Zoho Surveyの概要
Zoho Surveyを使用することで、フィードバックから投票まで、さまざまな種類のアンケートや調査を一元管理できます。多様な質問形式やテンプレートを使用して、対象者に適切な質問を提示し、その回答データを意思決定に活用できます。
Zoho Surveyのメリット
Zoho Surveyを使用することで、アンケート/調査の対象者からフィードバックを効率的に収集できます。対象者から収集したフィードバックは、意思決定に役立つだけでなく、営業戦略や経営企画の立案にも有効です。また、カスタマイズ可能なテンプレートや分析機能を使用することで、回答データを可視化/分析し、業務に役立つインサイトを得たり、傾向を把握したりできます。さらに、Zoho Surveyの分析機能で開封率や完了率を追跡し、リマインダー配信などによって回答率とデータ品質の向上を図ることができます。
Zoho Surveyの活用シーン
Zoho Survey は、企業規模や業種を問わず、顧客や取引先などからのフィードバックやデータを収集/分析するために活用できます。個人事業主から大企業まで、現場の声や顧客の意見を経営に活かしたり、市場のトレンドを把握したりする手段として有効です。たとえば、教育に対する学生の満足度を把握するために匿名アンケートを実施したり、SDGsに関する取り組みに対する市民の意見を収集したりすることができます。また、テンプレートや質問フォーム、条件付き表示、レポート機能、ダッシュボードなどの機能を活用することで、組織のニーズに応じたアンケートをかんたんに作成できます。
主な機能の一覧
アンケートの作成
業務のニーズに応じたアンケートを作成するには、アンケートの目的、対象者、形式などの要素を明確にしたうえで、作成を進めることが重要です。このセクションでは、アンケート作成に必要な機能と設定について説明します。また、顧客の満足度調査、従業員からのフィードバック、市場調査など、さまざまな用途に応じたアンケートを作成できます。
質問の種類:Zoho Surveyを使用すると、30種類以上の質問形式の中から、用途に応じたアンケートをかんたんに作成できます。
テンプレートライブラリー: Zoho Surveyでは、250件以上のテンプレートの中から、業種や目的に応じて最適なものを選び、すぐにアンケートを作成できます。
質問の一括追加: 質問の一括追加機能を使用すると、事前に用意した質問フォームや一覧をアンケートに取り込むことができます。これにより、質問を一つずつ入力する手間を省くことができ、作成作業の効率を高めることができます。
アンケートのインポート:アンケートのインポート機能を使用すると、アンケートを最初から作成する必要がなく、アンケートの質問をまとめたファイルをインポートするだけで、すぐにアンケートを作成できます。
質問のカスタマイズ: Zoho Surveyの質問カスタマイズ機能を使用すると、アンケートの用途に応じて質問形式を柔軟に調整できます。たとえば、質問の順番を変更したり、他のページやセクションに質問を移動させたり、ヒントを表示したりすることで、アンケートの外観や構成を細かくカスタマイズできます。
表紙ページ: 表紙ページ機能を使用することで、アンケートの目的や概要を明確に提示し、回答者と共有できますアンケートの意図を正確に理解してもらうことで、回答率や完了率の向上が期待できます。
テーマ: テーマのカスタマイズ機能を使用すると、アンケートの見た目や表示を組織のブランドに合わせて調整できます。これにより、ブランドの認知度を高め、回答者に好印象を与えることができます。
条件処理と分岐: Zoho Surveyの条件処理機能を使用することで、回答者を適切な質問へ誘導し、精度の高い回答データを収集できます。また、各質問に対して表示条件や選択肢の分岐設定を行うことで、質問の流れを柔軟に制御できます。
カスタマイズスクリプト: Zoho Surveyでは、DelugeやJavaScriptで作成したカスタマイズスクリプトをアンケートに埋め込むことができます。これにより、標準機能で対応しきれない複雑な条件処理にも、柔軟に対応できます。
