概要
Zoho CRMの住所の項目では、住所に関する情報を効率よく登録、管理できます。複数の項目に分けて住所を入力したり、1件の項目にまとめて入力したりする代わりに、1件のセクションに住所をまとめて整理することが可能です。これにより、住所の入力操作を簡単に行うことができます。また、レポートの作成、フィルターの適用、自動化処理の設定、テリトリーの計画などの操作や処理を行う際にも役立ちます。

住所の項目には、国、都道府県、郵便番号などの住所の各要素がまとめて表示されます。必要に応じて、個別の要素のみを表示/更新することも可能です。
住所の項目の利用例
住所の項目は、要件に応じてさまざまな用途で利用できます。住所の項目の主な利用例は、以下のとおりです。
- 営業チームは、顧客の国や都道府県に応じてテリトリーを分類できます
- 輸送チームは、顧客の郵便番号や地域に基づいて配送ルートを設定できます
- マーケティングチームは、地域に応じたキャンペーンを実施できます
- 担当者は、顧客の住所情報をもとに訪問経路を計画できます
住所の項目を活用することで、業務の効率化を図り、生産性を高めることが可能です。
この機能を利用できるプランと制限事項
- 対応しているプラン:プロフェッショナル、エンタープライズ、アルティメット
- 対応しているタブ:ユーザータブ、関連付けタブ、活動タブ(タスク、通話、予定)を除くすべてのタブ
- 制限事項:1件のタブに追加できる住所のカスタム項目の上限は、2件です。
住所の項目の各種操作
住所の項目の追加
住所の項目には、複数の項目が含まれています。住所の項目のセクションに、以下の8種類のサブ項目がまとめて表示されます。
- 国/地域
- 建物名/マンション・アパート名
- 町名・番地
- 市区町村
- 都道府県
- 郵便番号
- 座標(緯度、経度)

これらの情報がまとめられ、住所として識別されます。
レイアウト内に住所の項目を追加するには
- [設定]→[カスタマイズ]→[タブと項目]の順に移動します。
- カスタマイズするタブを選択し、レイアウトの編集画面を開きます。
- 画面左側のパネルから住所の項目をドラッグ&ドロップします。

- 表示されたポップアップ画面で、以下の操作を実行します。
- 項目名を入力します。
- 建物名/マンション・アパート名の項目が必要かどうかを選択します。
- 必要に応じて、ドロップダウンから標準の国を選択します。
- 他の設定を指定します。項目を公開として設定したり、ツールチップを表示したりできます。
- [完了する]をクリックします。
- レイアウトを保存します。
保存後、データの作成/複製ページ、フォームの編集画面、かんたん作成の画面、データの詳細ページなどのすべての場所に住所の項目が表示されます。
項目の権限
- ユーザーに対して、住所の項目へのアクセス権限を割り当てることができます。

- 住所の項目内のサブ項目に関して、個別に権限を設定することはできません。ただし、必要に応じて各サブ項目の入力を必須/任意に設定できます。

住所の項目の利用
- データの作成ページには、住所の項目が1件のセクションとして表示されます。セクション内には、サブ項目が表示されます。
- データの詳細ページでは、住所の項目は簡易的にまとめて表示されます。編集アイコンをクリックすると、住所を編集するためにポップアップ画面が表示されます。こちらの画面からサブ項目の内容を編集することが可能です。
他の設定や機能での住所のデータの利用
住所の項目に追加したデータは、Zoho CRMの他の設定や機能内で利用できます。住所の詳細をもとにフィルターを適用したり、自動化処理に関する条件を設定したりすることが可能です。
- フィルターと条件:タブ内のデータに対してスマートフィルターを適用したり、データ一覧やレポートの条件を適用したりする際に、住所のデータを利用できます。国、都道府県、市区町村などのサブ項目の値を選択し、詳細な条件を設定することも可能です。
たとえば、スマートフィルターを適用するにあたって、国に「日本」を選択し、都道府県に「神奈川県」を選択することができます。

同様に、都道府県が「神奈川県」のデータを抽出してデータ一覧を作成することも可能です。対象地域を絞った営業活動を行う際に役立ちます。

- データ一覧:一覧表示、かんばん表示、グリッド表示、レポート、ダッシュボード、関連リストなどでデータを表示するにあたって、住所の詳細を表示するかどうかを選択できます。選択するには、列の管理画面を開きます。こちらから、すべての住所の項目を表示したり、都道府県や市区町村などの一部の項目のみを表示したりするように設定することが可能です。
たとえば、テリトリー管理者は、連絡先の一覧表示において都道府県、市区町村、町名・番地を表示するように設定できます。これにより、一覧表示上から顧客の地域をひと目ですばやく特定することが可能です。

国と都道府県の値の管理
住所の項目には、国と都道府県に関する標準の共通選択リストが用意されています。住所を手動で入力したり、入力規則を設定したりする手間を省くことができます。ユーザーが国を選択すると、該当の国の都道府県が抽出、表示されます。こちらから値を選択することで、入力ミスを防ぐことが可能です。また、「ニューヨーク」や「NY」などの表記の揺れを防ぐのにも役立ちます。
特定の地域に限定したリストを作成することもできます。たとえば、国内において営業の対象地域が限られている場合、対象の都道府県のみをリストに追加することが可能です。共通選択リストの管理は、設定画面から行うことができます。
国と都道府県の値を管理するには
- [設定]→[カスタマイズ]→[タブの項目]→[共通選択リスト]の順に移動します。
- 国と都道府県の共通選択リストを開きます。

- 編集画面に移動して、要件に合わせて値を追加、削除、編集します。
- [保存する]をクリックします。
設定後、追加した値が住所の項目に表示されます。
無効な値の処理方法の設定
国と都道府県のリストを設定するにあたって、指定した値以外の値の入力を制限したり、無効な値が入力された際の処理方法を指定したりできます。これらの設定を行うには、以下の手順を実行します。
- [設定]→[カスタマイズ]→[タブの項目]→[共通選択リスト]の順に移動します。
- 国と都道府県の共通選択リストを開きます。
- 住所の更新設定のボタンをクリックします。

- 表示されたポップアップ画面で、以下の操作を実行します。
- 設定されている国と都道府県の値のみを許可する場合、チェックボックスにチェックを入れます。

- 無効な値が入力された際の処理方法として、以下のいずれかを選択します。
- 無効な値をスキップしてデータを保存する:国、都道府県の無効な値を無視して、他の詳細を保存/更新します。
- データの保存/更新を停止する:有効な値が入力されるまで、データを保存/更新できないようにします。

メモ:API V9以降のバージョンでは、データを作成/更新することはできません。V9以前のバージョンの場合、選択内容に関する影響はありません。
留意事項
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緯度:「-90」から「+90」の間にする必要があります。
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経度:「-180」から「+180」の間にする必要があります。
範囲外の値を入力すると、データは更新されません。
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国/地域と都道府県/州のコードを使用して住所を更新できます。
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国/地域と都道府県/州の両方を更新する場合、それぞれのコードを入力します。
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都道府県/州のみを更新する場合、国/地域のコードに加えて都道府県/州のコードを入力する必要があります。両方のコードを入力しない場合、都道府県/州の値は更新されません。
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国/地域を更新する場合、更新後の国/地域に該当する都道府県/州の値が保持されます。該当しない都道府県/州の値は削除されます。
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Webフォーム
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項目の更新の処理
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サブ項目に関する差し込み項目(自動化処理によるデータの作成、プロセス管理の処理)