メールボックスプロバイダーは、受信トレイへの振り分けを判断する際に、配信元ドメインの評価を考慮します。配信元ドメインの評価が低い場合、メールが迷惑メールフォルダーに振り分けられる可能性があります。評価が高い場合は、受信トレイに振り分けられる可能性が高くなります。
Gmailは配信元ドメインの評価を重視し、受信トレイへの振り分けの多くをその評価に基づいて判断します。Gmailでは複雑なフィルターを使用して受信メールを検査するため、受信トレイへの到達が難しい場合があります。Gmailは、ユーザーに安全なメール環境を提供するだけでなく、迷惑メールへの対策も強化しています。複雑なメールフィルターを使用し、メールへの反応や配信元ドメインの評価に基づいて振り分けを判断することで、メールの配信元に適切な配信方法を採用するよう促しています。配信元が適切な配信方法を採用すると、Gmailは正当なメールと迷惑メールをより簡単に判別できます。これにより、Gmailはユーザーに安全で安心なメール環境を提供できます。
Gmail Postmasterツールを使用するには
Gmailは2015年に、配信元ドメインやメール到達率に関する分析情報を提供する無料サービス「Postmasterツール」を導入しました。連絡先の大半がGmailを使用している場合は、Postmasterツールを設定してキャンペーンのメール到達率に関する有用な分析情報を取得し、問題の解決に取り組むことをお勧めします。Postmasterツールの設定は、次の手順で行います。
- Gmailアカウントにログインし、Postmasterツールに移動します。
- メールの配信に使用するドメインを追加するには、下部にある[+]アイコンをクリックします。

3. 自分がドメインの所有者であることを認証します。認証には、次のいずれかの方法を使用できます。
- DNSサイトにTXTレコードを追加します。

- または、DNSサイトにCNAMEを追加します。

4. DNSサイトにTXTレコードまたはCNAMEを追加した後、[認証する]をクリックします。
5. 「表示できるデータはありません」と表示される場合は、Zoho Marketing Automationで認証済みのドメインから数百通規模のメールが配信されていることを確認してください。
Postmasterツールの詳細は こちら をクリックしてご確認ください。
PostmasterツールのデータをZohoと共有するには
メール到達率に問題が発生した場合、Google Postmasterツールのデータを共有していただくことがあります。共有するには、次の手順を実行します。
- Postmasterツールで、認証済みドメインの右側にある[⋮]アイコンをクリックします。
- [ユーザーを管理]をクリックします。
- 右下にある[+] アイコンをクリックします。
- Zoho側でデータを表示できるように、指定のメールアドレスをこちらに追加する必要があります。追加するメールアドレスについては、support@zohomarketingautomation.comまでお問い合わせください。
- メールアドレスを追加すると、Zoho側でデータを表示して分析できるようになります。
Google Postmasterツールを使用するメリット
Postmasterツールでは、次の情報を確認できます。
配信元ドメインとIPアドレスの評価
Postmasterツールでは、配信元ドメインとIPアドレスの評価が次の4段階に分類されます。
高評価
配信元ドメインとIPアドレスは、メールボックスプロバイダーや迷惑メール対策サービスから高く評価されています。配信元はGmailが定めるガイドラインに準拠しているため、そのドメインとIPアドレスから配信したメールでは、迷惑メール(スパム)の割合、不達率、迷惑メール判定、苦情が比較的低くなります。配信したメールが受信トレイに振り分けられる可能性も高くなります。
中評価
配信元ドメインとIPアドレスには、おおむね適切なメールを配信してきた履歴があります。ただし、そのドメインから配信したメールが不達になったり、登録解除されたり、迷惑メール判定を受けたりすることがあります。Gmailによって大量のメールが迷惑メールと判定されない限り、その配信元ドメインとIPアドレスから配信したメールは、十分な到達率を維持できます。
低評価
配信元ドメインとIPアドレスには、迷惑メールを頻繁に配信してきた履歴があり、否定的な評価を受けています。これらから配信したメールは、迷惑メールフォルダーに振り分けられる可能性があります。
悪い評価
配信元ドメインとIPアドレスは、大量の迷惑メールを配信することで知られています。Gmailがこの配信元ドメインまたはIPアドレスからメールを受信すると、そのメールは却下されるか、迷惑メールとしてフラグが付けられます。
迷惑メール(スパム)の割合
迷惑メール(スパム)の割合は、受信者によって迷惑メールと判定されたメール数を、受信トレイに到達済みのメール数と比較した指標です。Postmasterツールでは、メールの迷惑メール(スパム)の割合に関する分析情報を確認できます。迷惑メールとしてフラグが付けられたメールがごく少数であれば、この割合は低くなります。一方、この割合が高い場合は、必要な是正措置を講じ、連絡先のニーズや関心に合った内容を提供する必要があります。
ドメイン認証
ドメイン認証のダッシュボードには、SPF(送信ドメイン認証)、DKIM、DMARCのグラフが表示されます。SPF(送信ドメイン認証)とDKIMのグラフには、認証を試みたすべてのメールのうち、それぞれの認証に成功したメールの割合(%)が表示されます。DMARCのグラフには、SPF(送信ドメイン認証)またはDKIMのいずれかに成功したメールのうち、DMARC認証にも成功したメールの割合(%)が表示されます。
フィードバックループ
フィードバックループを使用すると、Gmailユーザーから苦情を受けたキャンペーンを特定できます。フィードバックループを設定すると、「FBLの平均迷惑メール率グラフ」と「識別子ボリュームグラフ」を使用して、苦情を受けたキャンペーンを特定し、是正措置を講じることができます。
暗号化
Postmasterツールの暗号化ダッシュボードには、受信メールと送信メールのうち、暗号化されたメールの割合(%)が表示されます。「TLS受信」グラフにはTLSによる暗号化に成功した受信メールの割合(%)が、「TLS送信」グラフにはTLSによる暗号化に成功した配信済みメールの割合(%)が表示されます。
配信エラー
メールでは、さまざまな理由で配信上の問題が発生する可能性があります。Postmasterツールでは、メールの却下、メールの配信頻度が高すぎること、不適切または未対応の添付ファイル、配信元ドメインやIPアドレスの評価が低いことなどに起因する配信上の問題を追跡できます。
メール到達率を向上させるには
Postmasterツールでは、Gmailユーザーに配信したメールの成果に関する分析情報を確認できます。提供されたデータを活用してメールの配信方法を修正し、Gmailのガイドラインに準拠させることで、受信トレイへの振り分けを最大限に高めることができます。Gmailユーザーに配信するメールの到達率を向上させるには、配信元ドメインを認証し、連絡先からの反応を維持し、適切な量のメールを配信する必要があります。また、配信前に受信者のタイムゾーンを分析し、リストを自然に増やして、6カ月ごとに整理してください。