
この機能は段階的に公開中です。現在、この機能を利用できるのはインド(IN)のデータセンターのアカウントを持つユーザーのみです。
新規ユーザーの場合、見込み客、連絡先、取引先、仕入先、見積書、請求書、受注書、発注書の各タブの標準の住所の項目において、新しい形式が適用されます。
既存ユーザーの場合、レイアウトの編集画面から住所の項目を手動で追加できます。
Zoho CRMの住所の項目では、住所に関する情報を効率よく登録、管理できます。複数の項目に分けて住所を入力したり、1件の項目にまとめて入力したりする代わりに、1件のセクションに住所をまとめて整理することが可能です。これにより、住所の入力操作を簡単に行うことができます。また、レポートの作成、フィルターの適用、自動化処理の設定、テリトリーの計画などの操作や処理を行う際にも役立ちます。
住所の項目には、国、都道府県、郵便番号などの住所の各要素がまとめて表示されます。必要に応じて、個別の要素のみを表示/更新することも可能です。
住所の項目の利用例
住所の項目は、要件に応じてさまざまな用途で利用できます。住所の項目の主な利用例は、以下のとおりです。
住所の項目を活用することで、業務の効率化を図り、生産性を高めることが可能です。

住所の項目には、複数の項目が含まれています。住所の項目のセクションに、以下の8種類のサブ項目がまとめて表示されます。
これらの情報がまとめられ、住所として識別されます。
レイアウト内に住所の項目を追加するには
保存後、データの作成/複製ページ、フォームの編集画面、かんたん作成の画面、データの詳細ページなどのすべての場所に住所の項目が表示されます。

住所の項目に追加したデータは、Zoho CRMの他の設定や機能内で利用できます。住所の詳細をもとにフィルターを適用したり、自動化処理に関する条件を設定したりすることが可能です。
住所の項目には、国と都道府県に関する標準の共通選択リストが用意されています。住所を手動で入力したり、入力規則を設定したりする手間を省くことができます。ユーザーが国を選択すると、該当の国の都道府県が抽出、表示されます。こちらから値を選択することで、入力ミスを防ぐことが可能です。また、「ニューヨーク」や「NY」などの表記の揺れを防ぐのにも役立ちます。
特定の地域に限定したリストを作成することもできます。たとえば、国内において営業の対象地域が限られている場合、対象の都道府県のみをリストに追加することが可能です。共通選択リストの管理は、設定画面から行うことができます。
国と都道府県の値を管理するには
設定後、追加した値が住所の項目に表示されます。
国と都道府県のリストを設定するにあたって、指定した値以外の値の入力を制限したり、無効な値が入力された際の処理方法を指定したりできます。これらの設定を行うには、以下の手順を実行します。

留意事項
更新時の住所の確認
住所の項目内のサブ項目を更新する際には、住所全体の内容が正しく入力されていることを確認してください。一部のサブ項目を変更することで他のサブ項目にも影響がある場合は、必要に応じて他のサブ項目も更新してください。
座標の範囲
緯度:「-90」から「+90」の間にする必要があります。
経度:「-180」から「+180」の間にする必要があります。
範囲外の値を入力すると、データは更新されません。
国/地域と都道府県/州のコード
国/地域と都道府県/州のコードを使用して住所を更新できます。
国/地域と都道府県/州の両方を更新する場合、それぞれのコードを入力します。
都道府県/州のみを更新する場合、国/地域のコードに加えて都道府県/州のコードを入力する必要があります。両方のコードを入力しない場合、都道府県/州の値は更新されません。
国/地域を更新する場合、更新後の国/地域に該当する都道府県/州の値が保持されます。該当しない都道府県/州の値は削除されます。
住所の項目に対応していない場所
Webフォーム
項目の更新の処理
サブ項目に関する差し込み項目(自動化処理によるデータの作成、プロセス管理の処理)
「導入したばかりで基本操作や設定に不安がある」、「短期間で集中的に運用開始できる状態にしたい」、「運用を開始しているが再度学び直したい」 といった課題を抱えられているユーザーさまに向けた少人数制のオンライントレーニングです。
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