AIエージェントの理解

AIエージェントの理解

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Notesメモ:AIエージェントは、お客様のAI呼び出し上限を消費しません。
概要
AIエージェントでは、エージェント型AI技術を使用し、簡単な指示でタスクを自動化できます。AIの動作を説明し、処理を実行するスクリプトを含む必要なDeluge関数を追加することで、エージェントを作成できます。エージェントは、定義された内容に従ってタスクを順番に計画、実行し、状況を分析して、ユーザーに代わって意思決定を行います。
利用条件

AIエージェント:
  1. Creatorのすべてのプランで作成および管理できます。API呼び出し上限は契約中のプランによって異なります
  2. 作成および管理できるのは特権管理者と管理者のみですが、その他の種類のユーザーはすべて呼び出すことができます

1. 概要

AIエージェントは、状況を分析して意思決定を行い、人の介入なしに自律的に処理を実行することで、複数の複雑なタスクを処理できる専用のAI機能です。従来のワークフローとは異なり、AIエージェントは固定された一連のルールに従うのではなく、状況を動的に分析して最適な処理を選択し、コンテキストに適応できます。

Zoho Creatorでは、自然言語を使用してエージェントのスキルを定義し、Deluge関数などの必要なツールを指定すると、エンドポイントURLが自動的に生成されます。このURLを呼び出すことでエージェントを使用し、必要なタスクを実行できます。AIエージェントではエージェント型AIモデルが使用されます。AIエージェントは、平易な自然言語で定義した目的や目標を達成するため、特定の役割を担う担当者のように動作します。各エージェントは、個別の要件に合わせてカスタマイズできます。

たとえば、図書館の会員が本を検索して借りられる図書館管理アプリがあるとします。会員の読書履歴を分析し、各会員に適した本を提案するよう指示することで、書籍提案エージェントというエージェントを作成できます。また、貸出不可の本が頻繁に検索された場合、管理者にCliqメッセージを送信するよう指示することもできます。この処理には、読書履歴の分析、本の提案、管理者への通知が含まれます。同様に、AIエージェントを作成して複数のタスクを論理的かつ体系的に、一貫性を保ちながら実行することで、複雑なワークフローを簡素化できます。

AIエージェントは、次の2つの簡単な手順で作成できます。
  1. エージェントの定義 - 最初に、AIにどのようなスキルを持たせるかについて全体的な説明を入力します。平易な自然言語による簡単な指示として入力します。
  2. ツールの追加 - 次に、AIが処理を実行するために必要なDeluge関数を追加します。エージェントは、状況に応じて適切なDeluge関数を選択して実行し、必要な処理を完了します。
エージェントを作成すると、エンドポイントURLが生成されます。このエンドポイントURLは、必要な場所から作成済みのエージェントを呼び出すためのURLまたはパスです。このURLを呼び出すことで、エージェントとやり取りして応答を受け取ることができます。Creatorでは、エンドポイントURLを介してinvokeURLタスクまたはJS APIを使用し、エージェントを呼び出せます。また、API呼び出しを通じて外部システムからアクセスすることもできます。
メモ:エージェントへ安全にアクセスするには、OAuth認証が必要です。

このAIエージェントへの要求は、1つのプロンプトとして送信されます。エージェントはすべてのタスクを処理した後、応答を返します。要求と応答は、どちらも自然言語で記述されます。

要求の例
  1. {'data' :
  2. {
  3. 'query' : 'フィードバックを確認し、その内容に応じてレコードを更新してください'
  4. }
  5. }

応答の例
  1. {
  2. 'ai_response' : フィードバックは否定的な内容です。フィードバックフォームにレコードを追加し、Cliqチャットで通知しました
  3. }

AIエージェントを呼び出すDelugeスクリプトの例

  1. void invokeAISkill(string feedbackID)
  2. {

  3. query = Map();

  4. query.put('query','フィードバックを分析してください。feedback_ID : ' + feedbackID);

  5. data = Map();

  6. data.put('data',query);

  7. info data;

  8. resp = invokeurl

  9. [

  10. url :'https://www.zohoapis.com/creator/aiskill/zylker/feedback_analyser'

  11. type :POST

  12. parameters:data.toString()

  13. connection:'zoho_creator_connection'

  14. content-type:'application/json'

  15. ];

  16. summary = resp.get('ai_response');

  17. info summary ;
  18. }
Info

セキュリティ上のヒント 

AIエージェントは、タスクを自動化して効率化するよう設計されていますが、無制限に自律動作するわけではありません。その動作は、設定時にAIに指定された指示とツールによって完全に制御され、ユーザーの役割と権限の範囲内で実行されます。


AIエージェントには、目的のタスクに必要な権限のみを付与してください。これにより、明示的に許可された操作のみが実行され、定義された範囲を超えてデータやシステムに独自にアクセスすることを防止できます。 

1.1. AIエージェントへのアクセス方法

AIエージェントには、エンドポイントURLを使用してアクセスできます。

エンドポイントURLとは
エンドポイントURLは、必要に応じて外部システムがスキルと通信するための一意のパスです。エージェントを呼び出して、その機能を利用するためのアクセスポイントとして機能します。Zoho Creatorでは、このエンドポイントURLはエージェント名に基づいて自動生成され、末尾の部分には作成時に指定したリンク名が使用されます。エンドポイントURLの形式は次のとおりです。

