Amazon Connect連携の設定

Zoho CRMにAmazon Connectの電話連携を設定すると、Zoho CRM内ですべての営業通話を開始できます。Amazon Connectの電話番号からの通話を受信する際に発信者の情報を表示できるため、コミュニケーションを改善できます。

• Amazon Connect経由でのZoho CRMの連絡先との通話の発着信時に、Zoho CRMの連絡先の概要ビューを表示できます。
  
• Amazon Connect経由の発着信通話はすべてZoho CRMに自動的に記録され、通話履歴を表示できます。
  
• Zoho CRMからの通話の終了時に、フォローアップ活動を追加できます。 
  

メモ 

• Amazon Connect連携には、Amazon Web Services（AWS）アカウントが必要です。
  
• また、AWSアカウントにAmazon Connectインスタンスを設定する必要があります。
  
• Amazon Connect連携を有効にできるのは、Zoho CRMアカウントの管理者のみです。
  
• 管理者がAmazon Connect連携を有効にすると、すべてのユーザーに対して連携が有効になります。Zoho CRMの組織アカウント内のすべてのユーザーは、自分の認証情報を使用してAmazon Connectにログインする必要があります。
  

この連携を開始する前に、Amazon Connectインスタンスにアクセスするために、Zoho CRMドメインをホワイトリストに登録してあることをご確認ください。次の手順を実行します：

1. Amazon Web Services（AWS） アカウントにログインするか、サインアップして新しいアカウントを作成します。
   
2. 次に、Zoho CRMドメインがインスタンスにアクセスできるようにします。これには、次の手順を実行します： 
   
   • Amazon Connect コンソールにアクセスします。
     
   • 使用可能なインスタンスの一覧から目的の インスタンスエイリアス をクリックするか、必要に応じて新しいインスタンスを作成します。
     
     
     
   • 次に、 ［アプリケーションの連携］ リンクをクリックします。
     
     
     
   • ［アプリケーションの連携］ ページで、 ［連携元の追加］ をクリックします。
     
     
     
   • 初期設定の連携元URLは、「https://phonebridge.zoho.com」です。 ［連携元の追加］ポップアップで、適切な連携元URLを入力し、 ［追加］ をクリックします。
     同時に、使用する各サービスのドメインをホワイトリストに登録します。たとえば、Zoho CRMの場合は 「 https://crm.zoho.com/ 」です。
     
     
     
     

     ドメイン（ https://phonebridge.zoho.com/ ）が ［承認済みの連携元］ セクションに表示されます。
     
     

     
     
     
     
     Amazonコンソールページから、必要な インスタンスエイリアス 名を書き留めてください。このデータは、Zoho CRMアカウントからAmazon Connectにログインするために使用します。 

メモ 

• 連携元URLのドメインは、場所によって異なります。たとえば、場所がヨーロッパの場合、連携元URLは 「 https://phonebridge.zoho.eu/ 」 になります。
  
  
  
  

Zoho CRMドメインをホワイトリストに登録した後、Zoho CRMアカウントにAmazon Connectを設定します。

Zoho CRMでAmazon Connect連携を設定するには、次の手順を実行します：

1. Amazon Connect連携の有効化
   
2. Zoho CRMでAmazon Connectアカウントにログイン
   
   

Amazon Connect連携の有効化

Amazon Connect連携を有効にするには

1. ［設定］→［チャネル］→［電話］ に移動します。
   
2. 使用可能なPhoneBridge（電話連携）連携の一覧から、  ［Amazon Connect］  を選択します。
   
   
   
   
   
   
   
3. ［有効にする］ をクリックします。
   
   
   
    
   
   

メモ 

• ［有効にする］ をクリックした後、ページが自動的に更新されるまでしばらくお待ちください。 Amazon Connectへのログイン 画面が表示されるまで、他の場所をクリックしないでください。
  

Amazon Connectへのログイン

Amazon Connect連携を有効にすると、Zoho CRMからAmazon Connectアカウントにログインするように求められます。

1. AmazonコンソールでZoho CRM用に作成した インスタンスエイリアス 名を入力します。
   
   
   
2. すぐにアカウントにログインする場合は、 ［Amazon Connectにログイン］ をクリックします。
   
3. Amazon Connectへのログインページ に移動し、ログイン認証情報を入力して ［ログイン］ をクリックします。
   
   
   
4. 後でログインする場合は、ページ右下の ［電話］ アイコンを使用すると、Amazon Connectへのログイン画面にアクセスできます。
   
   
   
   

Amazon Connect連携の使用

Zoho CRMでAmazon Connect連携を有効にし、Zoho CRMとAmazon ConnectソフトフォンでAWSアカウントにログインすると、この連携を使用できるようになります。通話の着信、発信通話の開始、Zoho CRM内からのフォローアップ活動の追加が可能です。

通話の着信 

通話の発信

Zoho CRMの連絡先への発信通話が開始されると、Amazon Connect経由で通話が行われます。

Zoho CRMから発信通話を開始するには

1. 目的のデータをクリックします。
   
2. データの詳細 ページで、電話番号の横にある ［電話］ アイコンをクリックします。
   
   これでAmazon Connect経由の通話が開始されます。
   
3. ［通話の終了］画面のフォローアップオプションを使用して、通話を追加したり、タスクや予定を割り当てたり、通話の詳細を追加したりすることができます。
   
   
   

フォローアップ活動

Amazon Connect経由の通話の終了時に、Zoho CRMの ［通話の終了］ 画面から、次の活動のいずれかまたはすべてを実行できます。これらの活動は、各データに自動的に関連付けられます。

• フォローアップ通話の追加
  
  
  
• フォローアップタスクの追加
  
  
  

通話履歴の表示

Zoho CRMにおけるAmazon Connect経由の発信、着信、不在着信、未応答の通話は、 ［通話］ タブに自動的に記録されます。

通話履歴を表示するには

1. ［通話］ タブをクリックします。
   
2. ［すべての通話］ リストビューを選択します。
   
3. 目的のデータをクリックすると、詳細が表示されます。
   
   

Amazon Connectブラウザー通話

ソフトフォンを使用せずに、ブラウザーから直接発信できます。ブラウザー通話を使用すると、Zoho CRMアカウントとAmazon Connectアカウントを切り替えることなく、Zoho CRMから直接電話をかけることができます。

初期設定では、ブラウザー経由で発信できるように、通話設定ポップアップで通話設定に ［ブラウザー］ が選択されます。

 

メモ 

• 保留、保留解除の機能は、［ブラウザー］オプションを選択した場合にのみ、ポップアップに表示されます。
  
• ブラウザー通話は、Chrome 29以降とFirefox 47以降でのみ利用できます。
  

また、要件に応じて、独自の電話番号を使用して発信することもできます。

Amazon Connect連携の無効化

Amazon Connect連携はいつでも無効にできます。Zoho CRMアカウントの管理者のみが、連携を無効にできます。

Amazon Connect連携を無効にするには

1. ［設定］→［チャネル］→［電話］ に移動します。
   
2. ［無効にする］ をクリックします。
   
   
   

メモ 

• Amazon Connect連携を無効にすると、Zoho CRMからAmazon Connect経由で発信できなくなります。
  
• 管理者がAmazon Connect連携を無効にすると、組織アカウント内のすべてのユーザーに対して連携が無効になります。
  
• 連携が無効になる前に入力された通話の詳細情報は、そのまま残ります。