プッシュ通知

プッシュ通知

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概要

プッシュ通知を使用すると、ユーザーがアプリを使用していないときでも反応を促すことができます。メッセージはユーザーのデバイスに直接配信されるため、適切なタイミングや状況に応じたコミュニケーションが可能です。

Zoho Appticsでは、テキスト、画像、カルーセル、GIF、ライブタイマー、インタラクティブなボタンを含む、対象者に合わせたリッチなプッシュ通知を送信できます。

通知の種類

Appticsのプッシュ通知を使用して作成できる、アプリユーザーの反応を促すための各種プッシュ通知は次のとおりです。
  1. プロモーション通知- セールや割引などを案内して、ユーザーの利用を促すために使用します。
  2. アプリ内通知- アプリのガイドツアーなど、ユーザーがアプリを使用しているときに使用します。
  3. リッチプッシュ通知- 画像、動画、音などを含めることで、ユーザーからより多くの反応を得られます。
  4. リマインダー通知- 支払いのリマインダーなど、ユーザーが途中で中断した処理の完了を促すために使用します。

プッシュ通知を使用するメリット

プッシュ通知は、ユーザーの反応、利用継続率、目標到達率を高く保つための手段として役立ちます。アプリの表示機会を増やし、アプリユーザーとの良好なコミュニケーションを構築して、アプリ内での処理を促すことができます。

AndroidまたはiOSアプリでAppticsのプッシュ通知を使用するには、事前に設定を完了する必要があります。以下のセクションでは、プッシュ通知を有効にするために、Firebaseから非公開キー(JSONファイル)を取得し、Appleからp12証明書を取得する手順について詳しく説明します。

Appticsでプッシュ通知の使用を開始するには

Appticsでプッシュ通知の送信を開始するには、最初にプッシュ通知の初期設定を行う必要があります。この設定は3つの段階で構成されます。

プッシュ通知の認証情報の生成

アプリ用の非公開証明書とキーを生成します。(Androidの場合はFirebaseコンソール、iOSの場合はApple開発者アカウント)

認証情報の認証

適切なプッシュ通知サービス事業者の証明書をアプリで認証します。(Android用のFirebase Cloud Messaging(FCM)認証情報およびiOS用のApple Push Notification Service(APNs)証明書)

認証情報のアップロード

Appticsコンソールで、パッケージ名またはバンドルIDに対応する証明書の認証情報をアップロードします。(Androidの場合はJSONファイル、iOSの場合は.p12ファイル)



Androidアプリのパッケージ名またはiOSアプリのバンドルIDに必要な認証情報をアップロードすると、Appticsコンソールのプッシュ通知ビルダーを使用して、プッシュ通知を作成して送信できます。

Appticsコンソールでプッシュ通知を作成する手順

プッシュ通知には、テキスト、リッチメディア、操作ボタンなど、さまざまな要素を含めることができます。また、プラットフォーム固有の要素を使用して、通知の外観や動作をカスタマイズできます。

Info
操作ボタンを実装し、プラットフォーム固有の通知要素をカスタマイズするため、Apptics SDKは通知のペイロードを処理し、ユーザー操作を処理するために必要なメソッドを呼び出します。詳しい実装手順については、以下のSDKガイドを参照してください。
  1. Android向けプッシュ通知ガイド
  2. iOS向けプッシュ通知ガイド
  3. React Native向けプッシュ通知ガイド
  4. Flutter向けプッシュ通知ガイド
Notes
メモ:カルーセルやライブタイマーなど、一部のプッシュ通知機能は、SDKバージョン0.3.12(Android)、0.17.0(React Native)、3.3.12(iOS)以降でのみサポートされています。
Appticsのプッシュ通知ビルダーでは、Appticsコンソール上で5つの簡単な段階に沿って、プッシュ通知の作成、プレビュー、テスト、公開を行えます。Appticsを使用してプッシュ通知を作成する5つの段階を確認しましょう。
  1. 左メニューの[プッシュ通知]に移動し、[新しい通知を作成する]をクリックします。

