1. パイプラインを作成したところ、商談データの[ステージ]項目を更新できない
通常、パイプラインを作成しただけの状態では、[ステージ]項目を更新できなくなることはありません。
ただし、項目の依存関係、ブループリント、レイアウトルール、入力規則が[ステージ]項目に基づいて作成されている場合、[ステージ]項目を更新することはできなくなります。
2. APIを使用してHubSpotからZoho CRMに移行する際にパイプラインとステージの関連付けを変更したい
初期設定では、HubSpotのステージとパイプラインは、Zoho CRMの[ステージ]と[パイプライン]の項目に自動で関連付けられます。APIによる移行中にこの関連付けを変更することはできません。
項目の関連付けを変更したい場合、HubSpotからデータをスプレッドシート形式でエクスポートして、データをZoho CRMに手動でインポートすると、項目の関連付けを手動で変更できます。
3.サンドボックス(テスト環境)からパイプラインを適用しようとする際に、時間をおいて再試行するか、サポート窓口に問い合わせるようにとのメッセージが表示される
この場合、一度にすべてを適用するのではなく、最初に項目を適用し、続いてレイアウト、最後にパイプラインを適用するようにします。
問題が解消しない場合は、サポート窓口にお問い合わせください。
4. 新しいパイプラインを作成し、既存の標準パイプラインを削除したところ、削除したパイプラインに登録されていたステージが、かんばん表示においてまだ表示される
ステージの値が、ステージと確度の関連付けのページで関連付けられている場合、ステージはかんばん表示にも表示されます。
ステージと確度の関連付けからステージの値を削除するには、[設定]に移動し、[カスタマイズ]から[タブと項目]を選択します。[商談]にマウスのカーソルを重ね、[ステージと確度の関連付け]を選択し、一覧からステージの値を削除します。
5. [設定]ページで[カスタマイズ]の一覧に[パイプライン]がない
[タブを並び替える]画面で[商談]タブが有効になっているかどうかを確認します。有効にするには、[設定]→[カスタマイズ]→[タブと項目]→[タブを並び替える]に移動して、[商談]を有効にします。次に、[商談]タブに関する権限を有効にします。有効にするには、[設定]→[セキュリティ設定]→[権限]に移動します。
商談タブの権限の部分まで画面を下にスクロールして、権限が有効になっていない場合は、有効にします。
6. かんばん表示が選択されているとき、標準パイプラインに該当するステージのみが表示されずに、ステージと確度の関連付けにあるすべてのステージが表示される
複数のパイプラインが作成されている場合にかんばん表示を選択すると、初期設定で[すべてのレイアウト]が表示されます(すべてのパイプラインのステージが使用可能な状態になります)。特定のパイプラインを選択すると、対象のパイプラインにあるステージのみが一覧表示されます。
7. ブループリントに登録されているパイプラインについて、[ステージ]項目を編集/削除したい
データにブループリントが適用されると、データがロックされてしまうため、[パイプライン]の[ステージ]項目を編集/削除することはできません。
8. パイプラインに関する情報をAPIで送信する際、以下のようなエラーメッセージが表示される
"{
"code": "OAUTH_SCOPE_MISMATCH",
"details": {},
"message" : "invalid oauth scope to access this URL(OAuthスコープが無効であるためこのURLにアクセスできません)",
"status": "error(エラー)"
}"
APIリクエストでアクセストークンがパラメーターとして指定され、生成したアクセストークンにパイプラインのスコープが含まれていることをご確認ください。
まず、[設定]→[タブと項目]→[商談]に移動して、適切なレイアウトIDを使用していることを確認します。また、対象のレイアウトを開き、URLからIDをコピーしてコード内に貼り付けます。コード内に含めるパイプラインのスコープは次のとおりです。
scope=ZohoCRM.settings.pipeline.ALL
9. パイプラインを削除しようとしても、パイプラインの項目は削除できないとのエラーメッセージが表示され、削除できない
[商談]タブにおいて、または、ブループリントを通じて、パイプラインがデータに関連付けられている場合、パイプラインを削除することはできません。まず関連付けを解除してから、パイプラインを削除してください。
10. パイプラインを作成した場合のダッシュボードにおける、[ステージ]項目に基づくデータの並び順
ダッシュボードにおいて[ステージ]項目に基づくデータは、パイプラインに関係なく、初期設定の並び順(ステージの値が作成された順)で表示されます。
たとえば、ある日に、ステージの値「要件確認」を作成し、その次の日に、別の値「見込み精査」を作成したとします。ダッシュボードをステージの値によって並び替えると、「要件確認」が先に、「見込み精査」が次に表示されます。
11. 商談データのパイプラインを変更しようとすると、エラーが発生する
項目の依存関係の設定において[ステージ]項目が使用されていないか、また、レイアウトルールが[ステージ]項目に基づいて作成されていないかをご確認ください。