Facebook Messengerとは
Facebook Messenger連携を利用すると、Facebookページ(ビジネスアカウント)を通じて受信したメッセージをZoho Deskの画面から確認し、返信、管理できます。なお、Facebook Messenger連携を利用するには、Facebookページ(ビジネスアカウント)を認証し、関連付ける必要があります。
機能の概要
Facebook Messengerは、Facebookアカウントを利用してメッセージをやりとりできるアプリです。Facebook Messengerでは、個人間だけでなく、企業と顧客の間でもメッセージをやりとりすることが可能です。企業は、顧客とメッセージをやりとりしたい場合、Facebookページ(ビジネスアカウント)を開設する必要があります。Zoho DeskのFacebook Messenger連携では、Facebookページを通じて顧客から受信したメッセージをZoho Deskの画面から確認し、返信したり、問い合わせに変換したりすることが可能です。
連携の仕組み
連携中のFacebookページでメッセージを受信すると、Zoho Deskに対してメッセージの受信が通知され、メッセージの内容が送信されます。Zoho Deskでは、メッセージを受信してから24時間以内であれば、メッセージに返信できます。また、メッセージを問い合わせに変換することも可能です。
この記事では、Facebook Messenger連携の利用方法を説明します。
利用開始手順
1.管理者アカウントで、Zoho Deskにログインします。
2.画面右上の
(設定)アイコンをクリックします。
3.[経路]の欄の[インスタントメッセージ]をクリックします。
4.[インスタントメッセージ]のページで、[Messenger]の欄にある[設定する]をクリックします。
5.Messengerの設定ページで、[経路を作成する]をクリックします。
メモ:経路は、組織内の部門数と同じ件数まで作成できます。
6.経路の追加ページで、以下の手順を実行します。
a. 経路用のアイコンをアップロードします。
アイコンのサイズは1MB以下にする必要があります。対応しているファイル形式は.jpg、.png、.jpegです。
b. 経路の名前を入力します。
c. Facebookページを追加するためのボタンをクリックし、連携するFacebookページを指定します(連携方法については、下記の手順7をご参照ください)。
d. Facebook Messenger連携を有効にするZoho Deskの部門を選択します。
e. [保存する]をクリックします。
7.Facebookページを連携するには、Facebookの管理者アカウントにログインし、画面の指示に従って設定を行います。設定では、Zoho Socialに対してFacebookアカウントへのアクセスを許可する必要があります(この連携機能は、Zoho Socialの一部の機能を通じて提供されています)。
a. Facebookの管理者アカウントにログインします。
b. パスワードを入力して、[Continue](続ける)をクリックします。
c. 現在のビジネスアカウントで連携設定を続けるかどうかを確認する画面で、設定を続けるためのボタンをクリックします。
d. Zoho Deskと連携するFacebookページを選択し、[Next](次へ)をクリックします。表示された画面で、Zoho Socialに対して許可する権限を確認し、各権限の欄で[Yes](はい)が選択されていることを確認します。
e. [Done](完了する)をクリックします。
Facebookページとの連携が完了したことを通知する画面で、[OK]をクリックします。
注意事項
• 1件のメッセージで送信できる文字数の上限は、1,600文字です。
• 返信は、顧客からのメッセージを受信してから7日以内に行う必要があります。これを過ぎると、メッセージをやりとりするための画面にアクセスできなくなり、メッセージを作成、送信することはできなくなります。ただし、その後、顧客から新しいメッセージを受信した場合は、メッセージをやりとりするための画面に再度アクセスできるようになります。
Facebookページの認証が失敗する場合
- OAuthトークンの有効期限が切れた場合:Facebookページの再認証を行い、新しいOAuthトークンを生成します。
- Facebookページに対する権限が取り消された場合:対象のFacebookページに関連付けられているビジネスアカウントにログインし、Facebookページの再認証を行います。
