権限 Permission 必須: 管理者権限を持つユーザーが本機能を設定できます。
組織が本来の法人業務で使用する主要な通貨です。多くの場合、年間レポートの作成や会社の売上計算に使われます。ホーム通貨は、複数の通貨で事業を行う多国籍組織にとって特に重要です。例えば、ある企業が日本、インド、スペインに拠点を持ち、本社が米国にある場合、財務数値は米ドルで表されます。この例では、ホーム 通貨が米ドルとなります。
組織が業務で使用する通貨です。有効通貨のみが機会やその他の項目に入力できます。
組織がもはや使用しなくなった通貨です。無効化されても削除はされず、通貨リスト上には表示され続けます。
ある通貨が別の通貨に交換される際の単価です。Recruit アカウントでは、為替レートを使用して、ある通貨での金額を組織で使用するホーム通貨へ変換します。
これは各データの通貨です。すべてのデータに設定されている通貨の値は、選択したデータ通貨に基づきます。
マルチ通貨機能を利用開始する前に、以下の点をご確認ください。
本社はカナダにあります。カナダ、メキシコ、日本、中国、インド、シンガポール、オーストラリアに採用および開発オフィスがあります。各国のオフィスには、それぞれのリクルーティングマネージャーと、特定の地域を担当し地域のリクルート責任者にレポートするリクルーターが配置されています。
カナダのCEOおよびシニアバイスプレジデント(リクルート)は、世界中の各オフィスから毎月レポートを受領します。これらのレポートはカナダドル(会社のホーム通貨)で作成されており、採用に関する損益計算書の見積もりに役立ちます。アジア地域のリクルートVPは日本オフィスから業務を行い、中国、インド、シンガポール、日本のオフィスのデータを統合し、カナダドルでレポートを作成します。同様に、オーストラリアおよびメキシコのVPも各自データを収集し、カナダドルでレポートしています。
Zohoで定義されている管理者権限を持つユーザーのみが、組織のRecruitアカウントで以下の操作を実行できます。
管理者権限を持つユーザーは、まずこの機能を有効化し、その後ホーム通貨を追加する必要があります。注:一度有効化すると、このマルチ通貨機能は無効化できません。有効化後は以下の操作が可能となります。
マルチ通貨を有効化し、ホーム通貨を追加する方法
機能を有効化しホーム通貨を追加した後、管理者は法人で利用する他の通貨も追加できます。他のユーザーも、候補者や連絡先、求人などの作成時にこれらの通貨をデータ通貨として選択できるようになります。
複数通貨を追加する方法
複数通貨を追加する際に為替レートが指定されます。各データには、Zohoで定義された項目為替レートがあり、データ通貨に基づく換算値が記録されます。これは、データ作成時点での換算単価を記録しておくためです。マルチ通貨機能を有効化すると、ホーム通貨がすべての既存データのデータ通貨として設定されます。そのため、既存データの為替レートは1に設定されます。
メモ:為替レートを変更しても、既存データには影響しません。
通貨を無効化する方法
Recruitアカウントに追加済みの無効な通貨は、いつでも有効化できます。1つのRecruitアカウントで有効にできる通貨は最大10件までです。
通貨を有効化する方法
データの通貨を指定する方法
初期設定では、レポートの値はホーム通貨で表示されます。
リスト表示は、フィルター出力に基づきタブ内にデータを表示します。例えば、リスト表示を作成してフィルター出力し、候補者を確認することができます。条件を指定する際、通貨項目を使用する場合は、値はホーム通貨でのみ指定可能です。
これらのリストビューの列は、通貨項目を追加するようカスタマイズできます。詳細は「リスト表示の列をカスタマイズする」をご参照ください。リスト表示で通貨列ヘッダーをクリックすると、異なる通貨のデータがホーム通貨の値に基づき昇順または降順で並び替えられます。
Zoho Recruit では、複数通貨のデータを簡単にインポートすることができます。インポート設定は、「自分のデータをインポート」と「組織データをインポート」の2種類があります。
リスト表示、ワークフルールール、レポートなどの機能では、条件を指定できます。マルチ通貨を利用する場合、通貨項目を使った条件指定はホーム通貨のみで設定可能です。
Zoho Recruitのダッシュボードは、カスタムレポートのグラフィカルな表示を追加でき、組織の主要な指標をリアルタイムで把握できます。また、採用活動における傾向やパターンの可視化も容易に行えます。ダッシュボード内の金額はホーム通貨で表示されます。
異なる通貨で2件または3件の類似データがある場合、Find and Merge機能を利用して重複データを統合できます。マスターデータの為替レートおよび通貨項目の値が基準となり、他のデータの選択された金額は自動的に換算されて1つのデータとして統合されます。
Webフォームで通貨項目を使用する場合は、次の2つのケースがあります。
予測タブでは複数通貨のサポートは利用できません。予測内の金額はホーム通貨で一覧表示されます。
各候補者データには、アカウント内でデータ通貨が割り当てられます。候補者が変換されると、面接、連絡先、求人が作成されます。これらの新規データには、変換された候補者の通貨が設定されます。
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。