グリッド表示

グリッド表示

概要

Zoho CRMのグリッド表示では、表計算シートの形式でタブのデータを表示できます。タブ内のデータに対して、処理をまとめて行うことが可能です。データを効率よく管理するのに役立ちます。グリッド表示の主なメリットは、以下のとおりです。
  1. データをすばやく作成、編集したり、複数のデータをまとめて管理したりできます。
  2. タブ専用のレイアウトに基づいて、タブに関連する項目のデータを表示できます。
  3. タブや画面を切り替えずに、更新や承認などの一括処理をすばやく行うことができます。
グリッド表示には、レイアウトに応じたデータが表示されます。Zoho CRMの各タブには、特定の属性や情報に関するデータが保存されています。グリッド表示では、各タブのデータを専用のレイアウトで表示し、確認、管理することが可能です。主な特徴は、以下のとおりです。
  1. タブに関する項目のデータのみが表示されます。
  2. タブ専用のレイアウトの要件に合わせてデータが配置されます。
グリッド表示の利用例は、以下のとおりです。
  1. [商談]タブで、商談のステージの更新や担当者の変更などの一括操作を行うことができます。
  2. [見込み客]タブで、見込み客のステータスや変換率をもとにフィルターを適用してデータを表示できます。
利用条件グリッド表示は、CRM for Everyoneでのみ利用可能です。
 
 
グリッド表示を利用することで、データにフィルターを適用したり、一括処理を行ったりすることができます。たとえば、営業チームの管理者の場合、グリッド表示を通じて以下の操作を行うことができます。
  1. チームの営業活動のパフォーマンスの確認。
  2. 商談のステータスの一括更新。
  3. 特定の商談に関するフォローアップ活動のスケジュール処理。
  4. 割引に関する申請の一括承認。
  5. パフォーマンスの分析情報に関するグラフの生成。
  6. 商談の受注に関する指標データの計算。 

グリッド表示への切り替え

  1. 画面左側のメニューでタブのアイコンをクリックし、表示されたメニューで対象のタブを選択します。
  2. データ一覧のアイコンをクリックし、[グリッド表示]を選択します。タブのデータが表計算シートの形式で表示されます。

グリッド表示で行える操作 

データの作成  

データの作成画面に移動せずに、グリッド表示の画面内から新しいデータを作成できます。新しいデータを作成するには、画面右下の作成ボタンをクリックします。新しい行が追加され、行の最初のセルにカーソルが自動で移動します。こちらから、データの入力を開始します。セルを移動する場合は、該当のセルをダブルクリックします。



グリッド表示内でのデータの作成に関する制限事項
  1. グリッド表示内で必須項目が表示されていない場合、データの作成ボタンをクリックすると、標準のデータの作成画面が表示されます。
  2. タブでレイアウトルールが有効になっている場合、データの作成ボタンをクリックすると、標準のデータの作成画面が表示されます。
  3. タブでデータ補完が有効になっている場合、データの作成ボタンをクリックすると、標準のデータの作成画面が表示されます。
  4. タブでウィザードが標準のデータ一覧として設定されている場合、データの作成ボタンをクリックすると、標準のデータの作成画面が表示されます。

データの編集、表示、共有  

データの詳細ページに移動せずに、グリッド表示内からデータを直接編集できます。データを編集するには、対象のセルをダブルクリックしてデータを入力します。



必要に応じて、データを表示、共有できます。データの表示/共有の手順については、以下の動画をご参照ください。

また、グリッド表示では、メールの送信、タスクの作成、タグの追加、削除などのさまざまな操作を行うこともできます。これらの操作を実行するには、該当のデータにカーソルを合わせて[…]アイコンをクリックし、操作を選択します。

グラフによるデータの概要表示  

選択リストの項目のデータをグラフ形式で表示できます。データのパターンを把握するのに役立ちます。グラフ内のデータポイントをクリックすると、該当のデータポイントに含まれるデータの一覧が表示されます。この一覧画面から、データに対して処理を実行することも可能です。

列の集計値の生成  

グリッド表示では、数値の列の集計値を計算できます。選択した列の値の合計や平均を計算したり、該当の列の最大値や最小値を表示したりすることが可能です。これらの値は、選択した列の下部に表示されます。

集計値を生成するには、対象の列名にカーソルを合わせて[︙]アイコンをクリックし、[集計を追加する]を選択して対象の集計値を指定します。また、対象の列の下部に表示されている集計値をクリックし、他の集計値に変更することもできます。



メモ:
  1. 数値、小数、パーセント、通貨、長整数の項目に対応しています。
  2. 電話番号、自動番号の項目には対応していません。

データの一括更新  

グリッド表示内で複数のデータを一括更新できます。一括更新を行うにあたって、以下の2種類の方法があります。
  1. 更新元として使用するセルを選択し、クリックした状態のままカーソルを移動して更新対象のセルの範囲を選択します。選択した範囲のセルの値が、更新元のセルの値に一括更新されます。
  2. チェックボックスにチェックを入れてデータを選択し、更新したいセルに値を入力します。作成したデータのセルの値が、入力した値に一括更新されます。

データのレビューと承認  

他の画面に切り替えずにグリッド表示内からデータを承認/却下できます。また、データのレビューを行うことも可能です。[処理待ち]タブやデータの詳細ページに移動する手間を省くことができます。

データのレビューを行うには、グリッド表示内の対象のデータの欄に移動してレビューアイコンをクリックします。データを承認する場合は、必要に応じてコメントを入力して[承認する]をクリックします。データを却下する場合は、必要に応じてコメントを入力して[却下する]をクリックします。

以下の動画は、グリッド表示内からデータを直接承認する操作の例です。データを承認するには、対象の承認待ちのデータの欄に移動します(以下の画像には、承認待ちのアイコンが表示されています)。[…]アイコンをクリックし、[承認する]、[却下する]、[委任する]のいずれかを選択します。
データを承認する場合は、必要に応じてコメントを入力して[承認する]をクリックします。データを却下する場合は、必要に応じてコメントを入力して[却下する]をクリックします。委任する場合は、委任先のユーザーを選択して[委任する]をクリックします。

制限事項   

  1. 折り返し表示には対応していません。
  2. クライアントスクリプトの設定には対応していません。
  3. 複数のページレイアウトが適用されているユーザーは、データのページごとに選択する必要があります。
  4. [キャンペーン]タブが関連付けられているレイアウトの場合、グリッド表示内でデータを直接作成することはできません。
  5. インドルピー(INR)から米ドル(USD)への通貨の変換に関して、適切に行われない場合があります。現在、適切に動作するように対応中です。
  6. グリッド表示は、以下のタブには対応していません。
    1. [タスク]、[予定]、[通話]の各タブ
    2. 会計関連のタブ、他のサービスとの連携に関するタブ
    3. [サービス]、[予約]の各タブ
   

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