Zoho CRM の「カスタムビュー」と「フィルター」。この2つの機能は、Zoho CRM に保存された大量のデータの中から、特定の条件でデータを絞り込み、一覧で表示できる機能です。
しかし、出来ることが似ているため使い分けがいまいちわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、Zoho CRM のフィルターとカスタムビューの違いについて、見ていきましょう!
◎Zoho CRM のカスタムビュー
データを抽出する基準となる条件を独自で定義でき、その条件を元にデータを表示できます。よく利用するカスタムビューは保存でき、該当のデータをすぐに表示できます。また、他のZoho サービスや外部サービスとデータを同期する際に、カスタムビューを活用して、特定の条件にあてはまるデータだけを同期できます。
◎Zoho CRM のフィルター
ビューで絞り込んだデータの一覧に、さらに条件を設定したいときに利用します。
また、ビューと違い、動的な条件でデータを絞り込むことが可能です。例えば以下のような条件でデータを絞り込むことが可能です。
・Zoho CRMで送信したメールの開封状況
・特定の期間内にメモを追加したかどうか
・データに更新があったか など...
◎ビューとフィルターの活用例
以上を踏まえ、ビューとフィルターの利用例を紹介します。
(例1)セミナーで獲得した新規リードにフォローアップを行いたく、データを抽出したい
●ビュー
以下の条件でデータを抽出できます。
・今年度に作成されたデータ
・見込み客のステータスがアクティブ("失注"、"対応不要"以外の見込み客)
・見込み客のデータ元が"セミナー"
更に、特定のセミナーだけに参加した見込み客にフォローを行いたい場合...
●フィルター
・Zoho CRM のキャンペーンタブで作成した「Zylker CRM の初期設定と操作方法セミナー(4/15)」というセミナー に紐づいている見込み客
(例2)自分が担当している関東圏の見込み客に架電したく、データを抽出したい
●ビュー
以下の条件でデータを抽出できます。
・都道府県が"東京都"、"神奈川県"、"埼玉県"、"千葉県"のいずれか
・見込み客のステータスがアクティブ(="失注"、"対応不要"以外の見込み客)
・見込み客の担当者が自分(佐藤 宏)
更に、その中から今週アクションがあった見込み客を優先的に架電したい場合...
●フィルター
・今月中にメールを開封している
・今週中にメモの追加がされている
以上です。組み合わせて使用すると、かなり詳細にデータの抽出を行えます。
みなさまはどんなビューやフィルターを作成していますか?コメント欄で教えていただければ幸いです!
Zoho CRM のフィルターとビューの運用の違いについて
※フィルターとビューは無料プランからご利用可能です。
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