多言語対応:Zoho Surveyの多言語対応機能を活用することで、135以上の言語に対応したアンケートを作成できます。これにより、各国の回答者がそれぞれの母語でアンケートに回答できるようになります。
保存して後で続ける:回答者は、アンケートの進捗や入力内容を一時保存し、後で続きから再開できます。この[保存して後で続ける]機能により、長時間を要する設問にも無理なく回答できます。
アンケートのタイマー: Zoho Surveyのタイマー機能を使用すると、アンケートの回答時間を設定できます。これにより、回答者の集中を促し、回答の質とデータの一貫性を高めることができます。また、回答時間のばらつきを抑えることで、高品質な回答を安定して収集できるため、精度の高い分析とインサイトの獲得につながります。
差し込み文書:差し込み文書機能を使用することで、受講証明書、合格証、レター、独自の文書などを、アンケート完了時に自動作成できます。たとえば、研修後のフィードバック収集時に受講証明書を配布したり、市場調査の回答者に謝辞を送付したりする際に役立ちます。
ファイルのアップロード:Zoho Surveyのファイルアップロード機能を使用すると、ドキュメント、画像、ビデオなどの形式で回答者からファイルを収集できます。
アンケートのプレビュー: この機能を使用すると、アンケートが回答者にどのように表示されるかを、配信前に確認できます。
ソーシャルメディアでのプレビュー:アンケートを公開する前に、ソーシャルメディア上での表示を確認できます。回答者に好印象を与えることで、回答率の向上につながります。
規約:Zoho Surveyの規約機能を使用することで、機密性の高い重要なアンケートに参加する回答者に、組織の方針や規約への同意を求めることができます。
アンケートのブランディング: Zoho Surveyのカスタマイズ機能を使用すると、自社ロゴの設置やバナーデザインの変更、キャッチコピーの追加、ヘッダーやフッターの調整などが可能です。これにより、自社のブランドに合わせたアンケートをかんたんに作成できます。
セキュリティとコンプライアンス: Zoho Surveyでは、パスワード保護、CAPTCHA(キャプチャ認証)、IP制限、暗号化、回答数の制限といった機能により、アンケートのセキュリティを強化できます。また、Zoho SurveyはHIPAAおよびGDPRの規格にも準拠しています。これらの対策により、大量の回答データを扱う場合でも、安全性を確保しながら、効率的にデータを収集できます。
アンケートの共有:Zoho Surveyでは、アンケートの共有、送信、複製、移行などが可能です。さらに、共同作業者はレビュアーコメント機能を使用して、アンケートテンプレートに直接コメントや提案を追加できます。
アンケートの公開
アンケートの作成が完了したら、作成したアンケートを回答者に共有します。このセクションでは、回答率を高めるための効果的な公開手順を説明します。配信チャネルの選定から実施スケジュールの設定まで、対象者に最適なタイミングで配信するためのヒントを紹介します。
アンケートの配信:Zoho Surveyの公開機能を使用することで、適切なチャネルを通じて、より多くの対象者に効果的にアプローチできます。ソーシャルメディア、メール、SMS、QRコードなど多様なチャネルから、業務目的に応じた最適な手段を選択できます。また、対象者が好むチャネルで配信できるため、回答率とデータ品質の向上が期待できます。
さらに、配信チャネルだけでなく、アンケートを表示するデバイスの画面サイズに応じて、レイアウトや表示形式が自動的に最適化されます。
オフラインのアンケート: オフラインアンケート機能を使用すると、インターネットに接続できない環境でもデバイスからアンケートにアクセスできます。たとえば、ネットワーク接続が不安定なイベント会場や現場でも、アンケートの実施が可能です。接続が回復した後は、オフラインで収集された回答がサーバーと自動的に同期されます。インターネット環境に左右されることなく、スムーズにアンケートを実施できます。
