 
     
     初期設定では、返送先はZoho CRMのアドレスが設定されています。サーバー事業者によって返送先がリレーサーバーのアドレスに変更されることはほとんどありません。このため、上記の「返送先がZoho CRMのサーバーの場合」のようにSPF認証に失敗します。エラーを回避するには、DKIM認証を有効にして、DMARCポリシーによって署名を行う必要があります。   
メールの不達を避けるために、Zoho CRMでDKIMによる署名を行うことをお勧めします。また、DKIMの設定は、サーバー事業者でも行うことができます。
 メールは、Zoho CRMのさまざまなIPアドレスからリレーサーバーへと送信されます。IPアドレスの不一致によるメールの不達を避けるために、Zoho CRMのIPアドレスをリレーサーバーのホワイトリストに登録する必要があります。オープンリレーサーバーでは、IPアドレスを基にメールが処理されます。そのため、オープンリレーサーバーを利用する場合、IPアドレスのホワイトリストへの登録は必須です。リレーサーバーのホワイトリストにZoho CRMのIPアドレスを登録すると、ホストのユーザー名とパスワードを用いて認証が行われます。オープンリレーサーバー以外の場合、ホワイトリストへの登録は必須ではありませんが、メールの不達を避けるためにも、IPアドレスを登録することをお勧めします。  
   ポート番号    :使用するSMTPサーバーのポート番号です。メールリレー機能では、次のポート番号に対応しています:25、465、587      
   暗号化通信による安全な接続   :  SSLやTLS証明書を利用する場合、これらの証明書を認証することをお勧めします(証明書の認証は必須ではありません)。証明書を認証するには、ホスト名とパスワードを証明書で指定する必要があります。     
  リレーサーバーを通じて送信するメールの種類を選択することができます。ワークフローメール、一括送信メール、個別送信メールなどのCRMから送信されるメールのみ、リレーサーバーを通じて送信することができます。メールの種類ごとに異なるリレーサーバーを設定することもできます。たとえば、一括送信メールについてはサーバー1を利用し、ワークフローに関するメールについてはサーバー2を利用することができます。        
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| 日本 | 
 
           [設定]→[チャネル]→[メール] →[メール到達率の向上]→ [メールリレー]の順に移動します。 
メールリレーの設定ページで、[+ 新しいサーバー]をクリックします。 
新しいサーバーの追加ページが表示されます。 
サーバーの詳細のセクションで、以下の操作を実施します。
サーバー名を入力します。 
ドロップダウンからポート番号を選択します。 
1日あたりのメール数の上限を指定します。
SSL接続の項目で、[SSL]、[TLS]、[なし]のいずれかを選択します。
ドメイン設定のセクションで、以下の操作を実施します。
[このサーバーのドメイン]のドロップダウンで、対象のドメインを選択します。 
このドロップダウンには、メール認証で追加したすべてのドメインが表示されます。新しいドメインを追加することもできます。  
[メールの種類]のドロップダウンで、メールの種類を選択します。 
[DKIM認証]のチェックボックスにチェックを入れると、リレーサーバーを通じて送信されるメールに対して、DKIMによる署名を行うことができます。  
表示される公開鍵の画面で[クリップボードにコピー]をクリックし、コピーした公開鍵をDNSの設定画面に貼り付けます。 
不達メールの返送先をZoho CRMに指定する場合は、[Zoho CRMでの不達メールの管理]のチェックボックスにチェックを入れます。
不達メールの返送先を指定する場合は、チェックを外します。返送方法として、差出人アドレスを標準の返送先として設定するか、特定のメールアドレスを標準の返送先として設定するかのいずれかを選択します。特定のメールアドレスを標準の返送先として設定する場合は、返送先のメールアドレスを入力します。
認証のセクションで、以下の操作を実施します。
認証の有無の項目で、[はい]または[いいえ]をクリックします。 
[はい]を選択した場合、認証用にホストの[メールサービス]、[ユーザー名]、[パスワード]を入力します。
ドロップダウンに記載されているメールサービスを選択すると、OAuthを通じてログインするように促されます。
ドロップダウンに該当のメールサービスが記載されていない場合、ドロップダウンで[その他]を選択し、パスワードを入力してログインします。
[設定する]をクリックします。

メモ:リレーサーバー経由で送信可能なメールの件数の上限に達した場合、その後のメールはZoho CRMのサーバーから送信されます。
  メールリレー設定のページでは、すべての設定されているサーバーを確認することができます。一時的に使用していないサーバーがある場合は、こちらで無効にすることができます。また、メール送信を停止するサーバーがある場合は、こちらでサーバー情報を削除することができます。     
 
             
  
 
         「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
         
      
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