ステップ1:通知のスケジュール設定

  1. まず、プッシュ通知を送信するタイミングを設定します。タイムゾーンを選択します。
  2. Appticsでは、[即時]、[スケジュール設定済み]、[繰り返し]の3種類の通知を設定できます。
即時通知



プッシュ通知を公開すると、すぐに配信が開始されます。通知は有効期限の日時より前に送信されます。

スケジュール設定済みの通知



プッシュ通知を公開すると、後の日付と時刻に配信されるようスケジュール処理が設定されます。通知は有効期限より前に1回配信されます。スケジュール設定済みの通知は、90日先まで設定できます。

繰り返し通知



プッシュ通知は、設定した頻度に基づき、日、週、月のいずれかの所定の間隔で配信されます。今後365日以内で、繰り返し通知を開始および停止するタイミングを設定できます。

ステップ2:対象者の定義



通知を送信するタイミングを決定した後、プッシュ通知の対象者を定義する必要があります。対象者は、Appticsのセグメントを使用して定義できます。
  1. プッシュ通知の対象にするユーザーセグメントを選択します。[新しいセグメントを作成する]をクリックして、新しいセグメントを作成することもできます。詳細はこちらのセグメントガイドを参照してください。
  2. セグメントを選択すると、選択済みのセグメントから抽出されたすべてのアプリIDが、各アプリIDに対して有効な証明書または認証情報がAppticsコンソールにアップロード済みかどうかの詳細とともに、下に表示されます。通知は有効な証明書または認証情報があるアプリIDにのみ送信されるため、利用できない場合は先にアップロードする必要があります。
Notesメモ:現在、プッシュ通知はAndroidアプリとiOSアプリでのみサポートされています。選択済みのセグメントに、該当するプラットフォーム関連のフィルターが含まれていることを確認してください。通知は、選択済みのセグメントのうち、有効なAPNs/FCM認証情報が設定済みのアプリIDにのみ送信されます。
  1. 通知の効果を測定する場合は、[目標到達]のチェックボックスをクリックします。通知に反応した後、ユーザーにアプリ内で実行してもらいたい処理を指定することで、通知の目標到達率を追跡できます。
  2. アプリについてAppticsですでに追跡されているイベントを選択し、通知に反応した後、アプリ内で目的の処理を実行したユーザー数を測定します。
Idea例:明日Webセミナーが開催されることを案内する通知をユーザーに送信するとします。この場合の目的の処理は、通知に反応したユーザーがWebセミナーに登録することです。アプリからイベントに登録する処理がAppticsでイベントとして追跡されている場合、同じイベントを選択することで、プッシュ通知に反応した後にWebセミナーへ実際に登録したユーザー数を確認できます。


  1. [対象者]タブで適用したフィルターと条件に基づき、通知の目標となるデバイス数を目標デバイスの件数として表示できます。

ステップ3:メッセージの入力



通知のスケジュール処理を設定し、アプリユーザーを対象に指定した後、通知の内容を入力する必要があります。
  1. [通知のタイトル]と[メッセージ]を入力します。
  2. メッセージでは、次の書式を使用できます。
      1. 太字
      2. 斜体
      3. 下線
      4. 取り消し線
      5. 引用
      6. 文字色(緑、青、赤)
  3. 通知に画像を含めるには、.png、.jpg、または.gifファイル形式の画像のURLを追加します。プッシュ通知1件につき、最大5枚の画像を追加できます。
推奨される画像のサイズと形式は次のとおりです。

iOS
Android
ファイル形式
推奨:jpg、jpeg、png、gif 推奨:jpg、jpeg、png
解像度
推奨:アスペクト比2:1(横)

一般的なサイズ:512x256pxまたは1,440x720px

最大幅:4,096px

最小幅:300px
推奨:アスペクト比2:1(横)

一般的なサイズ:512x256pxまたは1,440x720px

最大幅:2,000px

最小幅:300px

自動スクロール付きカルーセル
  1. 複数の画像を追加すると、カルーセル形式で表示できます。カルーセルのオプションを有効にし、自動スクロールが実行されるまでの秒数を間隔として指定します。
自動スクロール付きカルーセル型プッシュ通知

