Zoho OAuthへの切り替え方法

Zoho OAuthへの切り替え方法

現在、Zohoサービスでは認証方法としてZoho OAuthが使用されています。 このページでは、認証方法を以前の方法である認証トークンからZoho OAuthに切り替える方法について説明します。 

APIの直接実行

Zoho DeskのAPIを直接実行するアプリケーションを作成している場合、移行APIを通じて認証トークンをZoho OAuthに移行することができます。

作成したアプリケーションの種類に応じて、以下から適切な方法を選択して実施してください:

 
1.  Webアプリケーションの移行方法: APIを利用しているアプリケーションが複数のユーザーによって使用されていて、認証トークンの生成にユーザー情報が使用されている場合、次の手順で移行を実施します:
  • 利用中の認証トークンに関する詳細情報を こちらのフォーム に入力します。 サポートチームが内容を確認し、ポータルでのZoho OAuthの設定方法をご案内します。
  • サポートチームによる確認後、次のAPIを使用して移行処理を完了します。
 
移行APIのサンプル
https://accounts.zoho.com/oauth/v2/token/external/authtooauth?client_id=%3COAuth のクライアントID>&client_secret=<OAuthのクライアントシークレット>&grant_type=authtooauth&authtoken=<移行対象の認証トークン>&soid=ZohoSupport.<
Zoho Deskポータルの組織ID>
 
APIリクエストのサンプル
&authtoken=a99 fxxxxxxxxxxx215&soid=ZohoSupport. 1234567

リクエストの種類
POST 

レスポンスのサンプル  
{
"access_token": "1000.8cb99dxxxxxxxxxxxxx9be93.9b8xxxxxxxxxxxxxxxf",
"refresh_token": "1000.b8xxxxxxxxxxxxxxxx58f.538b3xxxxxxxxxxxxxxxxx114",
"expires_in_sec": 3600,
"token_type": "Bearer",
"expires_in": 3600000
}
 
メモ
このAPIの実行後、事前に共有された詳細情報を基に、サポートチームによってこのAPIの詳細情報が検証されます。事前に共有された詳細情報と実行されたAPIの詳細情報が一致しない場合、APIは実行されません。そのため、詳細情報が正しく入力されていることを確認してください。移行前に使用していた認証トークンは、移行後24時間経過すると削除されます。 
 
Webアプリケーションでの利用に関する詳細については、 こちらのページ をご参照ください。


2. 独自のクライアントアプリケーションの移行方法: 利用中の認証トークンを自社で管理している場合(自社において認証トークンを用いて処理を実行するためのシステムを運用している場合)、認証トークンをZoho OAuthに直接移行することができます。サポートチームへの連絡は必要ありません。次の手順で移行を実施します:
 
移行APIのサンプル
<OAuthのクライアントシークレット>&grant_type=authtooauth&authtoken= <移行対象の認証トークン >&scope=<スコープ>&soid=ZohoSupport.<Zoho Deskポータルの組織ID>
 
APIリクエストのサンプル
https://accounts.zoho.com/oauth/v2/token/self/authtooauth? client_id=1000.T9GxxxxxxxxxxxxxxxxxTS&client_secret=e9xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx798&grant_type=
authtooauth&authtoken= feexxxxxxxxxxxxxxxxxxxf59e&scope= Desk.tickets. ALL&soid=ZohoSupport.123467

リクエストの種類
POST 
 
レスポンスのサンプル
{
"access_token": "1000.03xxxxxxxxxxxxxxxxxa5317.dxxxxxxxxxxxxxxxxxfa",
"refresh_token": "1000.95xxxxxxxxxxxxxxxb0de.10bxxxxxxxxxxxxxxxxxx31b",
"expires_in_sec": 3600,
"token_type": "Bearer",
"expires_in": 3600000
}
  
メモ
このAPIの実行後、認証情報を適切に設定するために、Zoho OAuthに登録されているIDと認証トークンのアカウント情報が照合されます。移行前に使用していた認証トークンは、移行後24時間経過すると削除されます。
 
 
独自のクライアントアプリケーションに関する詳細については、 こちらのページ をご参照ください。 
 

カスタム関数

カスタム関数内における認証を、認証トークンからOAuthに変更する場合は、外部連携の設定を使用します。外部連携の設定を通じて、OAuthに簡単に移行できます。カスタム関数内で外部連携の認証を変更する方法は、次のとおりです。次の3つの手順で実行できます:外部連携の作成、認証トークンパラメーターの削除、外部連携パラメーターの追加。

手順1:外部連携の作成 詳細はこちら
  1. 上部メニューの 設定 アイコン( )をクリックします。
  2. [開発者向け情報] [外部連携] をクリックします。
    [My Connections] (自分の外部連携)の画面が開き、設定済みの外部連携の一覧が表示されます。
  3. 画面右上にある [Create Connection] (外部連携を作成する)ボタンをクリックします。
  4. [Create Connection](外部連携の作成)画面で、 サービスの種類 を選択します。
  5. [Connection Name] (外部連携名)と [Connection Link name] (外部連携のリンク名)を入力します。
  6. アプリケーションの利用条件に応じて、 スコープ を選択します。
  7. [Create and Connect] (作成して連携する)をクリックします。
    概要ページに、外部連携の
    リンク名 サービス名 ステータス が表示されます。

手順2:認証トークンのパラメーターの削除
  1. 既存の関数コード内の認証トークンのパラメーターを削除します(下図参照)。




手順3:外部連携のパラメーターの追加
  1. 「invokeurl」メソッド内に「connection」パラメーターを追加し、手順1で入力した 外部連携のリンク名 を指定します(下図参照)。



  2. [Save & Execute Script] (保存してスクリプトを実行する)をクリックします。
    これで、カスタム関数内の認証で、認証トークンの代わりに、外部連携が使用されるようになります。