このエンドポイントURLにアクセスできるユーザー
AIエージェントでは、[ユーザー範囲]が初期設定で[すべて]に設定されています。そのため、Creatorアカウントの[ユーザー]モジュールに登録されているすべての有効なユーザーが、エンドポイントURLを呼び出せます。ポータルユーザーは対象外です。

エンドポイントURLを呼び出す方法
OAuth認証情報または組み込みコネクターを使用し、次のいずれかの方法でエンドポイントURLを呼び出してAIエージェントにアクセスできます。
  1. invokeURL Deluge関数を使用する
  2. ウィジェット内でJS APIを使用する
また、任意の外部サービスからAIエージェントを呼び出すこともできます。

AIエージェントを呼び出すためのスコープ
メソッド
スコープ
POST
ZohoCreator.aiskill.execute


1.2. 使用例

ユーザーが技術者とその専門分野の一覧、およびさまざまなインシデントに使用する機器の一覧を追加できるインシデント対応アプリケーションを例に説明します。
 
システム障害、機器の故障、安全上の危険など、予期しないインシデントが発生した場合、迅速かつ効率的な対応が必要です。状況の評価が遅れると、業務の中断や効率低下につながる可能性があります。状況をすばやく管理し、適切な解決策で対処できるプロセスが必要です。

このプロセスを効率化するため、インシデント管理者として機能するAIエージェントを作成できます。問題が報告されると、エージェントが問題を分析して必要な専門分野を特定し、必要な機器と技術者を割り当てます。また、インシデントに効率よく対処するための手順別の解決計画も提示できます。問題はフォームから報告でき、エージェントによって対応するレコードがレポートに作成されます。

使用例の実装
この使用例では、次の詳細を設定したAIエージェントを作成できます。

1. AIへの次の指示の設定
  1. あなたは、24時間365日の緊急対応と復旧に関する被害軽減および封じ込めの詳細を提示する専門エージェントです。
  2. インシデントの詳細に基づき、さらなる被害を防ぐための詳細な軽減計画を提示してください。
  3. インシデント責任者や技術者の詳細など、対応チームの詳細を提示してください。
  4. 対応担当者が必要とする機器の一覧も提示してください。

2. 上記のタスクに必要なDeluge関数の追加
  1. 対応可能な技術者 - 対応可能な技術者の一覧を取得するために呼び出されます。
  2. 利用可能な機器 - 利用可能な機器の一覧を取得するために呼び出されます。
  3. 計画の作成 - 技術者と機器を割り当て、計画を作成するために呼び出されます。
上記の詳細を設定してエージェントを作成すると、AIエージェントへのアクセスに使用できるエンドポイントURLが自動生成されます。
 
アプリケーションの運用モードでは、次に示すように、ウィジェット内からこのエンドポイントURLを呼び出せます。インシデントの説明を入力すると、AIエージェントが起動し、指示されたすべてのタスクが実行されます。



1.3. 前提条件

Zoho Ziaの設定
開始する前に、Zoho ZiaとOpenAIを連携するよう設定する必要があります。これにより、必要な権限を付与できます。OpenAIのキーを追加すると、AIエージェント機能が自動的に有効になります。
Notes
メモ:この機能は、Zoho GenAI LLMではまだサポートされていません。

AIエージェント機能の有効化

  1. [操作][Zoho Zia][機能]の順に移動します。[機能]タブに、利用可能なすべてのZoho Zia機能の一覧が表示されます。
  2. [機能へのアクセス]セクションで、AIエージェントの横にある[アクセス]ボタンを切り替えて有効にします。ドロップダウンから設定済みのOpenAIキーを選択します。
AIエージェント機能の有効化または無効化、および機能で使用するOpenAIキーの設定は、スーパー管理者のみが実行できます。

Notes
メモ:AIエージェントを作成する前に、要件に応じてDeluge関数を設定しておく必要があります。

1.4. ナビゲーションガイド

Creatorアカウントのホームページから[マイクロサービス]に移動し、右上の[+ 新しく作成する]ボタンをクリックします。[AIモデル]カードで[作成]を選択し、[構築 - カスタムモデル]セクションの[AIエージェント]カードを選択します。AIエージェントビルダーが表示されます。このページの説明に従って、新しいAIエージェントを作成できます。



2. 注意事項

  1. AIエージェントでは、Zoho CreatorのAI呼び出しやAPI呼び出しは消費されません。ただし、AIエージェントでZoho GenAIを使用するとビジネスAIクレジットが消費されます。外部LLMプロバイダーを使用した場合の利用量は、各サービスプロバイダー側で計上されます。ビジネスAIクレジットの使用状況は、[請求]セクションで確認できます。詳細はこちら
  2. AIエージェントに設定された外部LLMプロバイダーでは、APIレート制限が適用される場合があります。この制限は、指定された期間内にユーザーまたはクライアントがサービスにアクセスできる回数をLLMプロバイダーが制限するもので、利用プランや使用するモデルによって異なります。各LLMプロバイダーのレート制限については、それぞれの公式ドキュメントを参照してください。
    1. OpenAIのレート制限
    2. Google Geminiのレート制限
    3. Anthropicのレート制限

3. 関連トピック

  1. AIエージェントの作成と管理
  2. AIモデラーの概要