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Zoho People の工数表サービスにおける Overtime 規定は、従業員の通常、残業、およびダブルタイム（拡張残業）時間の追跡と計算を支援します。1日、週、週末、祝日、連続勤務日ごとに記録された工数に基づいて給与計算を行うことができます。従業員の賃金単価や通常の時給の倍数として、残業手当率を設定することも可能です。これにより残業計算が自動化され、従業員への正確な残業手当の支払いが確実になります。

従業員の勤怠時間に基づいて残業規定を設定するには、Attendance Based Overtime 規定の設定を参照してください。

残業コンプライアンス規定

コンプライアンスポリシーは、アメリカ合衆国の50州および2つの特別地域（プエルトリコとコロンビア特別区（D.C.））で利用可能です。

特定の州で従業員にコンプライアンス規定を適用する場合は、他の残業規定（ユーザー別、場所別、雇用種別、部署別）がその従業員に適用されていないことを確認してください。これにより、システムがコンプライアンスに基づく規定を正しく優先できます。

残業コンプライアンスポリシーを有効にする

従業員に残業コンプライアンスポリシーを適用するには：

1. 設定 > 工数表 > Configuration > Overtime Policies > Overtime Compliance Policiesへ移動します。
   
   
   
   
2. 必要なコンプライアンス規定を有効化し、該当する州に適用します。規定は、その州内のすべてのロケーションの従業員に適用されます。
   

   

   残業コンプライアンス規定のルールを表示するには、該当する州の規定をクリックしてください。
   
   
   追加されたすべてのロケーションが米国の州や国に紐づいている場合、有効化時に自動的にコンプライアンス規定が適用されます。

3. 従業員の残業データは、コンプライアンス規定で定められたルールに従って記録され、残業レポートで利用できます。残業レポートを表示するには、こちらをクリックしてください。

従業員の賃金単価を設定するには、従業員 Wage 単価をご参照ください。

Overtime規定の追加

1. 設定 > 工数表 > Configuration > Overtime Policies > Overtime規定の追加へ移動します。
   
   
   
   
2. 規定の名前を入力します。
   
   
   
3. 規定の適用範囲を、特定のユーザー、雇用形態、勤務地、または部署から選択します。
   従業員が複数の残業（OT）規定の対象となる場合、システムは以下の優先順位に基づいて適用規定を決定します：
   
   

   (i) ユーザー別規定（最優先）：OT規定が従業員に直接割り当てられている場合、他のすべての適用規定よりも優先されます。
   
   

   (ii) 雇用形態別規定（2番目の優先）：雇用形態（正社員、パートタイム、契約社員など）に基づくOT規定が該当する場合、ユーザー別規定の次に優先されます。
   
   

   (iii) 勤務地別規定（3番目の優先）：勤務地（例：Chennai、Bangalore）に基づくOT規定が該当する場合、雇用形態別規定の次に優先されます。
   
   

   (iv) 部署別規定（4番目の優先）：部署（例：エンジニアリング、人事）に基づくOT規定が該当する場合、勤務地別規定の次に優先されます。
   
   (v) コンプライアンス規定（5番目の優先）：コンプライアンスに基づく規定が従業員に適用される場合、勤務地別規定の次に考慮されます。
4. 残業およびダブルタイムの残業手当率を設定します。残業手当率を定義することで、残業金額の計算やレポートへの表示が容易になります。
1. 通常 時間単価（RPH）の倍数で：このオプションでは、従業員 Wage 単価に設定された従業員の通常 時間単価を基準に、残業単価を設定できます。
2. 従業員の wage 単価を基準にする：このオプションは、従業員 Wage 単価で設定されている従業員の残業およびダブル時間（拡張残業）単価に基づいて残業単価を適用します。
   
   
5. 有効化して必須の残業ルールを設定します。
   
1. 毎日 Overtime: 有効にして設定することで、従業員の毎日の通常のovertimeおよびダブル時間を記録できます。
   
   
   例えば、1日8:00時間を超える勤務時間はovertimeとして、10:00時間を超える場合はダブル時間として記録できます。
   
   
2. Weekly Overtime: 有効にして設定することで、従業員の週単位のovertimeおよびダブル時間を記録できます。Weekly overtimeはカレンダー週単位で計算されます。
   
   
   
   
   例えば、1週間で40:00時間を超える勤務時間はovertime、48:00時間を超える場合はダブル時間として記録できます。
   
   
3. Weekend Overtime: 有効にして設定することで、従業員の週末のovertimeおよびダブル時間を記録できます。
   
   
   
   例えば、週末に0:00時間を超える勤務時間はovertime、8:00時間を超える場合はダブル時間として記録できます。
   
   
4. Holiday Overtime: 有効にして設定することで、従業員の休日のovertimeおよびダブル時間を記録できます。
   
   
   
   例えば、休日に0:00時間を超える勤務時間はovertime、8:00時間を超える場合はダブル時間として記録できます。
   
   
5. 連続勤務日の Overtime: この設定を有効にして設定することで、連続勤務日の勤務時間に基づき従業員のovertimeおよびダブル時間を記録できます。休みなく連続して勤務する場合に役立ち、長時間労働に対する追加の補償を確保できます。
   

   

   このルールは連続勤務7日目のみに適用されます。

   
   

   
   
6. 必要なovertimeルールを設定したら、追加するをクリックしてください。overtime規定が追加され、該当する従業員に適用されます。

Overtime規定を複製する

既存のovertime規定を複製して新しいものを作成するには:

1. 設定 > 工数表 > Configuration > Overtime Policiesに移動します。
   
   
   
   
   
2. すべてまたはOvertime Compliance Policiesをクリックし、複製したい規定がある場所を選択します。
3. 対象のovertime規定にカーソルを合わせ、複製するをクリックします。
   
4. 組織の運用に合わせてovertime規定をカスタマイズします。
   
5. 追加するをクリックして規定を保存します。
   

Overtimeレポートの表示・エクスポート

工数表のovertime規定にもとづき、従業員のovertimeデータを表示・エクスポートするには:

1. レポート > 組織レポート > 工数表 Data for payrollに移動します。
   
   
   
   
2. 必要に応じてフィルターを適用し、送信するをクリックします。
   
   
   
   
3. 従業員のovertimeデータをクリックし、選択した期間の詳細なovertimeレポートを表示します。
4. 省略記号アイコンをクリックしてエクスポート、PDFとしてダウンロード、印刷が可能です。
   

Overtime規定の削除

Overtime規定を削除するには:

有効なOvertime Compliance Policyは削除できません。無効化のみ可能です。

1. 設定 > 工数表 > Configuration > Overtime Policiesに移動します。
   
   
   
2. すべてタブをクリックします。
   
3. overtime規定にカーソルを合わせ、削除 > 確定をクリックします。