GmailやYahoo!などのメール機能を提供するサービスでは、メールを到達させるためにさまざまな検証が行われます。たとえば、迷惑メールの要素が含まれていないか、受信者がこれまでに差出人からのメールに反応したことがあるかどうか(エンゲージメントの有無)、受信者の関心度が高いかどうかなどが検証されます。メールの到達率は、実際に受信トレイに到達したメールの件数と、迷惑メールフォルダーに到達したメールの件数を基に算出されます。
中でもGmailは、受信者によるメールへの反応(エンゲージメント)に重きを置いています。2018年以降、Gmailではメールの到達を決定する主な要因としてエンゲージメントを挙げています。また、Gmailでは、受信者によるメールへの関心度に関する分析も行われています。この関心度に関するデータに基づいて、ドメインに対する評価が行われます。この評価は、メールの到達率に影響する重要な要因の1つです。組織から配信するメールキャンペーンの到達率が伸びず、また、連絡先のほとんどがGmailユーザーの場合、Gmailを利用しているユーザーに対するメールのエンゲージメント率が低い可能性があります。
このような場合、このページで説明するメールの到達率を向上させる方法をぜひお試しください。以下で説明する手順や方法を取り入れることで、メールのエンゲージメント率や到達率を向上させることができます。
メールの配信先の絞り込み(ターゲティング)
一般的に、すべての人を対象とした抽象的なメールに比べて、特定の要件や内容が記載されたメールの方が受信者の興味を引く傾向にあります。メールの配信先を絞り込むことで、それぞれの見込み客に適したキャンペーンを配信し、エンゲージメント率を向上させることができます。エンゲージメント率を向上させることは、メールの到達率を向上させる重要な要因の1つです。メールの配信先を絞り込むには、見込み客の興味や関心を分析し、同様の興味や関心を持つ見込み客をグループ化し、それらの見込み客のグループに向けたキャンペーンメールを配信する必要があります。
メールの配信先の絞り込みに関する詳細については、こちらをご参照ください。
エンゲージメント効果の高いメールの作成
キャンペーンメールを作成する際、対象となる受信者の興味や関心を惹きつけるために、興味を持ってもらいやすいようにメールをデザインしたり、注意を惹く画像を挿入したり、簡単にアクセス可能な行動喚起(CTA)ボタンを追加したりしましょう。定期的にエンゲージメント効果の高いメールを配信することで、受信者によってメールが開封される機会を今まで以上に増加させることができます。開封率を高めることで、メール機能を提供するサービス側でメールが受信トレイに適切に配信されるように導くことができます。
A/Bテスト
A/Bテストでは、2種類のキャンペーンメールを作成して一部の宛先に配信し、それぞれのキャンペーンの成果を比較することができます。比較後、開封数やクリック数がより多かったキャンペーンを残りの宛先に配信することができます。テストのキャンペーンメールを作成する際には、件名をそれぞれ変えてみたり、行動喚起(CTA)ボタンを片方のメールにのみ追加したりすることができます。
A/Bテストに関する詳細については、
こちらをクリックしてください。
モバイル端末向けの最適化
現在、配信したメールはPC上で確認されるより、モバイル端末上で確認される傾向にあります。英国のマーケティング企業であるUpland Adestraの調査によると、受信者がモバイル端末からメールを確認する割合は62%といわれています。つまり、配信するメールキャンペーンをモバイル端末上で適切に表示されるように最適化することは、必要不可欠といっても過言ではありません。Zoho Campaignsには、モバイル端末向けのメールテンプレートが複数用意されています。これらのテンプレートを活用してテストを行うことで、デバイス端末上で適切に表示されるか確認することができます。モバイル端末向けのメールテンプレートを活用してメールキャンペーンを作成し、アクセスが簡単な行動喚起(CTA)ボタンを追加することで、メールに対するエンゲージメント率を向上させることができます。
フィードバックの依頼
フィードバックを依頼することで、配信したキャンペーンメールに関する意見や要望を聞くことができます。Zoho Campaignsでは、キャンペーンに関するアンケートが記載されたフィードバックフォームを受信者宛てに配信することができます。受け取ったフィードバックを参考に、配信するメールキャンペーンの質を向上させることができます。
配信元の識別
メールの配信元が認識されており、信頼できるメールは、エンゲージメント率が高い傾向にあります。メールを配信する際は、配信元の名前やメールアドレスが認識されやすいものか注意する必要があります。また、受信者の信頼度やエンゲージメント率を高めるために、メールの件数を簡潔にし、メール本文の形式を整え、誤解を招くような内容を記載しないようにする必要があります。
配信元が正しく識別されるようにメールキャンペーンを作成する方法については、
こちらをご参照ください。
返信先アドレスの設定
配信するメールキャンペーンに返信先アドレスが設定されていない場合、受信者にはメールに返信する方法がありません。一方的な連絡となってしまうため、迷惑メールと識別される可能性があります。返信先アドレスを設定することで、メール機能を提供するサービスによって迷惑メールと識別されなくなるため、メールの到達率やエンゲージメント率を向上させることができます。
配信時間の最適化
深夜帯に見込み客に対してメールを配信しても、メールが開封される可能性は低いです。また、結果として、メールへの登録が解除される可能性もあります。メールのエンゲージメント率を向上させるには、見込み客が活動している時間帯を把握し、開封が最も見込まれる時間帯にキャンペーンメールを配信する必要があります。
メールのエンゲージメント率は、メールマーケティングの効果を決める重要な要因です。組織のマーケティング戦略に適した、受信者にとって魅力のあるメールを作成し続けることで、メールのエンゲージメント率を向上させ、メールマーケティングの効果を最大限に高めることができます。