チャットエージェントの理解と設定

チャットエージェントの理解と設定

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概要
チャットエージェントを使用すると、Zoho Creatorアプリ用のAIアシスタントを作成できます。Zoho Ziaで設定されたAIプロバイダーを利用し、エンドユーザーはチャット操作画面から自然言語でアプリのデータを操作して、情報の取得、分析情報の確認、各種操作の実行が可能です。チャットエージェントの目的を通常の言葉で説明するだけで、指示、アクセスレベル、関連するタブなどの初期設定が自動生成されます。この設定は、ビジネス要件に合わせてさらにカスタマイズできます。
提供状況
  1. Creator 6では、早期アクセス機能として、エンタープライズプランで利用できます。
  2. 特権管理者と管理者のみが、[運用]→[Zoho Zia]からチャットエージェントを有効化できます。
  3. 特権管理者、管理者、開発者は、チャットエージェントを作成して設定できます。
  4. ユーザーとポータルユーザーは、必要な権限があれば、ライブモードでチャットエージェントにアクセスできます。
  5. 利用できるLLMはデータセンター(DC)によって異なります。対応しているLLMと各DCでの提供状況については、Zoho Ziaのドキュメントを参照してください。

1. チャットエージェントとは

チャットエージェントを使用すると、Zoho Creatorアプリ内にAIアシスタントを作成でき、エンドユーザーは自然言語だけでアプリのデータを操作できます。チャットエージェントはユーザーの要望を理解し、関連するデータを取得して、ライブモードの対話形式の操作画面から回答します。各チャットエージェントは、特定の目的に合わせて対象範囲が設定されます。指示、アクセスレベル、接続するタブを通じて、アクセスできる対象、実行できる操作、回答方法を指定できます。同じアプリ内に複数のチャットエージェントを設定し、それぞれに異なる対象範囲とアクセスレベルを指定して、さまざまな利用者や用途に対応できます。
Notes
メモ:組織内のすべてのアプリを合わせて、最大30件のチャットエージェントを作成できます。
複数の手順やアプリ間のワークフローを必要とする処理に対応するため、設定時にAIエージェントをチャットエージェントに関連付けることができます。チャットエージェントは、ユーザーが明示的に起動しなくても、ユーザーの指示から意図を自動的に検出し、関連するAIエージェントを呼び出します。AIエージェントの詳細はこちらをご確認ください。

ライブモードでは、エンドユーザーはチャット操作画面から、自然な言葉ですべてのデータ操作を実行できます。データの検索、分析情報の取得、データの作成や更新ができるほか、同じ会話内で追加の質問をして、結果を絞り込んだり、さらに詳しく調べたりできます。データを変更する前には、確認画面が表示されます。

チャットエージェントは、エンドユーザーによる次の操作を支援できます。
  1. データの照会:接続されたタブからデータを検索し、分析情報や必要な情報を取得できます。
  2. データの変更:自然な言葉でデータを作成、更新、管理できます。変更が適用される前に、確認画面が表示されます。
  3. AIエージェントの起動:関連付けられたAIエージェントを呼び出し、データの照会や更新だけでは対応できない、複雑で複数の手順を伴う処理を実行できます。チャットエージェントはユーザーの指示から意図を自動的に検出し、ユーザーによる手動操作なしで、関連するAIエージェントを起動します。AIエージェントの詳細はこちらをご確認ください。
Notes
メモ。
  1. チャットエージェントでエンドユーザーが実行できる操作は、設定された対象範囲によって制御されます。ユーザーは、読み取りアクセス権があるタブから情報を取得でき、読み取り/書き込みアクセス権があるタブではデータを作成または更新できます。
  2. エージェントの対象範囲とアクセスレベルに加えて、ユーザーにはアプリ内の関連するフォームやレポートにアクセスする権限も必要です。

1.1. チャットエージェントの仕組み

チャットエージェントは、ユーザーが自然な言葉で入力した内容を受け取り、その意図を解釈して、アプリ内で利用可能なデータや操作に関連付けます。Zoho Ziaで設定されたLLMを使用して要求を理解し、アプリのデータに基づいた回答を生成します。

エージェントの動作は、その設定によって決まります。指示では対象範囲と回答の口調、接続するタブではアクセス可能なデータ、アクセスレベルではデータの取得のみを許可するか、データの変更も許可するかを指定します。

情報取得の要求に対しては、エージェントが情報を直接返します。書き込み操作の場合は、変更を適用する前に、提案された変更内容をユーザーに提示して確認を求めます。設定された対象範囲外の要求はすべて拒否されます。