ライブタイマー
  1. 通知にライブタイマーを追加できます。タイマーのオプションを有効にして終了日時を選択すると、通知内にリアルタイムのカウントダウンが表示されます。

ディープリンク
  1. ユーザーの操作時に移動するページまたは画面の文字列名かURLを入力します。

ステップ4:追加の要素の設定



通知に含める内容を入力したら、ユーザーのデバイスでの通知の表示や動作をカスタマイズするための追加の詳細を指定できます。
  1. [音] - 通知の配信時に再生する音を指定できます。アプリのリソースディレクトリーに保存されている音声ファイルの名前を入力します。
  2. [通知ペイロード] - プッシュ通知とともに送信する追加データを含む通知ペイロードを指定できます。ペイロードのデータをJSON形式のキーと値の組み合わせとして追加してください。
  3. [アプリのバッジ] - アプリのバッジとは、アプリのアイコン上に表示される未読の通知やメッセージの件数です。通知の送信時にアプリアイコン付近のバッジ件数を増やすかどうか、また未読の通知をユーザーに知らせるかどうかを指定できます。
通知の外観や音をカスタマイズするため、Android固有の要素も追加できます。次の要素があります。
  1. [通知チャンネル] - Android 8.0(APIレベル26)以降では、すべての通知をチャンネルに割り当てる必要があります。通知チャンネルは通知を分類し、外観(視覚的な動作)と音(聴覚的な動作)を制御します。通知チャンネルを選択することで、通知の動作を指定できます。詳細はこちら
  2. [アプリのアイコン] - アプリのリソースディレクトリーにアプリアイコンのパスまたはIDがある場合、そのアイコンをプッシュ通知に追加できます。
  3. [アプリアイコンの色] - Androidでは、通知に表示されるアプリアイコンの色もカスタマイズできます。指定するカラーコードは、6桁または8桁のRGBの16進数値である必要があります。

Notes
メモ:アプリアイコンを個別に指定しなかった場合、Appticsコンソールで指定したプロジェクトのロゴが標準でアプリアイコンとして使用されます。

ステップ5:インタラクティブ要素の追加



最後に、ユーザーからの積極的な反応を促すインタラクティブ要素を通知に追加します。最大3つの操作ボタンを追加し、次のような関連情報を指定できます。
  1. [カテゴリー名(iOSのみ)] - iOSアプリでは、アプリを実際に起動しなくても、さまざまな操作ボタンを通じてユーザーが応答したり、アプリ内の処理を実行したりできる通知を設定できます。カテゴリー名によって、表示される通知の種類と操作ボタンが決まります。詳細はこちら
  2. [アクションID] - 各操作ボタンに関連するユーザー操作を追跡するための一意のアクションIDです。
  3. [ボタンのラベル] - ボタンのラベルとは、操作ボタンに表示されるテキストです。ユーザーがボタンを操作したときに何が起きるかを明確に伝えることが主な目的です。例:いいね、返信、注文、今すぐ購入、後で、など。
  4. [アイコンのパス] - ボタンのアイコンとして使用する画像のファイルパスです。Android用とiOS用のアイコンのパスを個別に指定する必要があります。
  5. [クリック時の動作] - クリック時の動作は、ボタンの機能に関連付ける内部IDです。ユーザーに表示されるボタンのラベルとは異なり、ボタンに対するユーザー操作の追跡と分析に内部で使用されます。
Idea
例:メッセージに返信するための操作ボタンが通知に必要な場合、ボタンのラベルには「返信」と表示し、開発者が指定するクリック時の動作には「reply_to_message」などを設定します。
Notes
メモ:1件の通知に最大3つの操作ボタンを追加できます。

プッシュ通知のプレビュー

各段階を進めながら、プッシュ通知作成画面で作成中の通知をリアルタイムにプレビューできます。
  1. 通知についてこれまでに指定した詳細は、[入力内容]で確認できます。AndroidおよびiOSデバイスでの通知の表示を確認するには、[プレビュー]をクリックします。

