このページでは、どこでもサポートのウィジェットに各種サポート機能をタブとして表示する手順について説明します。なお、どこでもサポートのウィジェットに表示できるのは、Zoho Deskの設定画面で有効になっているタブ(機能)のみです。また、利用中のZoho Deskのプランによっては、標準で有効になっているタブ(機能)が異なりますのでご注意ください。
どこでもサポートのダッシュボードの表示
アプリの利用者は、どこでもサポートのダッシュボードを通じて各種サポート機能の画面に移動することができます。ダッシュボード上に表示されているアイコンやボタンから、ナレッジベース、コミュニティ、サポート窓口、問い合わせの一覧、チャットなどの各画面に移動することが可能です。移動先の画面から必要な情報を参照したり、サポート担当者に問い合わせたり、自身の問い合わせ情報を確認したり、担当者とチャットを開始したりすることができます。
初期設定では、どこでもサポートSDK(ソフトウェア開発キット)の[チャット]タブは無効になっています。利用するには、はじめにZoho Deskの設定ページからチャット機能を有効にする必要があります。
どこでもサポートのダッシュボードを表示するには、以下のコードをメソッドに追加します。
- ZDPortalHome.show(MainActivity.this);
ダッシュボードの設定の上書き
I ダッシュボード上に表示するサポート機能(タブ)の指定
どこでもサポートのダッシュボードを表示するにあたって、ダッシュボード上に表示する各種サポート機能(タブ)を指定できます。
初期設定では、すべてのサポート機能(タブ)が表示されます。特定のサポート機能(タブ)を表示しないようにするには、該当のコード内に「false」と入力します。
ダッシュボードに表示するサポート機能(タブ)を指定するには、以下のコードを使用します(必要に応じて「true」を「false」に変更してください)。
ZDPHomeConfiguration config = new ZDPHomeConfiguration.Builder()
.isKBEnabled(true)
.isCommunityEnabled(true)
.isLiveChatEnabled(true)
.isMyTicketsEnabled(true).build();
ZDPortalHome.setConfiguration(config);
ZDPortalHome.show(activity);
II ダッシュボードの非表示/個別のサポート機能(タブ)の表示
どこでもサポートのダッシュボードをアプリに表示せずに、個別のサポート機能をタブとして表示することができます。
以下では、各サポート機能(タブ)を個別に表示する手順について説明します。
[チャット]タブ
[チャット]タブを表示することで、アプリの利用者はサポート担当者とチャットを通じてやりとりを行うことができます。
[チャット]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalChat.show(activity);
「activity」は、[チャット]タブを表示するためのインスタンスです。
[ナレッジベース]タブ
[ナレッジベース]タブを表示することで、アプリの利用者は自身でヘルプ記事を検索したり、参照したりすることができます。
[ナレッジベース]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalKB.show(activity);
「activity」は、[ナレッジベース]タブを表示するためのインスタンスです。
問い合わせの送信
問い合わせを送信するための画面です。アプリの利用者は、質問や要望を問い合わせとして送信できます。担当者は、問い合わせを表示したり、優先度を設定したり、問い合わせに返信したりすることが可能です。
問い合わせの送信画面を表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalSubmitTicket.show(activity);
「Activity」は、問い合わせの送信画面を表示するためのインスタンスです。
自分の問い合わせ
顧客が自身の問い合わせを管理するための画面です。問い合わせを確認したり、問い合わせの内容を編集したりできます。
自分の問い合わせ画面を表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalTickets.show(activity);
「Activity」は、自分の問い合わせ画面を表示するためのインスタンスです。
[コミュニティ]タブでは、アプリの利用者は商品やサービスに関するフォーラム(掲示板)にアクセスし、他の利用者やサポート担当者と交流できます。
[コミュニティ]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalCommunity.show(activity);
「activity」は、[コミュニティ]タブを表示するためのインスタンスです。
[自動ガイドボット]タブ
自動ガイドボットとは、担当者からのサポートを受けずに、利用者が自力で問題を解決するのに役立つ機能です。自動応答によるやりとりを通じて、利用者の求めている内容を絞り込みながら、適切な解決策や手続きを提示できます。この機能を提供するには、チャットのフロー(流れ)の事前設定が必要です。
[自動ガイドボット]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
- ZDPortalLiveChat.show(<activity>);
また、自動ガイドボットのフローは、フラグメントのコンポーネントとしても設計されているため、以下のメソッドによっても表示できます。
ZDPortalLiveChat.getChatFragment()
[自動ガイドボット]と[Zia]のタブを有効にすると、以下の画像のようにチャットの要素が表示されます。
自動ガイドボットとZiaを同時に有効にすると、初期設定では自動ガイドボットが読み込まれます。必要に応じて、Ziaによるチャットに切り替えることもできます。なお、自動ガイドボットのフローの実行中はZiaと自動ガイドボットを切り替えることはできませんので、ご注意ください。切り替えを行うには、会話を再開するメニューをクリックしてフローをリセットする必要があります。