1.2. ライブモードのチャットエージェント操作画面

Notes
メモ:このセクションは、ライブモードでチャットエージェントを使用するエンドユーザーのみを対象としています。
ライブモードからアクセスした場合、チャットエージェントの操作画面には次の要素が表示されます。

  1. [新しいチャット]:エージェントとの新しい会話を開始します。別の話題を始める場合や、現在の会話の流れが不要になった場合に使用します。以前の会話は、会話履歴から引き続き確認できます。
  2. [入力欄]:指示を入力してエージェントとやり取りするためのテキストボックスです。次のオプションがあります。
    1. [ファイルを添付]():PDF、画像、テキストファイルをアップロードし、要求に関する追加情報を提供できます。ファイルから情報を取得する、ファイル内の値を使用してデータを更新する、ファイルをデータに直接添付する場合に使用します。設定されたガードレールでファイルのアップロードが許可されている場合にのみ、エージェントはファイルの内容にアクセスできます。
    2. [送信]():メッセージをエージェントに送信します。
    3. Notesメモ。
      1. 1回の指示につき最大5件のファイルを添付できます。各ファイルの上限サイズは10MBです。
      2. エージェントに送信する各指示は、10,000文字までです。
  3. [クイック操作]:入力欄の下に表示される指示の候補です。いずれかのボタンをクリックすると、入力せずに対応する照会を送信できます。すぐに使い始められるよう、アプリに基づいてAIが候補を自動生成します。
  4. [会話履歴]:ハンバーガーアイコン()から、エージェントとの以前の会話にアクセスできます。会話を選択すると、中断した箇所から再開できます。会話の横にある[その他の操作](...)から、会話の[名前を変更]または[削除]できます。
    1. Notesメモ。
      1. チャットエージェントとの会話は、ユーザーごとに最大100件、ポータルユーザーごとに最大50件まで保存できます。
      2. 各会話に含めることができるメッセージは、最大50件です。
  5. チャットメッセージ:ユーザーとエージェントのメッセージが表示されるメインの会話領域です。ユーザーのメッセージは右側に表示され、エージェントの回答はエージェントのアバターとともに左側に表示されます。

2. ビジネスでの活用例

ケース1:人事向け従業員セルフサービスアシスタントの作成
中規模企業の人事管理者が、従業員による休暇の申請、申請ステータスの確認、社内規定へのアクセスに使用するZoho Creatorの人事アプリを管理しています。従業員はアプリ内で休暇残日数を確認し、申請を直接送信できますが、休暇の取得条件、繰越上限、承認条件など、個別の規定について説明が必要になることがよくあります。このような問い合わせは通常、人事部門に寄せられます。
人事部門への依存を減らすため、管理者は[休暇申請]タブと[従業員]タブに対する読み取りアクセス権を持つチャットエージェントを作成します。従業員の機密情報がAIモデルに公開されないように、[ガードレール]タブで[プライベートデータへのアクセス]を有効にします。
従業員は、アプリ内を移動したり人事部門に直接問い合わせたりすることなく、チャットエージェントを使用して、休暇残日数や申請のステータスを確認し、規定に関する質問への明確な回答を自然な言葉で得られるようになります。

指示の例:「現在の休暇残日数と、最新の休暇申請のステータスを教えてください」

ケース2:倉庫チームによるリアルタイムの在庫確認
流通会社のサプライチェーン管理者が、複数拠点の倉庫スタッフが使用するZoho Creatorの在庫管理アプリを管理しています。スタッフは倉庫内で在庫数の確認、商品の保管場所の特定、在庫数の更新を行う必要がありますが、デスクトップ用レポートを操作するのは現実的ではありません。
管理者は、[在庫]タブと[倉庫]タブに対する読み取り/書き込みアクセス権を持つチャットエージェントを作成し、よく使用するタスク用のクイック操作ボタンを設定します。スタッフはチャット操作画面から、商品名またはSKU(在庫管理単位)による在庫数の確認、各倉庫内での商品の保管場所の特定、在庫数の更新を行えます。更新内容が適用される前には、確認画面が表示されます。

