リバーサイドクラブのフォーム修正：ページルールを活用した会員体験のパーソナライズ

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毎年春になると、Riverside Community Clubは新規および既存の会員に向けて扉を開きます。本クラブでは、読書会やヨガセッションからファミリー向けのゲームナイト、週末の小旅行まで、多彩な活動を提供しており、個人からご家族まで幅広くお楽しみいただけます。

今年、クラブは従来の紙ベースの登録システムから脱却し、より効率的なデジタルファーストのアプローチへと切り替えることを決定しました。ここでZoho Formsの登場です。

会員コーディネーターのPriyaが、この導入を担当しました。彼女は、連絡先の詳細、標準会員種別、支払い情報、さらにFamily 会員カテゴリーで申し込む方のためのご家族情報まで、必要な項目を網羅した包括的な会員フォームを作成しました。

すべて順調に進んでいるように見えました。フォームは複数のページに分けられ、ユーザーが圧倒されないよう工夫されています。最初のページでは、会員種別（個人またはFamily）を選択するよう促されます。Familyを選んだ場合は次のページでご家族情報を入力、個人を選んだ場合はそのまま支払いセクションへ進む設計でした。

しかし、フォーム公開から数日でPriyaはある傾向に気付きました。特に個人会員を希望するユーザーの多くが、途中でフォーム入力をやめたり、「家族を追加しないのに、なぜ名前や詳細を求められるのか？」、「一人で入会する場合もこの部分を入力しなければならないのか？」といったメールで質問してきたりしたのです。

「家族を追加しないのに、なぜその名前や詳細の入力を求められるのですか？」

「一人で入会する場合でも、この部分を入力しないといけませんか？」

そこでPriyaは、フォームがユーザーの入力内容に応じて適切に変化していないことに気付きました。Family会員用のセクションが、最初のページでどちらを選択したかに関係なく、すべての方に表示されていたのです。

ユーザーの選択に応じて異なるフローへ誘導できる、よりスマートなフォームが必要でした。そんなときに見つけたのがZoho Formsのページルールです。

ほんの数クリックで、彼女はルールを作成しました。

「会員種別」が「個人会員」の場合
フォームは直接3ページ目（支払いの詳細）に進む

これにより、個人会員を選んだユーザーは、不要な家族情報のセクションを飛ばして、直接支払いページへ進めるようになりました。Family会員を選んだ方だけが2ページ目でご家族の詳細を追加できるようになります。

わずかな変更でしたが、ユーザー体験は大きく向上しました。

成果

ページルールを実装した後は、フィードバックが一変しました。ユーザーからはフォームの使いやすさが好評を得て、完了率が向上し、サポートへのメール件数も大幅に減少しました。Priyaは、どのセクションをスキップすべきか、どの項目が任意かを説明する必要がなくなり、フォームが自然にユーザーを誘導できるようになりました。

特に重要なのは、初めて利用する方にも良い印象を与えられたことです。フォームがユーザーのニーズを理解していると感じてもらえ、ヨガを楽しむ個人にも、週末のピクニックに参加したいご家族にも寄り添うものとなりました。