このページでは、どこでもサポートのウィジェットに各種サポート機能をタブとして表示する手順について説明します。なお、どこでもサポートのウィジェットに表示できるのは、Zoho Deskの設定画面で有効になっているタブ(機能)のみです。また、利用中のZoho Deskのプランによっては、標準で有効になっているタブ(機能)が異なりますのでご注意ください。
どこでもサポートのダッシュボードの表示
アプリの利用者は、どこでもサポートのダッシュボードを通じて各種サポート機能の画面に移動することができます。ダッシュボード上に表示されているアイコンやボタンから、ナレッジベース、コミュニティ、サポート窓口、問い合わせの一覧、チャットなどの各画面に移動することが可能です。移動先の画面から必要な情報を参照したり、サポート担当者に問い合わせたり、自身の問い合わせ情報を確認したり、担当者とチャットを開始したりすることができます。
• どこでもサポートのウィジェットに[チャット]タブを表示する場合は、Zoho DeskのWebアプリの設定画面で[チャット]タブが有効になっていることを確認してください。
• 特定の機能をダッシュボードには表示せずに、アプリ内の別の場所から起動することができます。
• 各サポート機能を個別に起動することもできます。
どこでもサポートのダッシュボードを表示するには、以下のコードをいずれかのメソッドに追加します。
Swift
import ZohoDeskPortalCore
...
ZDPortalHome.show()
Objective-C
@import ZohoDeskPortalCore;
...
[ZDPortalHome showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
ダッシュボードの設定の上書き
I ダッシュボード上に表示するサポート機能(タブ)の指定
どこでもサポートのダッシュボードを表示するにあたって、ダッシュボード上に表示する各種サポート機能(タブ)を指定できます。
初期設定では、すべてのサポート機能(タブ)が表示されます。特定のサポート機能(タブ)を表示しないようにするには、該当のコード内に「false」または「NO」と入力します。
ダッシュボードに表示するサポート機能(タブ)を指定するには、以下のコードを使用します(必要に応じて「true」を「false」に、または「YES」を「NO」に変更してください)。
Swift
- let config = ZDPHomeConfiguration()
config.enableHelpCenter = true
config.enableCommunity = true
config.enableCreateTicket = true
config.enableMyTicket = true
config.enableAddTopic = true
config.showChat = true
config.showChatBot = true
ZDPortalHome.updateConfiguration(with: config)
ZDPortalHome.show()
Objective-C
- ZDPHomeConfiguration * config = [[ZDPHomeConfiguration alloc]init];
config.enableHelpCenter = YES;
config.enableCommunity = YES;
config.enableCreateTicket = YES;
config.enableMyTicket = YES;
config.enableAddTopic = YES;
config.showChat = YES;
config.showChatBot = YES;
[ZDPortalHome updateConfigurationWith:config];
[ZDPortalHome showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
II ダッシュボードの非表示/個別のサポート機能(タブ)の表示
どこでもサポートのダッシュボードをアプリに表示せずに、個別のサポート機能をタブとして表示することができます。
以下では、各サポート機能(タブ)を個別に表示する手順について説明します。
[チャット]タブ
[チャット]タブを表示することで、アプリの利用者はサポート担当者とチャットを通じてやりとりを行うことができます。
[チャット]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
- import ZohoDeskPortalChat
...
ZDPortalChat.show()
Objective-C
- @import ZohoDeskPortalChat;
...
[ZDPortalChat show];
[ナレッジベース]タブ
[ナレッジベース]タブを表示することで、アプリの利用者は自身でヘルプ記事を検索したり、参照したりすることができます。
Swift
Objective-C
- @import ZohoDeskPortalKB;
(ii) [ナレッジベース]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
Objective-C
- [ZDPortalKB showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
(iii) ナレッジベースのカテゴリーと専用リンクを表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
- ZDPortalKB.showCategory(withPermalink: <#String#>)
Objective-C
- [ZDPortalKB showCategoryWithPermalink:<#(NSString * _Nonnull)#> withTitle:<#(NSString * _Nullable)#>];
専用リンクには、対象のナレッジベースのカテゴリーのURLを指定します。
たとえば、上記の画像のURLの場合、「/kb/」に続く部分が対象のカテゴリーの専用リンクです。カテゴリー、サブカテゴリーのパス(経路)として、上記の部分を指定できます。
(iv) ヘルプ記事と専用リンクを直接表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
- ZDPortalKB.showArticle(withPermalink : <#String#>)
Objective-C
- [[ZDPortalKB showArticleWithPermalink:<#(NSString * _Nonnull)#> withTitle:<#(NSString * _Nullable)#>];
専用リンクには、対象のナレッジベースのカテゴリーのURLを指定します。
たとえば、上記の画像のURLの場合、「/articles/」に続く部分が対象のヘルプ記事の専用リンクです。
[問い合わせ]タブ
[問い合わせ]タブでは、アプリの利用者は問い合わせを送信したり、自分の問い合わせを管理したりできます。
[問い合わせ]タブに関するメソッドの呼び出しには、以下のimport文を使用します。
Swift
- import ZohoDeskPortalTicket
Objective-C
- @import ZohoDeskPortalTicket;
問い合わせの送信
問い合わせを送信するための画面です。アプリの利用者は、質問や要望を問い合わせとして送信できます。担当者は、問い合わせを表示したり、優先度を設定したり、問い合わせに返信したりすることが可能です。
問い合わせの送信画面を表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
- ZDPortalSubmitTicket.show()
Objective-C
- [ZDPortalSubmitTicket showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
自分の問い合わせ
顧客が自身の問い合わせを管理するための画面です。問い合わせを確認したり、問い合わせの内容を編集したりできます。
自分の問い合わせの画面を表示するには、以下のメソッドを使用します。
- [ZDPortalTicket showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
[コミュニティ]タブでは、アプリの利用者は商品やサービスに関するフォーラム(掲示板)にアクセスし、他の利用者やサポート担当者と交流できます。
Swift
- import ZohoDeskPortalCommunity
Objective-C
@import ZohoDeskPortalCommunity;
- [ZDPortalCommunity showWithTitle:<#(NSString * _Nullable)#> navigationMode:<#(enum ZDPNavigationMode)#>];
(iii) 特定のトピックを表示するには、以下のメソッドを使用します。
Swift
ZDPortalCommunity.showTopic(withID: <#String#>)
Objective-C
- [ZDPortalCommunity showTopicWithID:<#(NSString * _Nonnull)#> withTitle:<#(NSString * _Nullable)#>];
[自動ガイドボット]タブ
自動ガイドボットとは、担当者からのサポートを受けずに、利用者が自力で問題を解決するのに役立つ機能です。自動応答によるやりとりを通じて、利用者の求めている内容を絞り込みながら、適切な解決策や手続きを提示できます。この機能を提供するには、チャットのフロー(流れ)の事前設定が必要です。
Swift
import ZohoDeskPortalLiveChat
Objective-C
- @import ZohoDeskPortalLiveChat;
(ii) [自動ガイドボット]タブを表示するには、以下のメソッドを使用します。
[自動ガイドボット]と[Zia]のタブを有効にすると、以下の画像のようにチャットの要素が表示されます。
自動ガイドボットとZiaを同時に有効にすると、初期設定では自動ガイドボットが読み込まれます。必要に応じて、Ziaによるチャットに切り替えることもできます。なお、自動ガイドボットのフローの実行中はZiaと自動ガイドボットを切り替えることはできませんので、ご注意ください。切り替えを行うには、会話を再開するメニューをクリックしてフローをリセットする必要があります。