JavaScriptは、Webブラウザー内での処理に特化したプログラミング言語です。使い勝手がよく、幅広く利用されています。JavaScriptを使用すると、開発者は、ユーザーの操作に反応して動くWebアプリケーションを作成できるようになります。Zoho Surveyでは、JavaScriptを使用して条件処理や、回答に応じた表示処理を設定してアンケートをカスタマイズし、アンケートの機能性を高めることが可能です。この機能により、回答者に合わせたユーザー体験を提供し、アンケートに対する回答意欲を高め、アンケートの効果を向上させることができます。
質問の表示条件用にカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[編集]の順に移動して、アンケートの作成ページで、使用する質問の種類を画面左側からドラッグ&ドロップするか、クリックして追加します。
画面右上の[変数を挿入する]をクリックして、[JavaScriptのコード]を選択します。
コードを入力します。コードで標準関数を使用するには、[変数を挿入する]をクリックします。
サンプルデータでテストを行うには、[テストする]をクリックします。
[実行する]をクリックして、その結果を確認します。
[保存する]をクリックします。
選択肢/コメント欄の表示条件用にカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[編集]の順に移動して、アンケートの作成ページで、使用する質問の種類を画面左側からドラッグ&ドロップするか、クリックして追加します。
[選択肢/コメント欄の表示条件]の順に移動して、[+条件処理を追加する]をクリックします。
[条件]の最初のドロップダウンをクリックして、[JavaScriptのコード]を選択します。
カスタムスクリプトを追加します。また、コードのテストを実行して、条件処理が正しく動作するかどうかを確認することもできます。
[更新する]をクリックして、コードを保存します。
ページのスキップ条件用にカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[編集]の順に移動して、画面右上の[条件処理]アイコンをクリックします。[ページのスキップ条件]を選択します。
表示された画面で、[条件処理を追加する]をクリックします。[条件]の最初のドロップダウンをクリックして、[JavaScriptのコード]を選択します。
カスタムスクリプトを追加します。また、コードのテストを実行して、条件処理が正しく動作するかどうかを確認することもできます。
[標準の表示順]の欄で、カスタムスクリプトの実行条件が満たされた場合に移動するページを選択します。
メール送信用のJavaScriptの追加方法
メール送信用にカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[連携]→[自動処理]の順に移動して、[メール送信]の欄にある[作成する]をクリックします。
画面右上の[+条件を追加する]をクリックします。
[条件]の最初のドロップダウンをクリックして、[JavaScriptのコード]を選択します。
カスタムスクリプトを追加します。また、コードのテストを実行して、条件処理が正しく動作するかどうかを確認することもできます。
送信者のメールアドレスとその他の必要な項目をメール設定に追加します(カスタムスクリプトによる詳細な条件処理の設定が「true」を返した場合、メールが送信されます)。
アンケート完了のページにおける条件処理用のJavaScriptの追加方法
アンケート完了のページの実行処理用にカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[設定]→[アンケート完了のページ]に移動して、[+条件処理を追加する]をクリックします。
[条件]の最初のドロップダウンをクリックして、ドロップダウンから[JavaScriptのコード]を選択します。
カスタムスクリプトを追加します。また、コードのテストを実行して、条件処理が正しく動作するかどうかを確認することもできます。
[処理]の欄で、カスタムスクリプトの実行条件が満たされた場合に実行する処理を選択します。
変更内容を確定するには、画面下部の[保存する]をクリックします。
アンケート完了のページに対して、JavaScriptのコードを使用して回答に応じた表示処理を実行できます。JavaScriptのコードは、設定したメッセージを表示する場合と、新しいページに移動する場合に設定可能です。
アンケート完了のページで、設定したメッセージを表示するためのカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[設定]→[アンケート完了のページ]に移動して、[+条件処理を追加する]をクリックします。
[条件]の最初のドロップダウンをクリックし、スクロールして、[JavaScriptのコード]を選択します。
回答に応じた表示処理に必要なカスタムスクリプトを追加し、コードのテストを実行して正常に動作するかどうかを確認します。
[処理]セクションで、条件を満たした場合に実行する処理を選択します。
[保存する]をクリックします。
アンケート完了のページで新しいページに移動するためのカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]タブ→[設定]→[アンケート完了のページ]の順に移動して、[初期設定の終了ページ]まで画面を下にスクロールします。[新しいページに移動する]を選択します。
[変数を挿入する]アイコンをクリックし、スクロールして、[JavaScriptのコード]を選択します。
回答に応じた表示処理に必要なカスタムスクリプトを追加し、コードのテストを実行して正常に動作するかどうかを確認します。正常に動作したら、[保存する]をクリックします。
アンケート完了後の移動先のURLに動的パラメーターを追加し、[保存する]をクリックします。
アンケート対象外のページで、[設定したメッセージ]にカスタムスクリプトを追加するには、以下の手順を実行します。
[編集]タブ→[設定]→[アンケート対象外のページ]の順に移動して、[設定したメッセージ]を選択します。
[変数を挿入する]をクリックし、スクロールして、[JavaScriptのコード]を選択します。
表示された画面で、回答に応じた表示処理に必要なカスタムスクリプトを追加します。また、コードのテストを実行して正常に動作するかどうかを確認します。[保存する]をクリックします。
アンケート対象外のページで新しいページに移動するためのカスタムスクリプトを追加するには:
[編集]→[設定]→[アンケート対象外のページ]の順に移動して、[新しいページに移動する]を選択します。
[変数を挿入する]アイコンをクリックし、スクロールして、[JavaScriptのコード]を選択します。
表示された画面で、回答に応じた表示処理に必要なカスタムスクリプトを追加し、その後、コードのテストを実行して正常に動作するかどうかを確認します。正常に動作したら、[保存する]をクリックします。
アンケート完了後の移動先のURLに動的パラメーターを追加し、[保存する]をクリックします。
JavaScriptのコード内に以下のキーワードは使用できません。
console |
window |
alert |
this |
self |
new |
class |
await |
worker |
debugger |
async |
import |
export |
try |
catch |
throw |
finally |
resolve |
reject |
super |
extends |
pause |
play |
then |
remove |
object |
function |
promise |
globalThis |
image |
xmlhttprequest |
xmldocument |
geolocation |
formdata |
file |
event |
websocket |
urlpattern |
formdata |
document |
sessionstorage |
localstorage |
cookie |
clearinterval |
usb |
cleartimeout |
postmessage |
prompt |
setintervals |
settimeout |
cache |
bluetooth |
payment |
otp |
database |
global_object |
eval |
arguements |
global-fucn |
canvas |
strict |
audio |
navigation |
navigator |
カスタムスクリプトの条件には、URLのパラメーターを使用できます。その場合、半角の角かっこ「[]」内にパラメーターの名前を指定する必要があります(例:application.survey.urlparam["パラメーター名"])。
カスタムスクリプトの構文は正しく記述してください。JavaScriptの場合、各行の内容は基本的にセミコロン「;」で終わる必要があります。また、「if」で始まる条件文において処理内容を記述する場合は中かっこ「{}」内に記述する必要があります。正しく記述しなかった場合、エラーになります。
JavaScriptによって簡単な数式処理を行うためのサンプルコード:
こちらのコードでは、質問Aの回答が「はい」であり、質問Bの回答が2である場合、または質問Cと質問Dの合計が10より大きい場合に、「true」が出力されます
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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