追加手順は、次のとおりです:   
 - 管理者   権限で、Zoho Deskにサインインします。  
 
- 画面上部のメニューで  (設定)アイコンをクリックし、[一般]の欄にある[ブランド表示設定]をクリックします。 (設定)アイコンをクリックし、[一般]の欄にある[ブランド表示設定]をクリックします。
- 画面左側のメニューで[ブランド表示設定] の欄にある[ドメインの関連付け]    をクリックします。   
 
- [ドメインの関連付け]   ページで [ドメインを関連付ける]    をクリックします。   
 これにより、ドメインを関連付けるための  [設定ウィザード]  が起動します。
 
   
 
 
- カスタマーサポート用の    [ドメインURL]    を入力します(例:support.bayandco.com)。
 注:ドメインURLの全体の長さの上限は、46文字です。
- [次へ]   をクリックします。  
 
 
 手順2:ドメイン所有権の認証:      
 Zoho Deskでドメインを適用する前に、ドメインを認証してください。ドメインは、要件に応じて、次のいずれかの方法で認証できます。
 
 CNAMEによる認証
 CNAMEによる認証では、Zoho Deskに表示された一意のコードを、利用中のDNS管理サービスに追加する必要があります。CNAMEレコードを追加したら、Zoho Deskの設定ウィザードで認証ボタンをクリックします。 
 
       
 
 
 
 手順:     
 - 利用中のドメイン管理サービスにサインインし、DNS管理ページを開きます。ヘルプについては、利用中のドメイン管理サービスに直接お問い合わせください。    
 
- 次の詳細を入力して、新しい    [CNAMEレコード]    を作成します:    
 
  - [Name/ホスト/エイリアス/CNAME]   項目に、Zoho Deskで作成したコード(例:zb********)を追加します。    
 
- [値/指定先/宛先]   項目で、「desk.cs.zohohost.com」を追加します。EUでホストされているアカウントの場合は、「desk.cs.zohohost.eu」を追加します。   
 インドでホストされているアカウントの場合は、「desk.cs.zohohost.in」を追加します。
- 保存ボタンまたは レコードの追加ボタンをクリックして、CNAMEレコードを保存します。  
 
- Zoho Deskアカウントの[設定ウィザード]画面に戻ります。  
 
- 認証方法として[CNAME]が選択されていることを確認し、[認証する]    をクリックします。
 
HTMLによる認証
 HTMLによる認証では、Webサイトページのルートフォルダーに、Zohoが提供する認証ファイルを追加する必要があります。認証ボタンをクリックすると、Webサイト内で対象のファイルが検索され、認証ファイルの有無に基づいてドメインが認証されます。  
 
 
 手順:     
 - Zoho Deskの設定ウィザードページで、認証方法として[HTML]を選択します。  
 
- 認証ファイルをダウンロードするには、ウィザード内で「    zoho-domain-verification.html    」ファイルをクリックします。  
 
- ファイルを、ドメインのWebサイトのルートフォルダー(最上位フォルダー)にアップロードします。例:  http://bayandco.com/zoho-domain-verification.html   
 
- ブラウザーのウィンドウを開き、Webサイト上のアップロードしたファイルのアドレスに移動します。ファイルが正しくアップロードされている場合、Webページにアップロードした文字列が表示されます。  
 
- Zoho Deskアカウントの設定ウィザードページに戻ります。  
 
- 認証方法として[HTML]が選択されていることを確認し、[認証する] をクリックします。認証ボタンをクリックすると、Zoho Deskでは、対象のWebサイトでHTMLファイルの有無が確認されます。ファイルが見つかると、ドメインは認証済みとして更新されます。
 
 手順3:SSL証明書の取得:    
 Zohoを通じて、ドメインのSSL証明書をインストールする必要があります。証明書は、ブラウザーとサーバー間の安全な暗号化接続を構築するのに使用されます。インストールは、Zoho側で無償で実施されます。これには 3営業日かかる場合があります。SSL証明書を取得するには、ウィザード内の  [SSLを設定する]  をクリックします。 
 
  
 
 
 
