WebhookブロックのDELETEメソッド

WebhookブロックのDELETEメソッド


他のアプリ/システムに登録されている問い合わせやユーザーのデータを削除したい場合があります。WebhookのDELETEブロックでは、自動ガイドボットの会話フロー内から他のアプリ/システムに登録されているデータを削除できます。Zoho Desk、Zoho CRMなどの外部アプリ/システムからデータを削除するにあたって、APIを通じて処理が行われます。問い合わせのキャンセル、サービスの登録解除、テストデータの消去など、さまざまな操作を行うことが可能です。

以下では、WebhookブロックのDELETEメソッドの概要やよくある質問について説明します。



DELETEメソッドとは 

DELETEメソッドとは、APIを通じて外部アプリ/システムからデータを完全に削除する仕組みです。自動ガイドボットの会話フロー内から、外部アプリ/システムのデータを削除できます。

データの削除後、元に戻すことはできません。データの削除には、専用IDまたはエンドポイントが使用されます。
 

使用するタイミング 

DELETEメソッドが役に立つタイミングは、以下のとおりです。
  1. 顧客がサポートの依頼をキャンセルしたい
  2. 既存のデータ、重複するデータ、テスト用データを削除したい
  3. アプリ/システムから特定のデータを削除するように依頼された
  4. サブスクリプション/サービスが終了したため、該当のデータを削除したい
顧客からデータの削除を依頼された場合や、使用しなくなったデータを削除したい場合にDELETEメソッドを使用することで、データをすばやく削除できます。
使用例
自動ガイドボットで問い合わせを受け付けた後、チャットの利用者から問い合わせを取り下げたいと依頼があったとします。この場合、以下のようにDELETEメソッドを使用することで、問い合わせのデータを削除できます。
 
DELETEメソッドのURL
 
レスポンスの例
 

 “ticket_id“: “TX12345“, 
 “status“: “Deleted“ 
 } 

その後、ボットを通じて以下のように確認メッセージを表示できます。
「問い合わせ(番号:TX12345)を削除しました。またのご利用お待ちしております。」

ボディ(任意) 

通常、DELETEメソッドではボディの情報は必要ありません。ただし、一部のAPIでは、認証や処理の確認の理由からボディの詳細を入力する必要があります。詳細については、APIドキュメントをご確認ください。 

DELETEメソッドのメリット 

  1. 不要なデータを削除することで、データを整理できます。
  2. 顧客の要望に応じてデータを削除することで、プライバシーの保護やコンプライアンスの徹底が可能です。
  3. 外部アプリ/システムでデータを削除する手間を省くことができます。
 

Webhookブロックの各メソッドの違い 

GET
POST
PUT
PATCH
DELETE
GET
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

サーバーからデータを取得する
ユーザー情報の取得
問い合わせの履歴の取得
ナレッジベースの記事の取得
×
メールアドレスをもとに顧客のサブスクリプション情報を表示する
POST
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

外部アプリ/システムに新しいデータを作成する
新しい問い合わせの作成
フォームの送信
ユーザーのフィードバックの記録
○(例:JSON)
チャットの利用者の情報をもとにZoho Deskで新しい問い合わせを作成する
PUT
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

既存のデータを更新する/置き換える
問い合わせのステータスの更新
連絡先情報の更新
サブスクリプション情報の変更
○(すべてのデータ)
問い合わせの優先度を「緊急」に変更する
PATCH
主な使用目的
一般的な使用例
リクエストボディ

既存のデータの一部を更新する
問い合わせの優先度の更新
顧客の電話番号の変更
特定の項目の更新
○(一部のデータ)
問い合わせのステータスの項目のみを「対応中」に更新する
DELETE

主な使用目的

一般的な使用例

リクエストボディ

サーバーからデータを削除する

問い合わせの削除

ユーザーの登録解除
顧客のデータの削除

任意

ユーザーの問い合わせを削除する

GETPOSTPUTPATCHの各メソッドに関する詳細については、該当のヘルプをご参照ください。

よくある質問 

DELETEメソッドを通じて削除したデータを元に戻すことはできますか?
いいえ、できません。ただし、APIによってデータの復元に対応している場合であれば、データを元に戻すことができます。DELETEメソッドを通じてデータを削除する際には十分にご注意ください。
DELETEメソッドを通じてZoho Deskの問い合わせを削除できますか?
はい。Zoho Desk APIに対応していて問い合わせ番号がわかる場合、DELETEメソッドを通じて問い合わせを削除できます。
DELETEメソッドでボディの情報は必要ですか?
通常、必要ではありませんが、一部のAPIによっては必要な場合があります。詳細については、APIドキュメントをご参照ください。

使用に関するヒント


  1. DELETEメソッドを使用するにあたって、テスト環境で検証することをお勧めします。
  2. DELETEメソッドを通じてデータを削除する前に、チャットの利用者に対して確認メッセージを表示することをお勧めします。
  3. 必要な情報(認証情報の管理方法やボディの構造など)については、APIドキュメントをご確認ください。
  4. チャットの利用者に対して、削除対象のデータを明確にすることをお勧めします。
  5. 完全に削除して問題ないデータに対してのみ、DELETEメソッドを使用してください。


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