外部連携

外部連携における認証に、認証トークンが使用される場合があります。このような外部連携については、 OAuth を使用するように設定を変更することをお勧めします。 変更手順は、次のとおりです:
  1. 上部メニュの 設定 アイコン( )をクリックします。
  2. [開発者向け情報] [外部連携] をクリックします。
    [My Connections] (自分の外部連携)の画面が開きます。一覧内の非推奨の認証トークンが使用された外部連携には、 [Expiring Soon] (まもなく利用できなくなります)というメッセージが表示されています。



  3. 対象の外部連携にカーソルを合わせ、 [Migrate To OAuth] (OAuthに移行する)をクリックします。



  4. [Edit Connection](外部連携の編集)画面で、APIの呼び出しに必要なスコープを選択します。
    メモ:
    外部連携名を変更した場合、外部連携が使用されているすべての場所で、新しい名前に変更する必要があります。




  5. [Update] (更新する)をクリックします。
    これにより、外部連携の認証が、認証トークンからOAuthに変更されます。

外部アプリケーションとマーケットプレイスのアプリケーション

認証プロセスに認証トークンを使用するアプリケーションを開発していた場合、Zoho OAuthに移行する必要があります。Zoho Marketplaceでアプリケーションを作成した場合、外部連携を利用することで既存の認証トークンをZoho OAuthに移行することができます。Zoho Marketplaceのアプリケーションに関する認証の設定方法については、 こちら をご参照ください。外部連携の設定後、外部連携からJSONレスポンスをコピーしてアプリケーションの「plugin-manifest.json」ファイルに貼り付けます。
 
外部サービスのアプリケーションを開発した場合、既存の認証方法をZoho OAuthに移行する必要があります。外部連携を使用した移行は、Zoho Marketplaceに表示されているアプリケーションでのみ可能です。
 
アプリケーションユーザーの場合、認証方法を変更できるのはアプリケーションの開発者のみですのでご注意ください。認証方法の変更後、アプリケーションを更新して再認証した上で、すべての権限が適切に設定された状態で正しく機能するか確認する必要があります。 


    Zoho CRM 管理者向けトレーニング

    「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。

    日々の営業活動を効率的に管理し、導入効果を高めるための方法を学びましょう。

    Zoho CRM Training



              Zoho WorkDrive Resources



                Zoho Desk Resources

                • Desk Community Learning Series


                • Digest


                • Functions


                • Meetups


                • Kbase


                • Resources


                • Glossary


                • Desk Marketplace


                • MVP Corner


                • Word of the Day









                                • Related Articles

                                • Zoho DeskのZoho Vault拡張機能

                                  Zoho Vaultは、チーム向けのオンライン上でパスワードを管理できるソフトウェアです。多くのパスワードの管理に苦労している場合、Zoho Vaultで安全に管理することができます。どこからでもパスワードを保存、共有、管理することができます。  機密情報を安全に共有することは、チームにとって必要不可欠です。Zoho DeskのZoho Vault拡張機能を使用すると、アクセス権限の異なるチーム間やユーザー間でパスワードを共有することができます。Zoho ...
                                • Zoho DeskとZoho Mailの連携

                                  Zoho DeskとZoho Mailを連携して使用することで、Zoho Deskでメールを使用した顧客サポート業務を効率よく行うことができます。Zoho Deskでは、メール、電話、チャットなど、さまざまな経路の問い合わせをまとめて管理できます。一方、Zoho Mailは、どのような規模の組織でも安全で手軽に利用できるメールサービスです。 Zoho DeskとZoho Mailを連携することで、Zoho DeskおよびZoho ...
                                • Zoho DeskのZoho Sprints拡張機能

                                  Zoho Sprintsは、オンライン上で利用できるアジャイル開発向けのプロジェクト管理ソリューションです。プロジェクトの計画、進捗状況の確認、期限内のプロジェクト完了を目的に設計されました。また、高品質なサービスを提供できるように、共同作業を行うことができます。Zoho DeskのZoho Sprints拡張機能では、顧客、サポートチーム、開発チームをシームレスに結び合わせることで、機能や問題について詳細に把握することができます。Zoho ...
                                • Zoho CRMとZoho Deskの連携

                                  Zoho CRMとの連携により、顧客データベースを常に同期してデータの整合性を維持することで、営業チームとサポートチームが顧客の全体像を把握しやすくなります。連携するには、Zoho Deskの管理者権限が必要です。また、Zoho CRMの管理者権限も利用可能であることをご確認ください。 機能 Zoho CRMと連携すると、顧客サポートの向上に役立つ、以下の機能を利用できます: カスタム項目のデータを含めて連絡先と取引先のデータを双方向で同期し、データベース上の顧客情報を常に統一できます。 ...
                                • Zoho DeskとZoho Campaignsの連携

                                  Zoho Campaignsは、マーケティングメール配信サービスです。メールを作成/配信したり、配信したメールに関する指標データを確認したりするのに役立ちます。Zoho DeskとZoho Campaignsを連携することで、Zoho Campaignsで作成したキャンペーンや配信リストに関するさまざまな操作をZoho Deskの操作画面内から行うことが可能です。 Zoho DeskとZoho Campaignsの連携設定 Zoho Campaigns拡張機能は、Zoho ...

                                Resources

                                Videos

                                Watch comprehensive videos on features and other important topics that will help you master Zoho CRM.



                                eBooks

                                Download free eBooks and access a range of topics to get deeper insight on successfully using Zoho CRM.



                                Webinars

                                Sign up for our webinars and learn the Zoho CRM basics, from customization to sales force automation and more.



                                CRM Tips

                                Make the most of Zoho CRM with these useful tips.