指示の例:「倉庫スタッフが商品名またはSKUで在庫数を確認し、各倉庫内で商品の保管場所を特定して、在庫数を更新できるようにしてください」

ケース3:調達アプリでの発注書作成の自動化
製造会社の調達担当者が、Zoho Creatorの調達アプリを管理しています。在庫数が減少すると、部門責任者は購買申請を起票する必要があります。この処理には、在庫アプリ、仕入先管理アプリ、財務アプリが関係します。
調達管理者は、[発注書]タブへのアクセス権を持つチャットエージェントを作成し、発注書に関する一連のワークフローをツールセットとして備えたAIエージェントを関連付けます。部門責任者が依頼を入力すると、チャットエージェントがAIエージェントを呼び出します。AIエージェントは、在庫アプリで在庫数を確認し、仕入先管理アプリから仕入先の詳細を取得し、財務アプリで利用可能な予算を確認して、発注書を作成し、仕入先に通知します。これらの処理はすべて1つの指示から実行され、チャットエージェントだけではアクセスできない複数のアプリにまたがって行われます。

指示の例:「優先仕入先から製品Xを500個購入するための発注書を作成し、仕入先に通知してください」

3. チャットエージェントの設定手順

エンドユーザーがチャットエージェントを利用できるようにするには、アプリの編集モードでチャットエージェントを作成して設定します。

3.1. 前提条件

Ziaの設定
チャットエージェントを使用するには、Creatorアカウント全体のAI機能を管理できるようにZiaを設定します。Ziaには標準でZoho GenAIが設定されているため、追加の設定は必要ありません。別のプロバイダーを使用する場合は、対応している任意のLLMプロバイダー(OpenAIまたはAnthropic)とZiaを連携できます。Ziaの設定は一度だけ行います。Ziaの設定方法はこちらをご参照ください。
Notes
メモ。
  1. Zoho GenAIのLLMではすべてのプロンプトがZoho内で処理されますが、外部のLLMプロバイダーでは各社のシステム内でデータが処理されます。外部プロバイダーを使用する場合は、機密情報や規制対象の情報を共有しないでください。
  2. Zia App Builderでは、Zoho CreatorのAI呼び出しやAPI呼び出しは消費されません。ただし、Zia App BuilderでZoho GenAIを使用すると、Business AI Creditsが消費されます。外部のLLMプロバイダーの利用分は、各サービスプロバイダーによって処理されます。Business AI Creditsの使用量は、[請求]セクションで確認できます。
Ziaの設定後、アプリケーションでチャットエージェントを使用できるように、[機能の有効化]セクションにある[チャットエージェント]の[アクセス]切り替えボタンを有効にします。

3.2. チャットエージェントの作成

  1. 目的のアプリケーションの[編集モード]に移動し、ヘッダー部分の[+]アイコンをクリックします。
  2. [チャットエージェント]を選択します。チャットエージェントの作成画面が表示されます。
  3. テキスト欄にエージェントに実行させる内容をわかりやすい言葉で入力し、[エージェントを作成する]をクリックします。チャットエージェント向けの効果的な説明の書き方をご確認ください。