回答の購入:アンケートの対象となる回答者を自分で見つけるのが難しい場合は、条件に合致した回答者からの回答を購入できます。指定した条件に基づいて回答者を選定し、効率的にデータを収集できます。
専用のURL: 各回答者ごとに専用URLを発行することで、特定の回答者のみに限定したアンケートを実施できます。この専用URLにより、プライバシーを保護しながら、各回答者の進捗状況や完了率を追跡できます。また、1人の回答者による複数回答の提出を制限することも可能です。
集計グループ: 集計グループ機能を使用すると、回答者を条件に基づいてグループ化し、それぞれに専用のアンケートURLを発行できます。 この専用URLにより、各グループから収集されたデータを個別に追跡/分析できます。たとえば、FacebookやInstagramなど、各SNSチャネルごとに専用URLを発行し、チャネル別にデータを分析することが可能です。
回答上限: 回答上限を設定すると、アンケート全体や集計グループごとに、収集する回答数を制限できます。 上限に達した際に、終了メッセージやアンケートの停止などの処理を実行できます。 回答上限は、アンケート全体、集計グループ、条件付きの3種類から選択できます。
セキュリティ:アンケートの目的や回答者に応じて、パスワードの設定からIPアドレスの制限まで、さまざまな制限やセキュリティ対策を実行できます。
回答コピーの送信: 回答コピーの送信機能により、提出された回答のPDFファイルを正式な記録として回答者に送信できます。回答者だけでなく、関係者への共有も可能です。
ポップアップのアンケート:アンケートのポップアップ機能を使用すると、商品やサービスの購入時や、商品情報の閲覧中に、Webサイト訪問者にアンケートを実施できます。訪問者の関心に応じたタイミングでアンケートを提示できるため、より質の高いデータを収集できます。
メール本文へのアンケートの埋め込み:この機能を使用すると、メール本文内にシンプルなアンケートを埋め込むことができます。回答者はメールから直接回答できるため、回答率の向上が期待できます。また、メール配信サービスを使用すると、自社が管理する配信リストに対してアンケートを効率的に配信できます。
メールのリマインダー:Zoho Survey のリマインダー機能を使用すると、アンケートに対して一度きりの通知や定期的なリマインダーを送信できます。また、配信が予約されているアンケートにもリマインダーを設定することができ、回答率や完了率の向上につながります。
アンケート回答の分析
アンケートの実施や回答の収集に加え、回答を効果的に分析することで、営業戦略や経営判断に活用できる有益なデータを得ることができます。このセクションでは、アンケート回答を詳細に分析するための機能や手順について説明します。ダッシュボード、グラフ、集計レポートなどを活用することで、大量のデータに惑わされることなく、回答のトレンドを明確に把握できます。また、顧客や回答者の声を数値として可視化することで、企業の成長や経営戦略の策定に役立ちます。
ダッシュボード:ダッシュボードを使用することで、アンケートの結果を分かりやすく把握できます。また、リアルタイムの指標やKPIを追跡することで、データの傾向を把握し、意思決定に役立てることが可能です。
概要レポート: 概要レポートを使用すると、すべてのアンケート回答の全体像を一目で把握できます。また、要件に応じてグラフや表をカスタマイズし、分析結果として視覚的に表示できます。
個々の回答の表示:各回答の詳細を確認することで、回答内容、回答ID、所要時間などの情報を把握できます。
フィルター:フィルター機能を使用すると、特定の条件に基づいて該当するデータだけを抽出できます。また、標準フィルターに加え、要件に応じて独自のフィルターを作成することもできます。
カスタムレポート:Zoho Surveyでは、グラフの種類を変更したり、分析対象の質問を選択/除外したりして、独自のレポートを作成できます。また、作成したレポートは、共有したり、エクスポートしたりできます。
傾向トレンド:傾向レポートを使用すると、指定した期間における日次、週次、月次などの傾向を比較/分析できます。
