ブラックリストとは、迷惑メールを配信している疑いのあるIPアドレスとドメインのリストです。 Spamhaus 、 Sorbs 、 Barracuda 、 Spamcop などのブラックリストサービスでは、独自のブラックリストを管理しています。ブラックリストに基づいて、ISP(インターネットサービスプロバイダー)とEPS(メールサービスプロバイダー)は、疑わしいドメイン/IPからのメールがメールボックスに入るのをブロックします。
IP/配信元アドレスがブラックリストに登録されている場合は、次の手順をすぐに実行してください:
ブラックリストから削除されるまで、メールを配信しないでください。配信すると、さらに不利益を被る場合があり、ドメインが他のブラックリストサービスによって、ブラックリストに登録される可能性があります。
ブラックリストの詳細については、 MXToolbox 、 DNSBL 、 MultiRBL 、 BlacklistAlert.org 、 SpamHaus 、 Sorbs 、 Barracuda などのブラックリスト検索サービスで確認できます。
配信元ドメイン/IPがブラックリストに登録される主な理由は、次のとおりです:
適切に管理されていない配信リストは、ドメインがブラックリストに登録される原因になります。
ドメインがブラックリストに登録される主な原因は、迷惑メールの苦情です。メール受信者がメールを迷惑メールに設定する際、さまざまなレベルの迷惑メールフィルターが配信元を疑わしいと判断します。迷惑メールの苦情が多いと、ブラックリストに登録される可能性があります。
メール受信者は、配信元ドメインを迷惑メール対策サービスまたはZoho Campaigns(メールがZoho Campaignsを通じて配信された場合)に直接報告することもできます。迷惑メールの直接の苦情は、多くの問題を引き起こすため、ドメインがブラックリストにすぐに登録される可能性があります。
苦情への対処方法については、 こちらをクリック してご参照ください。
ブラックリストサービスでは、迷惑メールトラップのアドレスを使用して、ブラックリストに登録すべき配信元を決定します。迷惑メールトラップは、通常のメールアドレスに似ていますが、メールに返信したり、配信リストに登録したりすることはありません。迷惑メールトラップは、バウンス(不達)や苦情と同じように、簡単には特定できません。
オプトイン(同意)がなく、長期間(6か月を超えて)未回答のメールアドレスは削除します。このような使用されていないメールアドレスは失効している可能性が高く、迷惑メールトラップのアドレスに変換されている可能性があります。
迷惑メールトラップを回避する方法については、 こちらをクリック してご参照ください。
メールマーケティングでは、登録解除自体はよくあることですが、その率が高い場合は、迷惑メール対策サービスが否定的な反応と判断するため、配信元ドメインの信頼性が低下します。これにより、登録解除率の重大度に応じて、ドメインがブラックリストに登録される可能性があります。
次のようなメール配信方法は、配信元ドメインの信頼性/スコアを低下させる可能性があります:
連絡先は、配信元が確かな場合にのみ、メールを開封する傾向があります。そうでない場合は、無視するか、削除するか、すぐに迷惑メールに設定します。迷惑メール対策サービスは、連絡先の否定的な反応を考慮して、配信元ドメインの信頼性を低下させます。その結果、ドメインがブラックリストに登録されます。配信元の識別の詳細については、 こちらをクリック してご参照ください。
忘れることは人間の本性です。長期間(6か月以上)が経過した後にメールを配信すると、連絡先が配信元が誰なのかを思い出せなくなる可能性があります。これにより、迷惑メールの苦情につながる可能性があります。バランスを維持して、メール配信することをお勧めします。
興味を示した人には、定期的にメールを配信します。6か月以上使用されていない連絡先をセグメント化します。再エンゲージメントメールで再度ターゲットを絞り、未回答の連絡先や興味のない連絡先を配信リストから削除します。リストのセグメント化の詳細については、 こちらをクリック してご参照ください。
ブラックリストに登録されたドメインのURLを含めることは、メールと配信元ドメインに悪い影響を及ぼします。公開サービスのURLを短縮することは、迷惑メール攻撃に対して脆弱であるため、お勧めできません。URLを含める場合は、ブラックリストに登録されていないことを確認します。
メールでのURLの使用についての詳細は、 こちらをクリック してご参照ください。
メールの件名がメールの本文と完全に異なると、連絡先はだまされたと感じる可能性があります。これにより、そのメールが迷惑メールに設定され、ドメインがブラックリストに登録されてしまいます。
件名、メールのメッセージ、メールに記載したURLからリダイレクトされるWebページのコンテンツに、関連する内容が含まれていることを確認してください。
新しいドメインを使用してメールを配信する場合は、次の点を考慮してください:
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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