テスト用プッシュ通知の送信

通知の対象となるデバイスの数は、右上に[対象デバイス数]として表示されます。この数は、[対象者]タブで適用したフィルターと条件に基づいて算出されます。

送信日時を設定し、対象者と内容を指定したら、通知のテストを開始できます。設定ミスがないことを確認し、既存のプッシュキャンペーンを削除せずに済むよう、デバイストークンまたはメールアドレスを使用してテスト通知を送信できます。

デバイストークンを使用した通知のテスト

XcodeまたはAndroid Studioから取得したデバイストークンを使用して、テスト通知を送信できます。一度に5台のデバイスへ通知を送信できます。

Notes
メモ:デバイストークンを使用してテスト通知を送信できるのは、APNs/FCMに登録され、デバッグモードが有効になっているデバイスのみです。
  1. [テストプッシュ通知]をクリックすると、ポップアップが表示されます。
  2. 通知をテストする[アプリID]を選択してください。
  3. [デバイストークン]を選択します。一度に最大5件のデバイストークンを追加できます。

  1. [テスト通知を送信する]をクリックし、通知をリアルタイムでテストします。

メールアドレスを使用したテスト通知

Apptics内でユーザープロパティとして追跡されているユーザーのメールアドレスを使用して、テスト通知を送信できます。テスト通知は、各メールアドレスに関連付けられているデバイスに送信されます。
  1. [テストプッシュ通知]をクリックすると、ポップアップが表示されます。
  2. 通知をテストする[アプリID]を選択してください。
  3. [メールアドレス]を選択します。一度に最大5件のメールアドレスを追加できます。

  1. [テスト通知を送信する]をクリックし、通知をリアルタイムでテストします。

プッシュ通知の公開

必要な詳細を入力してすべての段階を完了したら、今後の修正に備えて通知を下書きとして保存し、デバイスでテストして、準備が整った時点で公開できます。

通知の下書き保存


  1. 基本情報を入力した後、[下書きとして保存する]をクリックして、それまでに行った設定を保存します。
  2. ポップアップが表示されます。通知名を入力し、[保存する]をクリックします。通知は下書きとして保存され、後で編集して公開できます。

通知の公開


  1. 通知を送信する準備が整ったら、[公開する]をクリックします。情報を入力するためのポップアップが表示されます。
  2. [はい、公開します]をクリックして確定すると、即時通知では対象のデバイスに直ちに通知が送信され、スケジュール通知と繰り返し通知では、指定した日付と時刻から通知が送信されます。

プッシュ通知の統計情報

  1. これまでに下書きとして保存または公開したすべての通知のリストを表示できます。
  2. 各通知をクリックすると、詳細を表示できます。
  3. 通知がまだ下書きの場合は、こちらから詳細を編集できます。
  4. 通知が送信されると、その通知のパフォーマンスの統計情報を表示できます。



Info
メニューをクリックすると、次のオプションが表示されます。
  1. [編集する]:通知が送信される前に編集します。
  2. [削除]:通知が送信される前に削除します。
  3. [新規として編集する]:既存の通知設定テンプレートを使用して、新規通知を作成します。
  4. [一時停止する]:繰り返し通知に適用できます。

プッシュ通知のパフォーマンスの統計情報

  1. 対象デバイス:通知の送信対象となったデバイスの件数の合計です。
  2. 配信済みデバイス:プッシュ通知のサービス事業者によって通知が正常に送信されたデバイスの件数の合計です。
  3. 失敗したデバイス:技術的な問題により通知を配信できなかったデバイスの件数の合計です。
  4. 受信したデバイス:通知を正常に受信したデバイスの件数の合計です。
Info
「配信済み」はFCM/APNsによって通知が受け付けられたことを示し、「受信」はデバイスへの配信が成功したことを示します。
  1. 開封されたデバイス:ユーザーが通知を開封したデバイスの件数の合計です。
  2. コンバージョンしたデバイス:通知を開封した後、ユーザーが目的の処理を完了したデバイスの件数の合計です。