時折、メールが連絡先に届く途中で紛失することがあります。これはいくつかの理由で発生する可能性がありますが、問題が起きた際には原因を特定し、解決することが重要です。この問題が発生した場合は、再発を防ぐ方法について以下をご確認ください。
受信者に確認する
紛失したメールの原因を突き止める最も簡単な方法は、送信側と受信側の両方から確認することです。ご自身のメール設定を確認し、受信者にも同様の確認を依頼しましょう。まずは次の手順をお試しください。
- フィルターを確認し、メールが他のフォルダーに振り分けられていないか確認してください。
- ご利用のメールクライアントのPOP/IMAP設定を確認しましょう。
- 受信者が誤ってメールを削除している可能性があります。ごみ箱フォルダーを確認するよう依頼してください。
- 連絡先に迷惑メール対策ソフトが有効になっていないか確認してもらいましょう。
- 迷惑メールフォルダーを確認してください。メールがそこに振り分けられている可能性があります。
- 受信者と送信者のアドレスがお互いの信頼できる連絡先リストに登録されているか確認しましょう。
法人向けフィルター
法人ドメインでのやり取りは、やや複雑になる場合があります。送信先の受信トレイに到達する前に、その他の制限が設けられていることがあります。上記の可能性もここで当てはまりますが、追加で注意すべきケースも存在します。
ファイアウォール — 通常、法人ネットワークではファイアウォールが設定されており、多くの営業メールはフィルターで除外されます。この問題を回避するには、法人の連絡先へ直接連絡を取るのが最善です。
POPとIMAP
Post Office Protocol(POP)およびInternet メッセージ Access Protocol(IMAP)は、リモートサーバーからメールをダウンロードするためのプロトコルです。これらのプロトコルのいずれかをデバイスと連携していない場合、メール通知を受け取れないことがあります。ご自身に最適なプロトコルを選択し、デバイスと連携してください。
バウンス事例
メールアドレスの検証に問題があると、メールがバウンスする場合があります。メーリングリストに誤りや無効なアドレスが含まれていないか必ずご確認ください。
隔離ゾーン
送信したメールが受信者のメールサーバーによって隔離されることがあります。これは、受信者の受信トレイがいっぱいの場合、未確認のアドレスから送信した場合、またはご自身のドメインに迷惑メールの苦情が寄せられている場合などに発生します。その際には、受信者に事情を連絡することをお勧めします。
しばらく経ってから再確認する
新しいキャンペーンを送信する際は、すぐに結果を確認したくなるものです。しかし、メールが即座に配信されない場合があることにご注意ください。時間をおいてから再度キャンペーンの状況を確認してみてください。少し時間が必要なだけの場合もあります。
大量送信または間隔送信
メッセージの送信頻度が多すぎたり少なすぎたりすると、メールが迷惑メールフォルダーに振り分けられるリスクがあります。目安としては、週に2通以内、月に1通未満が適切です。
エラーコード
一時的な失敗 - 400エラー
一時的な失敗の場合、送信先メールサーバーがSMTPエラーコード400〜499を返します。これは、メールサーバーが一時的にあなたのメールメッセージを承認できないことを意味します。このエラーを受け取った場合、受信者サーバーが混雑している可能性が高いです。通常、メールサーバーは最大5日間再送を試みます。4時間後には、遅延理由を説明する通知が送信者に送られる場合がほとんどです。
恒久的な失敗 - 500エラー
恒久的な失敗は、SMTPエラーコード500〜599が返される場合です。このコードは、メールサーバーがこのメッセージの配信を承認せず、再送を試みずに送信者へ返送すべきことを意味します。これらのエラーの主な理由は以下の通りです。
- 受信者のメールアドレスが存在しません。
- メールサーバーがこのアドレスからのメールをすでにホストしていない(例:アカウントが停止または削除された、顧客が新しいプロバイダーに移行したがドメインのMXデータを正しく更新していない)。
- 送信者が受信者のメールアドレスを誤って入力しています。
- 受信者側のスパムフィルターによってメッセージが拒否されました。
- 送信者のメールサーバーが要注意リストに登録されています。
Permanent errors は配信失敗メッセージを生成し、送信者に返送されます。
ワンストップソリューション
配信率の問題に対する最適な解決策は、受信者にあなたを連絡先リスト、アドレス帳、またはセーフセンダーリストに追加してもらうことです。これにより、ほとんどのフィルターや迷惑メール対策ソフトによって停止やブロックされる可能性が低くなります。