受信者とメールの橋渡しをするのが、メールの件名です。件名は、配信元名やプレヘッダーと同じように、受信者がメールを開封する前に気付く項目の1つです。
件名を決めることは、必ずしも簡単ではありません。しかし、次に示す実績のある方法に従うことで、よくある間違いを避け、洗練したメール件名を作成できます。
件名に関しては、短いほど適切と言えます。洗練された件名は、最大でも4~6の単語で構成されています。
見落としがちですが、誤字(スペルミス)さえ開封率に影響します。メールの件名と本文に、誤字(スペルミス)や文法の間違いがないかどうか、必ず確認しましょう。
通常、受信者のメールプロバイダーは、メールメッセージの最初の数行をプレヘッダーに設定します。そのため、受信トレイに表示したくない挨拶や他の行が表示される可能性があります。カスタマイズしたプレヘッダーを設定できます。
A/Bテストを使用して、さまざまな件名のメールをテストしましょう。反応の良い件名を選択できます。A/Bテストについての詳細は、
こちらをクリック
してご参照ください。
メールの件名と本文メッセージは関連していなければなりません。メール本文がWebセミナーに関するものであれば、件名でもWebセミナーについて言及する必要があります。
多くの受信者が、モバイル端末でメールを開きます。モバイルに対応したメールであることをご確認ください。メールをテストする時に、モバイル端末でメールを開き、正常に表示されているかどうかを確認しましょう。
Zoho Campaignsの差し込み用タグを使用して、より関連性のあるメールとして受信者の興味を引くように、メールをパーソナライズ(個人向けにカスタマイズ)できます。受信者の姓と名の差し込み用タグを追加するには、キャンペーンメール作成時に
[件名]
テキストボックスの横にある
[パーソナライズ(個人向けにカスタマイズ)]
オプションをクリックします。
すべて大文字のメールを配信することは、受信者を怒鳴りつけるようなものです。受信トレイで目立つかもしれませんが、受信者には否定的な印象を与えることになります。また、すべて大文字の件名は、迷惑メールフィルターで疑いをかけられる原因となります。
メールの件名に「Re」や「Fwd」を含めることは賢い方法に思えるかもしれませんが、受信者の誤解を招き、不信感を生みます。また、迷惑メール対策サービスは賢く、簡単に偽装の返信/転送タグを識別できます。返信/転送タグの偽装を避けるべき理由と、それを迷惑メール対策サービスが検知する方法についての詳細は、
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通常、フィッシングメールには過剰な句読点が含まれるため、件名に余分な句読点が含まれていると、迷惑メールフィルターで疑わしいとみなされます。
メールの件名に虚偽の割引が含まれるメールを開くと、受信者は、メールを登録解除するか、迷惑メールに設定します。いくつかの商品のみに関して割引する場合、件名で明確に記述します。
受信者に対してメールの開封を要求することは、悪影響を及ぼし、迷惑メールの苦情につながります。件名で、支援、緊急対応、機密情報、その他の依頼事を求めると、受信者や迷惑メールフィルターから疑わしいとみなされます。
業種
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避けるべき語句
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小売業
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テレビでおなじみの、割引、購入、クリアランス
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個人
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独身者紹介、親愛なる友人へ、助けてください、絶望的
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一獲千金
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追加収入、在宅ワーク、副収入、オンライン学位
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資金計画
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見積書、請求、Paypal、請求書
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マーケティング
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リード(見込み客)の創出、検索エンジン最適化(SEO)、試供品、今すぐ登録
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医薬品
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減量、アンチエイジング、オンライン薬局、バイアグラ
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