システムブロックとは
Zoho Deskブロックは、システムブロックの1種です。システムブロックを利用すると、自動ガイドボットと特定のサービスとの間でデータをかんたんに送受信できます。具体的には、対象のサービスから取得したデータを自動ガイドボットで表示したり、自動ガイドボットで受信した情報を対象のサービスに登録したりできます。
自動ガイドボットと特定のサービスとの間でのデータの送受信は、Webhookブロックを利用することによっても可能です。ただし、Webhookブロックを利用する場合、システムブロックを利用する場合よりも複雑な設定が必要です。 システムブロックには、Zoho Deskブロックの他に、Zoho CRMブロック、Zoho Cliqブロックなどがあります。必要なシステムブロックを選択してフローに追加するだけで、Webhookブロックを一から設定しなくても、該当のサービスとの連携処理を簡単に設定できます。
システムブロックの利用メリット
Zoho Deskブロックとは
自動ガイドボットのフローでは、9種類のZoho Deskブロックを利用できます。Zoho Deskブロックを利用すると、自動ガイドボットのやりとりにおいて利用者にZoho Deskの問い合わせや連絡先を作成、表示、検索、更新してもらうことが可能です。
自動ガイドボットで利用可能なZoho Deskブロック
問い合わせに関するZoho Deskブロック
Zoho Deskブロック | ブロックの機能 | 必須項目 |
問い合わせの作成 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者はZoho Deskポータルの特定の部門に新しい問い合わせを作成できます。 | |
問い合わせの取得 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者はZoho Deskポータルから特定の問い合わせの情報を取得できます。 | (なし) |
問い合わせの検索 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者はZoho Deskポータルから複数の問い合わせの情報を取得できます。 | (なし) |
問い合わせの更新 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者は問い合わせ番号を使用してZoho Deskポータル内の特定の問い合わせの情報を更新できます。 | 問い合わせ番号 |
問い合わせへの添付ファイルの作成 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者は問い合わせ番号を使用してZoho Deskポータルの特定の問い合わせに添付ファイルを追加できます。 | 問い合わせ番号 問い合わせに添付するファイル 公開/非公開の設定
|
上記の必須項目は、初期設定の必須項目です。必須項目は、Zoho Deskの問い合わせのレイアウト設定に応じて異なりますのでご注意ください。その他の必須項目が問い合わせのレイアウトに追加されている場合、自動ガイドボットの入力変数とZoho Deskの問い合わせの項目との関連付けの設定において、該当の項目も入力変数に関連付ける必要があります。
問い合わせに関するZoho Deskブロックの利用例
[問い合わせの作成]ブロック:顧客は自動ガイドボットとのやりとりだけでは疑問や問題が解消されないと感じる場合に、自動ガイドボットとのチャット画面から直接、該当の質問内容を問い合わせとして送信できます。
[問い合わせの作成]ブロックでは、添付ファイルをアップロードできません。自動ガイドボットの利用者が問い合わせに添付ファイルをアップロードできるようにするには、[問い合わせの添付ファイルの作成]ブロックを利用する必要があります。
[問い合わせの取得]ブロック:担当者は、問い合わせの進捗状況を把握したい場合に、自動ガイドボットのチャット画面から問い合わせの最新情報を取得して表示できます。
[問い合わせの検索]ブロック:顧客は、すでに送信した複数の問い合わせの中から特定の問い合わせの情報を確認したい場合に、自動ガイドボットのチャット画面から特定の問い合わせを検索して表示できます。
[問い合わせの更新]ブロック:顧客は、すでに送信した問い合わせの情報を変更したい場合に、自動ガイドボットのチャット画面から直接、問い合わせの情報を更新できます。
[問い合わせの添付ファイルの作成]ブロック:顧客は、すでに送信した問い合わせに商品の保証書や不具合を示す画像や音声などの添付ファイルを追加したい場合に、自動ガイドボットのチャット画面からファイルを添付できます。
連絡先に関するZoho Deskブロック
Zoho Deskブロック | ブロックの機能 | 必須項目 |
連絡先の作成 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者はZoho Deskポータル内に新しい連絡先のデータを作成できます。 | 姓 |
連絡先の取得 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者は連絡先IDを使用してZoho Deskポータルから特定の連絡先の情報を取得できます。 | (なし) |
連絡先の検索 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者は連絡先ID、姓名、メールアドレスなどの条件に基づいてZoho Deskポータル内の特定の連絡先のデータを検索できます。 | (なし) |
連絡先の更新 | 自動ガイドボットとのチャット画面で、利用者は連絡先IDを使用してZoho Deskポータル内の特定の連絡先の情報を更新できます。 | 連絡先ID |
上記の必須項目は、初期設定の必須項目です。必須項目は、Zoho Deskの連絡先のレイアウト設定に応じて異なりますのでご注意ください。その他の必須項目が問い合わせのレイアウトに追加されている場合、自動ガイドボットの入力変数とZoho Deskの連絡先の項目との関連付けの設定において、該当の項目も入力変数に関連付ける必要があります。
連絡先に関するZoho Deskブロックの利用例
[連絡先の作成]ブロック:顧客は、自動ガイドボットのチャット画面から直接、自身の名前、メールアドレス、電話番号などの情報をZoho Deskに登録できます。サポート担当者が手動で登録する手間を省くことが可能です。
[連絡先の検索]ブロック:顧客は、自身の連絡先情報がZoho Deskに登録済みかどうかを確認したい場合に、自動ガイドボットのチャット画面からメールアドレスや姓名などの条件に基づいて自身の連絡先情報を検索できます。
[連絡先の取得]ブロック:顧客は、自動ガイドボットのチャット画面から自身の連絡先データを取得して表示できます。たとえば、メールアドレスや住所などの詳細を確認できます。これにより、顧客は、正確な連絡先情報が登録されているかどうかを確認できます。
[連絡先の更新]ブロック:顧客は、自身の連絡先情報に変更が生じた場合に、自動ガイドボットのチャット画面から自身の連絡先情報(メールアドレスや電話番号)を更新できます。これにより、顧客の連絡先情報を常に正確かつ最新の状態に保つことが可能です。