Avaya Cloud Officeは、インターネット上で電話機能を利用できるクラウドサービスです。業務でのやりとりを円滑に行うのに役立ちます。通話の管理、音声ミーティングやビデオミーティングの主催、通話の割り当て機能の設定など、さまざまな操作をどのデバイスからでも行うことが可能です。Avaya Cloud OfficeとZoho CRMとの連携によるメリットは、以下のとおりです。
Avaya Cloud Office連携を有効にすると、Avaya Cloud Officeアカウントにログインするように促されます。
Avaya Cloud Officeを有効にし、Avaya Cloud OfficeアカウントとAvaya Cloud Officeソフトフォンにログインすると、Avaya Cloud Office連携の設定は完了です。Zoho CRMで着信通話の受信、発信通話の開始、フォローアップ活動の追加などの操作が行えるようになります。
Avaya Cloud Officeを通じてCRMの連絡先から着信を受け取ると、その連絡先の概要が着信画面に表示されます。
通話の終了後の画面では、連絡先に対して通話やタスクのフォローアップ処理を追加することができます。
Zoho CRMから連絡先への通話の発信は、Avaya Cloud Officeを通じて行われます。
Avaya Cloud Officeを通じた通話の終了後、
通話の終了
画面では次のいずれかの操作を行うことができます。これらの操作を通じて追加されたデータは、通話先に自動で関連付けられます。
Avaya Cloud Officeを通じて行われた発信通話、着信通話、未応答の通話のデータは、
[通話]
タブに自動で記録されます。
Avaya Cloud Officeのブラウザー通話機能を利用すると、CRMアカウントとAvaya Cloud Officeを切り替えずにCRMから直接通話を開始することができます。この拡張機能では、WebRTCプラグインがインストールされます。これにより、ブラウザーからの通話をリアルタイムで簡単に行うことが可能です。
ブラウザーから通話を行うには、電話番号の選択画面で[Browser]を選択する必要があります。また、受信者に対して表示される発信者IDを設定することができます。Zoho CRMからの発信時に、受信者がAvaya Cloud Officeの発信者IDを基に発信者を簡単に識別できるようになります。
ブラウザーからの通話時は、ソフトフォンを使用する必要はありません。このため、CRM内で着信通話に直接対応することもできます。
必要に応じていつでもAvaya Cloud Office連携を無効にできます。連携を無効にできるのは、電話連携を管理するZoho CRMアカウントの管理者のみです。
Avaya Cloud Officeのブラウザー通話機能を利用すると、CRMアカウントとAvaya Cloud Officeを切り替えずにCRMから直接通話を開始することができます。この拡張機能では、WebRTCプラグインがインストールされます。これにより、ブラウザーからの通話をリアルタイムで簡単に行うことが可能です。
以下では、ユーザーのネットワーク環境における接続要件の各要素について説明します。
ファイアウォールの設定には、通信回線、LANケーブル、モデムなどのWAN(ワイドエリアネットワーク)との接続に必要な機器の設定が含まれます。ファイアウォールの設定を行うことで、TCPやUDPなどの通信プロトコルによるデータ送信やポート管理を行うことができます。これにより、Avaya Cloud Officeを使用してブラウザーからインターネットを通じて通話を行えるようになります。またポートを開放し、クライアントサーバーがリモートサーバーとデータを交換する時間を確保するように設定することも可能です。
ルーターとは、複数の異なるネットワーク間でデータのやりとりを行うための通信機器です。データの宛先情報を基にデータを転送する経路を選択します。また、送信するデータの優先順位付けや制御などの機能も備えています。
ファイアウォールでのアクセス制御では、対象ユーザーのネットワークとインターネットサービスを提供する事業者のIPアドレスに対して許可する各種ポートを設定することができます。通話機能に必要な各種のアプリケーションに対して、データ通信を許可することが可能です。これにより、通話データを制御したり、ブラウザー通話機能の利用者間での接続を確立したりすることができます。
WebRTCとは、ブラウザーを通じて複数のコンピューター間でリアルタイムに通信を行うための技術です。拡張機能やプラグインをインストールせずに利用することができます。また、WebRTCはさまざまなブラウザーに対応しています。エンドユーザーとリアルタイムでやりとりを行うことが可能です。Avaya Cloud Officeでブラウザー通話を設定する前に、次のポートを開放する必要があります。
トラフィックの種類
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プロトコル
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送信元ポート番号
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宛先ポート番号
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シグナリングとメディア(WebRTC)
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HTTP/TLS/TCP、STUN/UDP
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5060、6182、8080、8083
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5060、6182、8080、8083
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Avaya Cloud Officeのネットワーク要件に関する詳細については、
こちらをクリック
してください。
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