フリーメールの配信元アドレスによるメール到達率への影響
フリーメールアドレスとは、たとえば「patricia@yahoo.com」や「patricia@gmail.com」のように、Gmail、Yahoo!、AOL、Outlookなどのフリーメールサービスプロバイダーが提供するアドレスです。
メール到達率への影響
識別と信頼
メール受信者は、受信したメールの配信元を確認します。配信元を簡単に識別できれば、メールを開封する可能性は高くなります。受信者は、フリーメールの配信元アドレスから配信されたメールを読むことをためらう場合があり、迷惑メールに設定する可能性もあります。たとえば、
patrica.b@gmail.comからメールを受信した場合、受信者はメール配信元について疑問に思い、迷惑メールに設定する可能性があります。一方、配信元アドレスが
patrica.b@zylker.comであれば、受信者はすぐにZylkerという会社からのメールであると識別でき、そのように識別できることがドメインへの信頼につながります。配信元の識別についての詳細は、
こちらをクリックしてご参照ください。
- 迷惑メールの配信元は、配信元アドレスにフリーメールドメインを使用することが多いため、これらのドメインの信頼性は低くなる傾向があります。そのため、フリードメインの配信元アドレスを使用すると、そのメールは迷惑メールに振り分けられる可能性が高くなります。
- 多くのメールサービスは、ドメインの信頼性を保つために、DMARCポリシーに準拠して迷惑メールの受信を回避しています。つまり、フリーメールを使用すると、メールがバウンス(不達)になるリスクがあります。
- フリーメールアドレスを使用してメールを配信しても、受信者に対するブランドの存在感を強化することはできません。
フリーメールに対する制限
Yahoo!とAOLは、セキュリティ上の理由でDMARCポリシーを変更し、そのドメインアドレスを使用したキャンペーンメールの配信を制限しています。具体的には、他のメールサービスクライアントに対して、Yahoo/AOLサーバーを経由していないYahoo/AOL配信元アドレスからのメールを拒否するよう指示しました。Zoho Campaignsでフリーメールドメインの配信元アドレスを追加しようとすると、警告が表示されます。次の使用例をご確認ください:
- [配信元アドレス]タブのドロップダウンをクリックして、新しい配信元アドレスを追加します。
- [配信元アドレスの追加]ボタンをクリックします。
メールアドレスを入力し、緑色のチェックマークをクリックします。フリーメールのメールアドレス(例:
patrica.b@yahoo.com)の場合、「固有ドメインのメールアドレスを使用してください」のエラーメッセージが表示されます。

フリーメールの返信先アドレスを追加すると、同じエラーメッセージが表示されます。

他のフリーメール(Gmail、Outlookなど)を配信元アドレスとして追加すると、代わりに独自ドメインのアドレスを使用するよう求められます。
[設定]からフリーメールアドレスを追加しようとした場合の使用例は、次のとおりです:
- [設定]に移動して、[配信元の管理]を選択します。
ページの右上にある[配信元の追加]をクリックすると、ドメイン固有のメールアドレスを使用するよう促すエラーメッセージが表示されます。

メールサービスがDMARCポリシーの厳格化を選択した理由
機密情報(クレジットカード情報など)の取得を目的とした迷惑メールが増加したため、メールサービスプロバイダーは、DMARCポリシーに準拠することでメールセキュリティを強化するために、ポリシーに数点の変更を加えました。これらの変更により、正当な配信元からのメールのみが、受信者の受信トレイに届くようになります。
フリーメールは、迷惑メール配信元を含め、誰でもメール配信に使用できるため、正当なマーケティング担当者はメール配信に独自のビジネスドメインを使用してください。
メモ: Yahoo!やAOLは、そのドメインのメールを別のサーバーから配信することを既に制限しており、他のフリーメールサービスも同様に変更する可能性が高いと考えられます。そのため、フリーメールアドレスは使用しないことを推奨しています。
Gmailでのフリーメールを使用して配信されたメールの処理
Gmailは、フリーメールアドレスからのメールを迷惑メールフォルダーに振り分け、受信者ドメインを検証できなかったことを示すメッセージで受信者に警告します:

配信元アドレスの管理
- Zoho Campaignsアカウントに、ビジネスドメインの配信元アドレスを追加し、検証します。
- SPFとDKIMでドメインを認証します。
ベストプラクティス
独自のビジネスドメインを使用している場合、ドメインの信頼性、ひいてはメール到達率は、フリーメールの信頼性ではなく、自身のメール配信方法に依存します。独自のビジネスドメインを使用することで、受信者における信頼性、認知度、容易な識別を促進し、メール到達率の向上と制御や、事業拡大を達成できます。