    1. Notesメモ:この時点でエージェントを使用できます。カスタマイズを省略して初期設定のまま公開するには、[完了する]をクリックします。動作を調整する場合は、以下のタブで設定を続けます。エージェントが作成され、自動的に設定された後、詳細なカスタマイズを行うためのチャットエージェントビルダーに移動します。設定用のタブは、[基本情報]、[接続]、[カスタマイズ]、[ガードレール]の4つです。これらのカスタマイズは任意です。
  4. [基本情報]タブで以下の内容を確認して調整し、[保存する]をクリックして[接続]タブに進みます。
    1. [指示]:入力した説明に基づいて自動入力されます。意図した範囲内でエージェントが正確に応答できるように調整します。明確で具体的な指示を指定すると、応答の品質が向上します。
    2. [アクセス権限]:入力した説明に基づいて自動設定されます。データの取得のみを許可する場合は読み取り、データの作成と変更を許可する場合は読み取り/書き込みに変更します。
    3. [タブ]:入力した説明に基づいて自動選択されます。タブとは、Creatorアプリケーション内のフォームを指します。エージェントが取得および操作できるデータの範囲を指定するには、タブを[追加]または[削除]します。
    4. Notesメモ:チャットエージェントごとに最大25件のタブを選択できます。
  5. 必要に応じて、[接続]タブで、現在のチャットエージェントに関連付ける組織内のAIエージェントを選択します。[保存する]をクリックして、[カスタマイズ]タブに進みます。
    AIエージェントを連携すると、マルチエージェント構成を使用できます。1つのエージェントですべての用途に対応する必要がなくなり、専門的な機能にチャットエージェントの対応範囲を拡張できます。ユーザーのプロンプトに基づき、チャットエージェントが関連する連携済みのAIエージェントを自動的に呼び出して要求を処理します。AIエージェントの詳細をご確認ください。
    1. Notesメモ:1つのチャットエージェントに最大25件のAIエージェントを連携できます。
  6. [カスタマイズ]タブで以下の内容を設定し、[保存する]をクリックして[ガードレール]タブに進みます。
    1. [チャットエージェント名]:入力した説明に基づいて自動入力されます。公開モードでエンドユーザーに表示する名前を設定するには、内容を変更します。
    2. [リンク名]:エージェント名に基づいて自動入力されます。チャットエージェントのURL用識別子を変更するには、内容を更新します。
    3. [アバター]:[アップロードする]をクリックし、チャットの操作画面でエージェントを表す画像をシステムから選択します。アップロードした画像は、[削除する]ボタンをクリックして削除することもできます。
    4. [歓迎メッセージ]:入力した説明に基づいて自動入力されます。ユーザーが新しい会話を開始した際に表示する最初のメッセージを設定するには、内容を変更します。
    5. [応答のトーン]:入力した説明に基づいて初期設定されます。アプリケーションの用途や対象ユーザーに合わせて、エージェントの応答に使用するコミュニケーションスタイルを[親切]や[協力的]などから選択します。
  7. [ガードレール]タブで以下の内容を設定し、[保存する]をクリックして設定を完了します。
    1. [ファイルへのアクセスを制限する]:初期設定では有効です。チャットエージェントがアプリケーションのファイルを読み取れないようにし、ユーザーが会話にファイルをアップロードすることも制限します。
    2. [個人情報および電子的保護対象医療情報へのアクセスを制限する]:初期設定では有効です。個人情報(PII)および電子的保護対象医療情報(ePHI)を含む項目にAIモデルがアクセスできないようにします。PIIおよびePHIの項目は、項目のプロパティで設定されたプライバシー設定に基づいて識別されます。機密性の高い個人データや医療データを扱うアプリケーションでは、有効にすることをお勧めします。

  8. [完了する]をクリックします。チャットエージェントがアプリケーションに追加され、編集モードのナビゲーションメニューに表示されます。

4. チャットエージェントの管理

チャットエージェントを管理するには、次の手順を実行します。
  1. [アプリケーションの編集モード]で、ナビゲーションメニューの[チャットエージェント]に移動します。
  2. チャットエージェントにカーソルを合わせ、[チャットビルダーを開く]をクリックします。
  3. [基本情報]、[接続]、[カスタマイズ]、[ガードレール]の各タブで必要な設定を変更し、[保存する]をクリックします。
  4. チャットビルダーの右上にある縦三点リーダーアイコンをクリックし、必要な操作を選択します。
    1. [名前を変更する]:チャットエージェント名の変更のポップアップでエージェントの[表示名]と[リンク名]を変更し、[名前を変更する]をクリックします。
    2. [削除する]:アプリケーションからチャットエージェントを完全に削除します。

5. 効果的なチャットエージェントの設定

チャットエージェントの応答品質は、その目的と対応範囲をどれだけ明確に定義するかによって異なります。以下のガイドラインは、正確かつ的確で、エンドユーザーにとって役立つエージェントを作成するのに役立ちます。

5.1. 最適な結果を得るためのヒント

  1. 具体的な説明を記載する:エージェントを作成する際は、実行する内容と対象ユーザーを具体的に記載します。一般的な説明よりも具体的な説明を使用することで、自動生成される指示の精度が向上します。
  2. タブの範囲を慎重に設定する:エージェントに必要なタブのみを追加します。無関係なタブを含めると、予期しない応答が生成される可能性が高まり、エンドユーザーがアクセスすべきでないデータが公開されるおそれがあります。
  3. 適切なアクセス権限を設定する:照会専用のエージェントには読み取りを使用し、ユーザーが実際にデータを作成または変更する必要がある場合にのみ読み取り/書き込みを使用します。読み取り/書き込みでは、変更を適用する前に必ず確認メッセージが表示されます。
  4. 指示を調整する:自動生成された指示は初期設定です。[基本情報]タブで内容を確認し、制約、対応範囲の制限、特定の動作などを追加します。
  5. 機密データ向けのガードレールを有効にする:アプリケーションで個人データや医療データを扱う場合は、機密情報がAIモデルと共有されないように、[ガードレール]タブで[非公開データへのアクセス]を有効にします。
  6. AIエージェントによってチャットエージェントを拡張する:動的な意思決定や一連のタスク実行が必要な操作では、チャットエージェント自体の機能ですべてを処理しようとせず、[接続]タブからAIエージェントを連携します。

