複数通貨の実装

複数通貨の実装

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Zoho Recruitの複数通貨を使用すると、世界各地の取引から請求書、支払い、レポートまで、組織やパートナーが使用する通貨で管理できます。商談の価値を正確に見積もり、組織の通貨で取引に関する有益なレポートを共有できます。
利用条件

必要な権限:管理者権限を持つユーザーが、この機能を設定できます。

用語

基準の通貨

組織が業務で使用するメインの通貨です。通常、年次レポートの作成や会社の収益の計算に使用されます。基準の通貨は、複数通貨で取引する多国籍企業にとって特に重要です。たとえば、日本、インド、スペインにオフィスがあり、本社が米国にある会社の場合、会社の財務数値は米ドルで表示されます。この場合、基準の通貨は米ドルです。

有効な通貨

組織が業務で使用している通貨です。商談やその他の項目に入力できるのは、有効な通貨のみです。

無効な通貨

組織が現在使用していない通貨です。無効化しても、これらの通貨は削除されません。引き続き[通貨]に表示されます。

為替レート

ある通貨を別の通貨に交換する際のレートです。Recruitのアカウントでは、為替レートは、ある通貨の金額を組織で使用する基準の通貨に換算するために使用されます。

データの通貨

各データで使用する通貨です。データのすべての通貨値は、選択したデータの通貨に基づきます。

重要なメモ

複数通貨機能の利用を開始する前に、以下を確認してください。

  • この機能を有効にして通貨を追加できるのは、管理者権限を持つユーザーのみです。
  • 一度有効にすると、この機能は無効にできません。
  • 管理者は複数通貨を追加できますが、Recruitのアカウントで有効にできる通貨は10件までです。
  • データの通貨(通貨項目)を一括更新することはできません。
  • 複数通貨機能は、[売上予測]タブではサポートされていません。

シナリオ

会社の本社はカナダにあります。採用および開発のオフィスは、カナダ、メキシコ、日本、中華人民共和国、インド、シンガポール、オーストラリアにあります。各国のオフィスにはそれぞれ採用マネージャーがおり、特定の地域を担当する採用担当者もいて、それぞれの地域採用責任者にレポートします。

カナダの最高経営責任者と採用担当上級副社長は、世界各地のオフィスから毎月レポートを受け取ります。採用に関する損益を見積もるため、カナダドル(会社の基準の通貨)でレポートを実行します。アジア担当の採用副社長は日本オフィスで勤務しています。中華人民共和国、インド、シンガポール、日本の各オフィスのデータを統合し、カナダドルでレポートを実行します。同様に、オーストラリアとメキシコの副社長もデータを収集し、カナダドルでレポートします。

管理者の機能

組織のRecruitのアカウントで次の操作を実行できるのは、Zohoで定義されている管理者権限のユーザーのみです。

複数通貨の有効化と基準の通貨の追加

管理者権限を持つユーザーは、最初にこの機能を有効にしてから、基準の通貨を追加する必要があります。注意:一度有効にすると、この複数通貨機能は無効にできません。有効にすると、次の処理が行われます。

  • Recruitのアカウント内のすべての既存データに対して、基準の通貨をデータの通貨として適用するために、システムが数分(アカウント内のデータ数に基づく)かかります。
  • 標準の通貨の為替レートは、初期設定で1に設定されます。
  • 管理者権限を持つすべてのユーザーにメールが送信されます。

複数通貨を有効にして基準の通貨を追加するには

  1. [設定][一般][組織情報]に移動します。
  2. [組織情報]ページで、[通貨]タブに移動します。
  3. ドロップダウンリストから、必要な基準の通貨を選択します。
    基準の通貨は変更できません。選択した通貨のフォーマットが表示されます。

  4. 以下を変更するには、[カスタマイズする]リンクをクリックします。
    • ドロップダウンリストから、[桁区切り文字]を選択します。
    • ドロップダウンリストから、[小数点以下の桁数]を選択します。
    • ドロップダウンリストから、[小数点の区切り文字]を選択します。
    • [OK]をクリックします。
  5.  [確認]をクリックします。

 複数通貨の追加

基準の通貨を追加して機能を有効にした後、管理者は会社が業務で使用するその他の通貨を追加できます。これにより、他のユーザーは、候補者、連絡先、求人などの作成時に、これらの通貨をデータの通貨として選択できるようになります。

メモ:基準の通貨を追加しただけでは、通貨項目は表示されません。基準の通貨以外の通貨を追加した場合にのみ表示されます。

複数通貨を追加するには

  1.  [設定][一般]→[組織情報]→[通貨]→[通貨を追加]をクリックします。
  2. 通貨の追加ポップアップで、次の操作を行います。
    • ドロップダウンリストから、基準の通貨として設定する通貨を選択します。
      選択した通貨に基づいて、通貨のフォーマットが自動入力されます。
    • 通貨の形式を変更するには、[カスタマイズする]リンクをクリックします。
    • [桁区切り文字]、[小数点以下の桁数]、[小数点の区切り文字]を選択します。
    • 追加する通貨の[為替レート]を入力します。
  3.  [保存する]をクリックします。

為替レートの変更

為替レートは、複数通貨を追加する際に指定します。各データには、データの通貨に基づく換算値を持つ、Zohoで定義された[為替レート]という項目が含まれます。これは、データの作成時点の換算レートを記録するために追加されます。複数通貨機能を有効にすると、すべての既存データのデータの通貨として基準の通貨が設定されます。そのため、既存データの為替レートは1に設定されます。