- 既存の経路に新しいFacebookページを追加した場合:新しいFacebookページを通じてメッセージを送受信するには、該当のFacebookページの再認証を行います。
- 既存の経路から特定のFacebookページを誤って削除してしまった場合:Facebookページに対するアクセス権限が無効になるため、該当のFacebookページを通じてメッセージを送受信することはできなくなります。メッセージを送受信するには、Facebookページの再認証を行う必要があります。
- 連携設定でZoho Socialのアクセス権限を取り消した場合:アクセストークンが無効になるため、メッセージを送受信できなくなります。送受信するには、Facebookページの再認証を行う必要があります。
- 連携設定から60日間経過した場合:アクセストークンが有効期限切れになるため、メッセージを送受信できなくなります。送受信するには、Facebookページの再認証を行い、アクセストークンを再生成する必要があります。
Facebookページを再認証するには:
1.管理者アカウントで、Zoho Deskにログインします。
2.画面右上にある(設定)アイコンをクリックします。
3.[経路]の欄の[インスタントメッセージ]をクリックします。
4.[インスタントメッセージ]のページで、[Messenger]の欄にある[設定する]をクリックします。
5.経路の一覧ページで、対象の経路を選択します。
6.経路の編集画面で、連携中の対象のFacebookページの隣に表示されている再認証ボタンをクリックします。
7.上記の「利用開始手順」の手順7のa~eを実行し、Facebookページの再認証を行います。
各種設定
インスタントメッセージ連携の各種設定は、必要に応じていつでも更新できます。各種設定のページの[担当者]タブでは、担当者に対して経路を関連付けることができます。また、各種設定ページの[問い合わせ]タブでは、顧客から受信したチャットのメッセージを問い合わせに変換する時間を指定することもできます。初期設定では、メッセージ受信から60分後に変換されるよう設定されています(返信を受信してから60分経過すると、返信内容をもとに新しい問い合わせが作成されます)。この時間は、24時間まで延長可能です。
担当者を経路に関連付けるには:
1.画面右上の
(設定)アイコンをクリックします。
2.[経路]の欄で[インスタントメッセージ]をクリックします。
3.画面左側のメニューで、[インスタントメッセージ]の欄にある[各種設定]をクリックします。
4.画面上部のドロップダウンから対象の部門を選択します。
5.対象の担当者の行の[経路]の列で[関連付ける]をクリックします。
6.担当者に関連付けるインスタントメッセージの経路を選択します。
7.[保存する]をクリックします。保存すると、対象の担当者は、自分が関連付けられている経路のメッセージを確認し、返信できるようになります。
経路の削除
Facebook Messenger連携の経路は、必要に応じて削除できます。削除しても既存のやりとりはそのまま残ります。ただし、メッセージの送受信、転送、ブロックはできなくなります。
経路を削除にするには:
1.画面右上に表示されている
(設定)アイコンをクリックします。
2.[経路]の欄の
[インスタントメッセージ]をクリックします。
3.インスタントメッセージの一覧ページで
[Messenger]をクリックします。アカウントに作成されている経路の一覧が表示されます。
4.削除する経路の欄にカーソルを重ね、[…](その他)アイコンをクリックし、
[経路を削除する]をクリックします。
5.確認画面で
[はい、削除します]をクリックすると、経路が削除されます。
経路を削除すると、該当の経路ではメッセージの送受信ができなくなります。既存のメッセージは表示できますが、転送したりブロックしたりすることはできません。
経路の無効化
Facebook Messengerによるメッセージの送受信を停止したい場合は、Facebook Messenger連携の経路を無効にできます。無効にした場合、経路内の既存のデータは保持されます。また、必要に応じて経路を再度有効にすることも可能です。無効にするには、以下の手順を実行します。
経路を無効にするには:
1.画面右上に表示されている
(設定)アイコンをクリックします。
2.[経路]の欄の
[インスタントメッセージ]をクリックします。
3.インスタントメッセージの一覧ページで
[Messenger]をクリックします。アカウントに作成されている経路の一覧が表示されます。
4.無効にする経路の欄で、切り替えボタンをクリックして、設定を
無効にします。
5.確認画面で[はい、無効にします]をクリックします。経路が無効になります。