5.2. エージェントの説明例

  1. ホテルスタッフ向けのフロント業務アシスタントとして対応します。日付別の空室状況の確認、宿泊客の予約詳細の表示、予約ステータスの更新を支援します。予約と宿泊客管理に関する問い合わせにのみ回答します。
  2. 看護師による患者のバイタルサインの記録、投薬データの更新、正常範囲外の入力内容へのフラグ付けを支援し、医師が確認できるようにします。患者ケアデータに関する内容にのみ回答します。回答では、患者を特定できる情報を共有または表示しないでください。
  3. ITスタッフ向けのサポートデスクアシスタントとして対応します。受信したサービスリクエストの記録、問題の種類に応じた担当チームへのチケットの割り当て、チケットステータスの更新、未完了の全リクエストにおける解決までの所要時間の追跡を支援します。

6. 留意事項

動作と機能
  1. ユーザーが変更を依頼すると、チャットエージェントは変更を適用する前に、対象となるデータの詳細を含む確認画面を表示します。
  2. チャットエージェントでは、変更を元に戻すことはできません。削除したデータは復元できません。データを作成または変更した場合、エージェントにデータの再更新または削除を指示することでのみ、変更を取り消せます。
  3. チャットエージェントは、アクセス元のアプリケーション内でのみ動作します。他のZoho Creatorアプリケーションや外部システムには直接アクセスできません。複数のアプリケーションにまたがる処理を実行するには、設定時に[接続]タブから他のAIエージェントを連携します。
  4. チャットエージェントは、[基本情報]タブで設定されていないモジュールのデータにはアクセスできません。
  5. アプリケーションですでに連携が設定され、認証されている場合、チャットエージェントはその連携を使用して依頼された処理を実行できます。
上限
  1. 組織内のすべてのアプリケーションで、合計30件までチャットエージェントを作成できます。
  2. エージェントに送信できる各メッセージは、10,000文字までです。
  3. 1件のプロンプトに最大5件のファイルを添付できます。各添付ファイルの最大サイズは10MBです。
  4. 各ユーザーはチャットエージェントと最大100件、ポータルユーザーは最大50件の会話を作成できます。各会話には最大50件のメッセージを含めることができます。
  5. 設定時に、1件のチャットエージェントに最大25件のモジュールと25件のAIエージェントを関連付けることができます。
  6. チャットエージェントが分析のために一度に取得できるデータは、最大25件です。
  7. チャットエージェントから直接データを作成または更新するためにデータを送信した場合、フォームの[検証時]と[成功時]のワークフローのみが実行されます。チャットエージェントによって事前入力された値では[読み込み時]と[ユーザー入力時]のワークフローが実行されないため、これらのワークフローを実行するには、[フォームを開く]()を使用します。
  8. チャットエージェントから表示したレポートは並べ替えできません。レポートに設定されている標準の並べ替え順が適用されます。
AIの使用量とデータ
  1. Zoho GenAIのLLMはすべてのプロンプトをZoho内で処理しますが、外部のLLMプロバイダーは各社のシステム内でデータを処理します。外部プロバイダーを使用する場合は、機密情報や規制対象の情報を共有しないでください。
  2. チャットエージェントは、Zoho CreatorのAI呼び出しやAPI呼び出しを消費しません。ただし、チャットエージェントでZoho GenAIを使用するとBusiness AIクレジットが消費されます。外部のLLMプロバイダーを使用した場合の使用量は、各サービスプロバイダーによって処理されます。Business AIクレジットの使用量は、[請求]セクションで確認できます。
  3. Zia App Builderを使用する場合、APIのレート制限が適用されます。この制限は、指定された期間内にユーザーまたはクライアントがサービスへアクセスできる回数について、LLMプロバイダーが設けるものです。上限は、利用プランと使用するモデルによって異なります。
    1. OpenAIのレート制限
    2. Anthropicのレート制限
    3. Google Geminiのレート制限
    4. DeepSeekのレート制限
    5. SiliconFlowのレート制限
  4. チャットエージェントの回答精度を高めるため、入力したプロンプトに補助的なプロンプトが追加される場合があります。システムによって生成されたこれらのプロンプトも、Zoho Ziaで設定されているLLMプロバイダーのAI使用量に加算されます。

7. 関連トピック

  1. Zoho Ziaの設定
  2. Zoho CreatorにおけるZoho Ziaの機能
  3. Zoho Ziaを活用したZoho CreatorのAI機能
  4. AIエージェントの概要
  5. アプリケーションのモード
  6. 早期アクセス機能:利用条件と使用方法