メモ:為替レートを変更しても、既存データには影響しません。


為替レートを変更するには
  1. [設定][組織設定]→[通貨]をクリックします。
  2. 為替レートを変更する通貨をクリックします。
  3. [通貨の編集]ポップアップ画面で、通貨の[為替レート]を修正します。
  4. [保存する]をクリックします。

通貨の無効化

組織で業務に使用しなくなった通貨は、Recruitアカウントから無効にできます。通貨を無効にすると、次のようになります。
  • 通貨は削除されず、無効化のみ可能です。
  • 無効化済みの通貨を使用して新しいデータを作成することはできません。ただし、無効化済みの通貨を使用している既存データが残っている場合があります。
  • 無効化済みの通貨は、追加済みの通貨一覧に表示されます。

通貨を無効にするには

  1. [設定]→[設定][組織設定]→[通貨]をクリックします。
  2. 組織で使用しなくなった通貨をクリックします。
  3. [通貨の編集]ポップアップ画面で、[無効にする]チェックボックスを選択します。
  4. [保存する]をクリックします。

通貨の有効化

Recruitアカウントに追加されている無効になっている通貨は、いつでも有効にできます。会社のRecruitアカウントで有効にできる通貨は最大10件です。

通貨を有効にするには

  1. [設定]→[設定][組織設定]→[通貨]をクリックします。
  2. 有効にする通貨をクリックします。
  3. [通貨の編集]ポップアップ画面で、[有効にする]チェックボックスを選択します。
  4. [保存する]をクリックします。

 ユーザー機能

  • データを作成する際に、データの通貨を指定します。
  • その通貨で見積書と請求書を作成します。
  • さまざまな通貨で値が設定されているデータをインポートします。

Zoho Recruitでの複数通貨の使用

データでの使用

Zoho Recruitのデータには通貨項目があり、組織のRecruitアカウントで利用可能な通貨を選択できます。この項目は、複数通貨機能を有効にした後にのみ利用できます。データ内のすべての金額項目には、データの通貨での値が表示され、続けて基準通貨での金額が括弧内に表示されます。
メモ:通貨の項目は、複数通貨を有効にした後にのみデータで利用できるようになります。

データの通貨を指定するには

  1. 対象の[タブ]をクリックし、[+]アイコンをクリックします
  2. 基本情報セクションに通貨の項目が表示されます。ドロップダウンをクリックし、希望する通貨を選択します。
  3.  [保存]をクリックします。

レポートで

標準では、レポートの値は基準通貨で表示されます。

 一覧表示で

一覧表示では、条件を基準にタブ内のデータを絞り込んで表示します。たとえば、候補者を絞り込んで表示する一覧表示を作成できます。条件を指定する際に通貨の項目を使用する場合、値は基準通貨でのみ指定できます。

これらの一覧表示の列はカスタマイズでき、通貨の項目を追加できます。関連情報:一覧表示の列のカスタマイズ。一覧表示で通貨の列ヘッダーをクリックすると、異なる通貨のデータは基準通貨の値を基準に昇順または降順で並べ替えられます。

 インポート時

Zoho Recruitで、複数通貨のデータを簡単にインポートできます。インポートオプションは2つあり、[自分のデータのインポート]と[組織のデータのインポート]です。

  • データの通貨の項目が関連付けられていない場合、基準通貨が通貨として設定されます。
  • データの通貨の項目が関連付けられているものの、値がインポートするファイルとZoho Recruitで異なる場合、基準通貨が通貨として設定されます。

 条件の指定時

一覧表示、ワークフローのルール、レポートなどの機能では、条件を指定するオプションがあります。複数通貨を使用する場合、通貨の項目を使用した条件は基準通貨でのみ設定できます。

 ダッシュボードで

Zoho Recruitのダッシュボードでは、カスタムレポートを画像で表したコンポーネントを追加でき、組織の主要な指標のリアルタイムのスナップショットを確認できます。また、採用活動のパターンや傾向を簡単に可視化できます。ダッシュボードのコンポーネント内の金額は、基準通貨で表示されます。

 検索と統合

通貨が異なる類似データが2件または3件ある場合、検索と統合機能を使用して重複データを統合できます。統合先データの為替レートと通貨の項目の値が使用され、その他のデータから選択した金額はそれに応じて換算され、1件のデータとして統合されます。

 Webフォームで

Webフォームで通貨の項目を使用するケースは2つあります。

  1. 通貨の項目を含むWebフォームを作成します。フォームに入力する訪問者は、通貨を選択して金額を指定します。その内容がZoho Recruitに追加されます。
  2. 通貨の項目を含むWebフォームを作成し、HTMLコードを修正して項目を隠し、通貨の項目に単一の値を指定します。たとえば、通貨の非表示項目を含むWebフォームを作成し、その値をINRに指定します。フォームが公開され、訪問者がフォームに入力すると、金額はINRとして扱われ、Zoho Recruitに追加されます。
メモ:通貨の項目がWebフォームに追加されていない場合、金額は基準通貨で扱われます。

売上予測で

売上予測タブでは複数通貨のサポートを利用できません。売上予測の金額は基準通貨で一覧表示されます。

 候補者の変換で

各候補者データには、アカウント内でデータの通貨が設定されます。候補者が変換されると、面接、連絡先、求人が作成されます。これらの新しいデータには、変換済み候補者の通貨が設定されます。