クロス集計:クロス集計レポートを使用すると、2つの質問または回答カテゴリ間の相関関係を比較/分析できます。たとえば、新しい料金制度の導入にあたり、各料金プランに対する回答者の反応を比較/分析することで、どのプランが好まれているかを明確に把握できます。最適な意思決定につなげることが可能です。
レポートの共有:レポートは、同僚、回答者、組織全体と共有でき、Webサイトやブログでの公開も可能です。また、共有時にはパスワード保護や SAML 認証を利用することで、閲覧範囲を制限できます。
レポートの抽出:Zoho Surveyの抽出機能を使用することで、回答データやレポートの一部を抽出し、関係者と共有できます。抽出条件は、すべての回答、完了済み、部分回答などのステータスに基づいて設定可能です。さらに、要件に応じて独自のフィルターを作成し、必要なデータのみを抽出することも可能です。
拡張機能
Zoho Survey の連携機能を使用することで、さまざまな外部サービスとシームレスに接続できます。CRM、プロジェクト管理、マーケティング、分析ツールなど、業務で活用される各種サービスとの連携が可能です。
メール送信の設定
Zoho SurveyのAPI連携機能を使用すると、商品の購入時や入社手続きの完了後など、特定の条件を満たしたときにアンケートメールを自動送信できます。
Webhook
Zoho SurveyのWebhook機能を使用すると、サービス間でリアルタイムにデータを同期できます。この機能により、専用の連携機能が用意されていない外部サービスに対しても、ワークフローを構築して接続することが可能です。
アカウントの管理 :
部門の管理:部門管理機能を使用すると、1つのZoho Surveyアカウントで、組織内のすべてのアンケートフォームを一元的に管理できます。組織構造に基づいて部門やポータルを作成し、それぞれに担当者を割り当てることが可能です。また、アンケートの回答データを部門ごとにグループ化することで、データの分離と整理が容易になり、チーム間での結果管理や分析を効率的に行うことができます。
権限と役割:Zoho Surveyでは、ユーザーの役割に応じて権限を設定し、各ユーザーに適切なアクセス権を付与できます。また、業務の流れや内容に合わせて、独自の役割を作成することも可能です。
ドメインの管理
Zoho Surveyでは、複数のドメインを運用する企業でも、アンケートを効率的に実施/管理できます。この機能を使用すると、ドメインの追加、認証、管理をかんたんに行うことができます。
メールアドレスの管理
アンケート配信時に使用する差出人メールアドレスを、自由に追加/変更できます。また、全社共通の配信に加え、部門やプロジェクト単位で専用のメールアドレスを設定することも可能です。
ホワイトラベル
Zoho Surveyでは、自社ドメインでアンケートを公開し、回答者に信頼感を与えることができます。この機能を使用すると、Zoho Surveyのロゴやブランド表記を非表示にし、自社ブランドのロゴやブランド表記へ置き換えることが可能です。
モバイルアプリ
Zoho SurveyのiOS/Androidアプリを使用すると、外出先でもアンケートの作成や回答の収集が行うことができます。スマートフォンからアンケートの編集、回答状況の確認、レポート作成まで一通りの操作が可能です。さらに、オフライン専用のアプリを使用すると、通信圏外でも回答を収集し、接続回復後にデータを同期できます。
Zoho Surveyの分かりやすく使いやすいUIにより、アンケートの作成から回答の収集/分析まで、一連の業務を効率的に実施できます。
料金プラン
組織に最適なプランを選択するために、Zoho Surveyの
料金プランをご確認ください。
無料プラン、
ベーシックプラン、
プラスプラン、
プロフェッショナルプラン、
エンタープライズプランの5つのプランから、ニーズに応じて選択できます。各プランには、組織の規模や用途に応じた機能が含まれています。
Zoho Surveyでは、従業員満足度や顧客ニーズといった業務上の重要課題に関するデータを発掘できます。これらの機能をぜひご活用ください。