 
 
 
ドメインの適用
 ドメインのSSL証明書のインストールが完了すると、Zoho Deskにドメインを適用できます。複数ブランド機能を有効にしない限り、適用できるドメインは1件のみですのでご注意ください。
 
 ドメインの適用手順は、次のとおりです:     
 - ドメインの関連付けのページで、適用する認証済みドメインの    [ドメインを適用する]    をクリックします。 
 
   
 
 
- 設定ウィザードで    [適用する]    をクリックします。 
 新しいドメインがZoho Deskに関連付けられます。
- 新しいタブでドメインを開くには、    [ドメインを表示する]    をクリックします。 
 
   
 
 
- すべて問題がなければ、元のタブで [もう一度読み込む]    をクリックします。 
 これで、新しいドメインでZoho Deskにアクセスできます。
 
ドメインのリセット   
 Zoho Deskの初期設定のURL(desk.zoho.com)でアクセスする場合は、ドメインの関連付けをリセットできます。  
 
 ドメインの関連付けをリセットするには:     
 - 画面上部のメニューで  (設定)アイコンをクリックし、[一般]の欄にある[ブランド表示設定]をクリックします。 (設定)アイコンをクリックし、[一般]の欄にある[ブランド表示設定]をクリックします。
- 画面左側のメニューで[ブランド表示設定]の欄にある[ドメインの関連付け]    をクリックします。   
 
- [ドメインの関連付け]   ページで、適用したドメインにカーソルを合わせ、  (リセット)アイコンをクリックします。 (リセット)アイコンをクリックします。
 
- 確認画面で    [リセットする]    をクリックします。  
 
 
  これで、初期設定のURLでZoho Deskにアクセスできます。
 
 
  
  
  
   - 複数ブランドのヘルプセンターに関連付けられているドメインはリセットできません。
 
 
 
ドメインの削除   
 Zoho Deskに追加した認証済みドメインと未認証ドメインは、必要に応じて削除できます。  
 
 ドメインを削除するには:     
 - 画面上部のメニューで  (設定)アイコンをクリックし、[一般] の欄にある[ブランド表示設定]    をクリックします。 (設定)アイコンをクリックし、[一般] の欄にある[ブランド表示設定]    をクリックします。
- 画面左側のメニューで[ブランド表示設定] の欄にある     [ドメインの関連付け]    をクリックします。   
 
- [ドメインの関連付け]   ページで、ドメインにカーソルを合わせ、 (削除)アイコンをクリックします。 (削除)アイコンをクリックします。
 
- 確認画面で    [削除する]    をクリックします。
  
  
   メモ:    
  
  
   - Zoho Deskに適用されているドメインは、リセットするまで削除できません。  
 
- 複数ブランドのヘルプセンターに関連付けられているドメインは、ドメインの関連付けを解除するか、ヘルプセンターを削除するまで削除できません。   
 
 
 
よくある質問(FAQ)   
 1. ヘルプデスクで不正なドメインを設定してしまったため、アカウントからロックアウトされました。     
 
 
  はい。ユーザーが「desk.zoho.com」にアクセスすると、組織に関連付けられている独自ドメインに自動で移動します。
 
 
  
 
 
  3.   親ドメイン用に発行された認証情報をサブドメインの認証に使用することはできますか? 
 
 
  いいえ、できません。宛先(指定先)のメールサーバーで、サブドメインは親ドメインとは別個のものとして認識され、処理されるためです。サブドメインにはサブドメイン用の認証情報が必要です。
 
 
  
 
 
  4.  なぜZoho Deskでドメイン認証を行う必要があるのでしょうか? 
 
 
  ドメイン認証は、Zoho Deskの利用者と対象のドメインの所有者が同一であることを証明するために行います。Zoho Deskから発行された認証情報を用いて認証を行うことによって、対象のドメインを通じてZoho Deskにアクセスできるようになります。ドメイン認証を行わないと、Zoho Deskの利用者と独自ドメインの所有者が同一であるかどうかを証明することはできないため、独自ドメインを通じてZoho Deskにアクセスすることはできません。