Zoho SalesIQによる訪問者の追跡の概要

Zoho SalesIQによる訪問者の追跡の概要

Webサイトの活用は、たくさんの訪問者を集客することがすべてではありません。たとえば、Webサイト内で訪問者が実行した操作を把握し、訪問者が長時間滞在しているWebページを特定するなど、訪問者の行動パターンや関心事を分析することも重要です。これにより、Webサイトの改善や活用のヒントを得られるだけでなく、有望な見込み客を見つけ出し、積極的に営業活動を行えます。たとえば、次のような例が挙げられます。
  1. Webサイトの訪問者の10%以上が料金ページに長時間滞在している場合は、適切な料金プランを選択するための補足情報や積極的なサポートを提供することを検討する。
  2. 訪問者が多いにもかかわらず、資料請求や試用版への登録が少ない場合には、Webサイト上の登録手順や掲載情報に修正すべき点がないかどうかを見直す。
  3. Webサイトを頻繁に訪問しているが、まだ顧客になっていない訪問者がいる場合は、有望な見込み客として識別し、積極的なフォローアップを実施する。
このように、Webサイト訪問者の行動分析を行うことでその意味を見極め、Webサイトの改善や新しい見込み客の獲得につなげることができます。また、Zohoサービスの1つである「Zoho SalesIQ」を利用すると、Webサイト上でチャットによるサポートを提供し、有望な見込み客をその場でフォローアップすることも可能です。この場合、訪問者についての詳細が事前に分かれば、さらに充実した対応が可能になります。Zoho CRMとZoho SalesIQを連携すると、既存の顧客がWebサイトに訪問した場合に、Zoho CRM内に登録されている詳細な顧客情報や購入履歴を確認できます。また、見込み客の場合は、関心のある商品を事前に把握し、ニーズに対応できるように準備しておくことができます。

このように、Zoho CRMとZoho SalesIQとの連携による訪問者の追跡機能によって、Webサイトの訪問者に関する詳細情報を取得できます。チャットで訪問者とやりとりすることも可能です。また、それらの情報をZoho CRM内の顧客情報に関連付けて管理できます。これにより、Webサイトを見込み客の獲得と顧客対応の場として最大限に活用することが可能です。



たとえば、あるWebサイトの訪問者が、商品の料金ページに長時間滞在しているとします。そこで、営業担当者がチャットで話しかけ、何か困っていないかどうか聞いてみました。すると、その訪問者は料金について分からない点があるので教えてほしいと答えました。商品の購入について関心の高い、この訪問者とのやりとりをこれで終わりにするのはもったいないです。Zoho CRMにこの訪問者を見込み客として追加し、参考情報としてチャット内容を添付しておくことで、継続的なフォローが可能になります。その後Webサイトに訪問した際に、行動を自動的に追跡し、Zoho CRMの見込み客データに関連付けて情報を追加/更新できます。Webサイトでの行動履歴から見込み客のニーズを理解することで、商品に関する商談の提案をすることができます。


利用条件
必要な権限
管理者の権限を持つユーザーは、この機能を利用できます。


訪問者追跡機能(Zoho CRMとZoho SalesIQの連携)のメリット
  1. Webサイト訪問者の関心やニーズを把握することで、積極的な営業活動を行うことができます。
  2. Webサイト訪問者とチャットで直接やりとりすることで、懸念や疑問に対して迅速に対応できます。
  3. Zoho CRMに登録されている連絡先や見込み客に該当する人がWebサイトを訪問するたびに、通知を受け取れます。

訪問者追跡機能(Zoho CRMとZoho SalesIQの連携)の概要
Zoho CRMとZoho SalesIQの連携を有効にすると、Webサイト訪問者に関する詳細情報を収集し、顧客情報と関連付けることで、より効果的な営業活動を行えます。Zoho CRMのアカウントに対して、Zoho SalesIQの複数のポータルを関連付け、訪問者の追跡情報を確認できます。また、訪問者に関するデータやレポートのエクスポート/移行/バックアップが可能です。さらに、Zoho SalesIQ連携によるチャット機能を使用すれば、Webサイトの訪問者と直接やりとりできます。Zoho SalesIQ連携による訪問者の追跡機能の設定手順は、次のとおりです。
  1. Zoho SalesIQとの連携設定:最初に、連携設定を有効にする必要があります。Zoho SalesIQをすでに利用していて、Webサイトへの訪問者追跡用コードの設置が完了している場合は、訪問者の追跡機能を有効にするだけです。Zoho SalesIQをまだ使用していない場合は、連携設定を有効にして、設定の詳細を入力します。
  2. Zoho SalesIQのコードの埋め込み:Webサイト上での訪問者の行動を追跡するために、Zoho SalesIQのコードをWebサイトに埋め込む必要があります。コードを通じて収集された訪問者情報は、Zoho CRM内の見込み客または連絡先に関連付けられます。
  3. [訪問]タブ:Zoho CRMの[訪問]タブでは、Zoho CRMに関連付けられているZoho SalesIQのポータル(アカウント)が、ドロップダウンに表示されます。対象のポータルを選択すると、該当のWebサイトの訪問者とその訪問に関する情報が一覧表示されます。一覧から、[IPアドレス]、[訪問ページ名]、[訪問したページのURL]、[訪問者]、[ページの滞在時間(分)]などの詳細を確認できます。[訪問]タブで訪問者とその訪問の詳細を確認するには、[訪問]タブの権限が必要です。
  4. Zoho CRM内での通知:Webサイトに訪問があるたびに、ポップアップ画面で通知が表示されます。必要に応じて、管理者は通知設定を無効にすることが可能です。Webサイトへの訪問者数が増えると、大量の通知が業務を妨げる場合もあります。このような場合には、通知の条件を設定できます。設定した条件に該当する訪問者に関してのみ、通知されるようになります。通知では、各訪問者が4種類に分類されます。この分類は、訪問者から提供された訪問者の名前とメールアドレスに基づいて実行されます。 
    1. 顧客:名前とメールアドレスが、Zoho CRMに登録されている連絡先データと一致する場合。
    2. 商談が進行中の顧客:名前とメールアドレスが、Zoho CRMに登録されている進行中の商談に関連付けられている連絡先データと一致する場合。
    3. 見込み客/連絡先:名前とメールアドレスが、Zoho CRMに登録されている見込み客/連絡先データと一致する場合。
    4. 不明な訪問者:メールアドレスが、Zoho CRMのデータとして登録されていない場合。
  1. [見込み客]/[連絡先」タブへの項目の追加:[見込み客]/[連絡先」タブに、訪問者追跡用の新しい項目が追加されます。該当の項目には、見込み客/連絡先のWebサイトへの訪問に関する情報が保存されます。具体的な項目は、  [訪問日数] 、[チャット数]、[平均滞在時間(分)]、[最後の訪問日時]、[最初の訪問日時]、[最初の訪問URL]、[参照元(リファラー)]、[訪問者スコア]です。
  2. 関連リスト[訪問 - Zoho SalesIQ]:見込み客/連絡先データの詳細ページには、新しい関連リストが追加され、関連付けられている訪問の情報が表示されます。一覧の右上にあるドロップダウンから、対象のポータル(アカウント)を選択できます。該当の関連リストに、[訪問したページ]、[ページ数]、[滞在時間(分)]、[参照元(リファラー)]、[訪問日時]などの訪問の詳細が表示されます。
  3. チャット内容の添付:チャットの内容がある場合は、やりとりした訪問者に対応する見込み客/連絡先データに関連付けられて保存されます。

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